小豆をギョーザの具に!?なぜか英国で大人気のおかずアレンジ
ボッティング大田朋子
2018.10.01
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日本では和菓子の甘味として定番の小豆。じつは、イギリスでは意外にもおかずとして人気が急上昇中なんです。

これまで海外7か国に住み、海外事情や異国文化に関する執筆も多いイギリス在住のライター、ボッティング大田朋子さんが、イギリスでの意外な小豆の使われ方をレポートしてくれました。

イギリスで小豆を使った料理がブーム!ギョーザに入れるテクニックも

小豆を使った料理
イギリスで小豆(Adzuki beans)が人気上昇中のワケは?
私たち日本人になじみのある食材が、近年イギリスではやっています。
“Adzuki beans”や“Aduki beans”などと表記されるその食材は、「小豆」です!

イギリスでは、和菓子に使われるあんこは「豆が甘いのや食感が苦手」という声もあるのですが、おかずの食材としての小豆はウケがよく、とくにベジタリアンやビーガン(完全菜食主義者)を筆頭に健康志向が強い人たちの間で人気上昇中です。

●栄養価が高くかつ値段もお手頃で、食卓の味方に

とはいえ、どうして小豆が注目されているのでしょうか?

そもそもイギリスでは、豆を食べる習慣が身近です。定番の朝食「イングリッシュブレックファースト」にも出てくる「ベイクドビーンズ」はインゲン豆をトマトソースで煮たもの。
加えて、栄養価が高くかつ値段もお手頃といった理由で、赤インゲン豆、青エンドウ、ヒヨコ豆など「豆」が近年注目されている背景があります。

そんな豆類のなかでも「サイズが小さくて短時間で調理できる」「タンパク質や食物繊維、ビタミンB群を非常に豊富に含み、女性に不足しがちな鉄分も豊富」といった理由から、小豆を選ぶ人が増えている、というわけです。

普通のスーパーでも小豆の水煮缶が売られているんですよ!
「アズキ」の呼び方が世界共通なのが興味深いですよね。400グラム缶のお値段55ペンス(約75円)という値段のお手軽さも魅力!

レシピとしては、サラダやシチュー、ミートボールに使われることが多いです。簡単ながらイギリスの一般的な小豆レシピを紹介させていただきますね。

●家にあるものを合わせるだけ!お手軽さがうれしい小豆サラダ

小豆サラダまずは「小豆サラダ」。トマト、セロリ、タマネギ、ニンジン、ビーツ、パプリカなど、家にある野菜と小豆を混ぜ、ドレッシングであえるだけ! クスクスやブルグル(乾燥ひきわり小麦)といった粒感のある食材を加えると、よりバラエティーが広がります。

ドレッシングは「塩・コショウにエキストラバージンオリーブオイル」が基本。そこにレモンを絞ってもグッド!
さらに私のおすすめは、「バルサミコ酢:マスタード:はちみつ=1:1/2:1/4」にオリーブオイルを少しずつ加え、塩で味をととのえたドレッシング。粒マスタードを加えてもおいしいです。

●持ち寄りパーティでも華やか

持ち寄りパーティサラダに小豆が入るだけで特別感がでるので、持ち寄りパーティーにも使えますよね。

●トマトシチューに入れて栄養アップ!

トマトシチューシチューやスープの具材としても使えます。手軽に栄養価をプラスできます。

●ひき肉だねに混ぜてヘルシーハンバーグ

ヘルシーハンバーグひき肉だねに小豆を混ぜて、ミートボールやハンバーグの具材としても活躍。

●ギョーザに小豆を入れたら子どもも食べやすい

ギョーザわが家の子どもたちは豆の形そのものが見えるとあまり食べたがりません。
なのでギョーザの具材に小豆を混ぜたあと、とろけるチーズを入れることで小豆の姿を隠しつつ、小豆パワーを与えています!

それにしても、あらゆるメニューに合うのも小豆のすごいところ。簡単に加えられる栄養価アップ食材として、毎日の食卓にうまく取り入れたいですね。

●教えてくれた人
【ボッティング大田朋子さん】

同志社大学商学部卒。ドイツ、インド、メキシコ、アルゼンチンで外資勤務、起業の後、2011年からスペインへ。現在イギリス在住。執筆参加著書に『値段から世界が見える!日本よりこんなに安い国、高い国 』(朝日新書刊)など多数。英国人パートナーと多言語を話す息子、娘の4人暮らし。ブログ「世界が拠点な生き方☆世界が拠点な子育て」を更新中

値段から世界が見える!日本よりこんなに安い国、高い国


世界20ヵ国のさまざまな「お値段」を徹底解明。「そんなものがなぜ高いの?」「これがそんなに安いとは!」という素朴な興味を入り口に、「いくつかの国が共通で抱える悩み」や「その解決への取り組み」を浮き彫りに!