12月といえばクリスマス。今年は、おうちでまったりとクリスマスパーティを楽しんでみませんか?
クリスマスカラーの赤や緑をテーブルコーデに取り入れる人も多いはず。じつは、クリスマスと関係性の強い赤いリンゴがあるだけでも食卓が華やかになるんです。
そんなリンゴの魅力やおいしい食べ方、そして人気の夫婦料理家のぐっち夫婦にパーティを彩るリンゴレシピを教えてもらいました。

ぐっち夫婦
レシピ提案をしてくれるのはぐっち夫婦。クリスマスはリンゴを使ったごちそうで盛り上げませんか?

青森県産リンゴ。美容効果も抜群!おすすめの食べ方とは?

リンゴといえば青森県が有名ですよね。青森産リンゴの今の旬は、晩生種の「サンふじ」と「王林」です。11月上旬から収穫され、まさに今、スーパーなどで見かけることが多いはずです。

●今が旬のリンゴ。それぞれの特徴

リンゴ
左がサンふじ、右が王林

旬のリンゴは酸味や甘み、そして食感までとてもフレッシュ。購入したらぜひ新鮮なうちに食べるのがおすすめ。
それぞれの特徴はこちら。

◆サンふじ

甘さ・酸味・食感すべて揃ったリンゴの王様。産地では「無袋ふじ」とも言い、袋をかけずに栽培して太陽をたくさん浴びて育つサンふじは、「蜜」が入りやすい品種の代表格でも。

◆王林

香り高く、黄色系リンゴのパイオニア的存在。青森県での生産量はふじに次いで2番目に多く、昔から根強いファンが多い品種です。甘さと爽やかな香りが、ヨーグルトの酸味と良く合うから、一緒に食べるのもおすすめです。

●リンゴのおすすめの切り方。丸ごと栄養が摂取できる「スターカット」

リンゴの皮、そして皮の近くの部分には、果肉部分以上に食物繊維やビタミンCなどの栄養が詰まっていることから、
・生活習慣病の予防
・高血圧の予防
・便秘改善
・整腸作用
・貧血予防
・太りすぎ予防
などに効果が期待できます。

青森県りんご対策協議会がおすすめする食べ方は、リンゴを横にしてお好みの幅に輪切りにするだけのカット法。真ん中の芯の部分が星☆の形に見えることから「スターカット」と呼ばれています。

リンゴをカットした様子

こちらの切り方のいいところは、皮や皮の近くに多い食物繊維やビタミン類をムダなく摂れること。皮をむいてしまうよりも、ビタミンEは4倍、ビタミンCや食物繊維もアップするんです。さらに、果肉に対して皮の面積が少ないから、皮つきでも食べやすく、まだ噛む力が弱い小さなお子さまや、ご年配の方にもおすすめの切り方です。

スターカットを動画でも解説!詳しくはこちら

●リンゴの嬉しい美容成分「プロシアニジン」とは?

リンゴに含まれる成分で近年注目されているのが、抗酸化物質の代表格とも言える「ポリフェノール」。
抗酸化物質はカラダの免疫機能低下を引き起こす活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除いてくれます。リンゴポリフェノールはさまなポリフェノール類で構成されていますが、全体の半分以上を占めるのが「プロシアニジン」です。美白、育毛、抗アレルギー&免疫、内臓脂肪軽減、糖代謝サポートと美容と健康に嬉しい効能がもりだくさん。

今回紹介している「サンふじ」「王林」にもプロシアニジンが豊富に含まれていて、もちろん果皮だけでなく果肉にも豊富に含まれているので、お好みの食べ方で楽しみたいですね。

ぐっち夫婦が提案!リンゴを丸ごと楽しめるクリスマスにピッタリのレシピ

リンゴのレシピ

そこで、ぐっち夫婦に王林、サンふじを余すところなくおいしく食べられる、クリスマスにぴったりのレシピをそれぞれ教えてもらいました。

●豚肉とリンゴのソテー

豚肉とリンゴのソテー

リンゴはスライスと、すりおろしのダブル使いで、甘味と食感を味わえる仕立てに。ジューシーな豚肉にフレッシュな甘みのリンゴは相性抜群! ちょっとした特別感を味わえます。

【材料(2人分)




・豚ロース肉(厚切りロース) 2枚(200g)

・リンゴ(「王林」使用) 1個

・クレソン 適量

・薄力粉 大さじ2

・塩、コショウ 少々

・酒 大さじ1

・バター 20g(あれば無塩を使用)

・A[しょうゆ大さじ2 酒大さじ2 砂糖小さじ2]

【つくり方】

(下準備) ・豚肉は筋切りをしてたたき、塩・コショウ、酒をふる。 ・クレソンは洗って根の部分を落とす。
リンゴをすりおろす様子

(1) リンゴはよく洗い、半量を皮つきのまま1cm幅のくし形切りに、半量は皮をむいてすりおろす。豚肉は薄力粉をまぶす。

リンゴを焼く様子

(2) フライパンにバターを熱し、豚肉を入れ片面焼き色がついたら、裏返し、横でリンゴを焼く。

すりおろしたリンゴ

(3) (1)のすりおろしたリンゴと、Aを合わせる。

煮絡める様子

(4) (2)の豚肉に焼き色がついたら、(3)を入れて煮絡める。

(5) 皿に盛り、クレソンを添える。仕上がりに粗びき黒コショウをふる。

●シナモン香るリンゴとクルミのケーキ

シナモン香るリンゴとクルミのケーキ

シナモンの香るリンゴ煮に、クルミの食感がおいしい生地を合わせて。生地は甘すぎず、リンゴの甘味とほのかな酸味を楽しめる仕立てに。

【材料(2人分)】



※20cm型を使用
・リンゴ(「サンふじ」使用) 1個
・A[バター20g(あれば無塩を使用) 砂糖40g]
・レモン汁 大さじ1
・シナモン 少々
・タイム 適量

◆生地
・薄力粉 100g
・ベーキングパウダー 3g
・卵 2個
・牛乳 大さじ2
・クルミ 30g 
・バター 50g(あれば無塩を使用)
・砂糖 50g

【つくり方】

(下準備)
・オーブンを180℃で予熱する。
・ケーキ型にクッキングシートを引く。
・◆生地のバターは電子レンジ600Wで30秒加熱し溶かして粗熱を取る。

クルミを砕く様子

(1) リンゴは1cm幅のくし形切りに、クルミは袋に入れてめん棒などでたたいて砕く。

リンゴを焼く

(2) フライパンにAのバター、砂糖を入れて弱めの中火で熱し、リンゴを焼く。

10分ほど煮絡める

(3) 焼き色がついてきたら、レモン汁を加え、リンゴが柔らかくなるまで10分ほど煮絡めて粗熱を取る。

溶かしたバターを合わせる

(4) ボウルに卵、牛乳、砂糖を加えて混ぜ合わせ、薄力粉、ベーキングパウダーをふるい入れる。砕いたクルミ、溶かしたバターを合わせる。

生地を流し入れる

(5) ケーキ型に(3)のリンゴ煮を放射状に並べ、シナモンをふり、(4)の生地を流し入れる。

(6) 予熱したオーブンで30分ほど焼く。途中焦げそうな場合はアルミホイルをかぶせる。粗熱が取れたら取り出し、お好みでタイムを添える。

 “スターカットでホームパーティ動画”紹介  ホームパーティー動画で紹介しているレシピはこちら

●おうちパーティでも、普段の健康にも大活躍

リンゴは、メイン料理にもデザートにもなる食材。パーティを彩るのはもちろん普段から食べれば健康に! リンゴを食べて家族全員、健康に過ごしたいですね。

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