「子どもたちがのびのび育っています」移住者が語る埼玉での生活
2018.11.16
  • この記事を
    シェア

「地方創生」というキーワードが注目を集める昨今、なかでも「地方移住」が人気を集めています。都市部の生活を離れ、地方でのどかな暮らしを―。有楽町にあるNPO法人「ふるさと回帰支援センター」によれば、ここ数年で相談件数は増え続け、年々地方移住する人は増えていると言います。

でも、実際に「地方移住」するのは仕事面、住宅面、子育て面などで不安なものです。そんな人のために、今回は移住先として埼玉県を選んだ一家をインタビューしてみました。ご協力いただいたのでは、埼玉県鳩山町に約3年前に移住した飯島さん一家(夫婦+子ども2人の4人家族)。なぜ移住を決断したのでしょうか。

隣近所から野菜のおすそ分けも

埼玉
埼玉県鳩山町に移住した飯島さん一家
――移住したきっかけはなんですか?

「神奈川県藤沢市に住んでいたのですが、100坪ほどの広い土地を求めて、北上しながら探し続けていました。1年近くかけてたどり着いたのが埼玉県鳩山町だったんです。条件面で言うと、都内まで通勤できるということ。今はバスと電車を乗り継いで大体2時間ぐらいです。あと、せっかくなので、薪ストープを導入したりと住宅にお金をかけたくて…。土地の値段も広さも、鳩山町は魅力的でした」

ストーブ
自宅には念願だった薪ストーブを導入
――通勤時間はなにをしてるんですか?

「電車に乗っている時間は1時間半なんですが、鳩山町からだと座れるんです。だから、今は寝ているか、電子書籍で経営についての本を読むなどして過ごしています。藤沢市に住んでいたときは基本的に座れず、寝るという選択肢がなかった。座って寝れるというだけで、通勤時間の負担はだいぶ軽減されましたね」

――移住してよかったことはなんですか?

「上が小4、下が小1のときに引っ越したんですが、子どもたちがすごくいい感じに育ってきてるなと思っています。自然に囲まれて生活したいと言う気持ちはもともとあったんですが、それ以外にも子育て面では非常にいい。小学校も1クラス15人ほどと人数は少なく先生の目も行き届いてるし、非常にまっすぐ育ってるなと思います」

――でも、小学校が変わることに最初は嫌がったんじゃないですか?

「藤沢市に友達もいましたからね。最初はこっちに来たくないって言ってました。でも、わりと早いタイミングで慣れてくれて、鳩山町で友達ができたのが大きかった。勉強面も困っていません。宿題の量も藤沢市のときより断然増えて、家で勉強するクセがついた。いい方向に回ってるとは思います」

――奥様はどうだったんでしょうか?

「妻は最初戸惑っていましたけど、もともと群馬県出身ですし、1年ぐらいかけて家探しをしていくなかで、理解してくれるようになりました。それに、引っ越してからは、水が全然違うので妻の肌荒れが治りました。あと、僕のすすめで妻は農地を借りながら農業を始めて、ユーカリ、ペパーミント、ネギを栽培。すっかり地域に溶け込んでます」

ユーカリ
奥様はユーカリ栽培を手がけている
――家族の理解も得られた移住だったんですね。地域の方とはどんな交流を?

「地元の友人が増えて、飲む機会が増えました(笑)。最初に誘われたのは氏子、それから自治会、町民体育祭…。ユーカリ栽培を始め農地を借りたり。そういうのが広がっていって、今は消防団にも参加しています。同世代の方も多いので、毎週土日は家で食事会だったりします。ご近所から野菜をいただいたり、持ち寄りでバーベキューをしたりなので、食費は圧倒的に減りましたよ」

――これから移住する人にアドバイスはありますか?

「僕の場合、鳩山町を選んだというよりもこっちに来てからいいところばかりを発見する日々でした。来てみたら、こんなにいいところだったんだなって感じです。おそらく考えすぎて移住したら、イメージとのギャップで悩んでしまっていたかもしれません。移住はゴールではなく、スタート。農地を借りたりコミュニティを増やしたり、移住してやりたいことがいっぱい出てきたって感じなんです。もし住みたい場所が決まっているなら、行政にアプローチしてお試し住宅に住んでみるのもいいと思います。まずは住んでみないと何もわかりませんから」

埼玉への移住が気になる方は、ぜひ下の動画をチェック!

「埼玉物語-移住で深まる家族の絆-」

都会暮らしに疲れた―家が移住を決意。最初は反対していた子供たちも、自然に囲まれた移住先の埼玉県の環境に惹かれ、笑顔を取り戻していく物語。移住とは何かを問う話題作。

●問い合わせ先/埼玉県 企画財政部地域政策課
048-830-2773