レシートが28枚も!ダメ財布の持ち主を、がんばらなくても貯まる体質にプロが改善!
2017.03.27
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 貯金が苦手…。そんな悩みを抱えるESSE読者をなんとか救いたい!そこで、編集部ではファイナンシャルプランナーの山口京子さんに助っ人役を依頼。貯め上手のポイントともいえる財布の使い方について、アドバイスをいただきました。

ファイナンシャルプランナーがたまらない人の財布を徹底解剖!

佐藤さんのダメ財布※相談者の財布の中身を全部公開!

相談者:佐藤奈央子さん(仮名・神奈川県・43歳)

夫(45歳)、長男(11歳)、二男(9歳)、長女(4歳)の5人家族。スポーツ大好きな子どもの遠征費などで、出費がかさむのが悩み。「心おきなく応援するために貯まる財布になりたい」

レシートを整理して、残金がわかる財布に
相談者の佐藤さんと、財布をチェックする山口さん
 佐藤さんのパンパンに膨らんだ財布を見るなり、「いったいどうしちゃったの?」と山口さんは絶句。中には、レシートが28枚も!「出費がいつのまにか増えるので、あとで確認しようと思って…」と言う佐藤さんに、「レシートは週1回は見直さなくちゃ。自分の買い物のクセに気づけば、自然と出費が引き締まりますよ」。

 さらに、「出費が増えるのは、財布のお金がなくなるたび補充するのが原因。週予算の2万2000円だけを財布に入れ、やりくりしてみましょう」とアドバイス。残金がパッと確認できるように、カード類も整理して、スッキリ財布に変身させる必要があるようです。

<毎月の財布支出>

食費 60000円
日用雑費 3000円
医療費 10000円
レジャー費 20000円
交通費 10000円
予備費 7000円
追加 20000円

計/130000円

費目ごとに予算を決め、月1回11万円を銀行から引き出して封筒へ。そこから少しずつ財布にお金を移して使っていますが、気がつくと封筒がからになり、また銀行へ。「結局2万円オーバーに」(佐藤さん)

こんなところがNG!佐藤さんのダメ財布の中身とは?

・有効期限のきれたクーポン

有効期限が1995年12月のクーポンを発見!「20年以上前!」と驚く山口さんに、「どこかで使えるかもと捨てられなくて…」と佐藤さん。

・クレジットカードやキャッシュカード

「カード払い○%オフ」などのキャンペーンを見逃さないように、クレジットカードだけでも3枚常備!

・ポイントカードとスタンプカードで30枚超え!

すすめられてつくったカードが30枚以上。期限が切れてしまったり、レジで必要なカードが見つからず、悔しい思いをすることもしばしば

・サービス券やクーポン

「とりあえずもらい、財布に入れっぱなし」と佐藤さん。どこのお店のものかわからないクーポンも

・現金

財布の中はカードやレシートが幅をきかせて、現金はすみっこでシワに。残高も把握しづらい状態

・つめ込まれたレシート28枚!

あとで見直そうと思いながら、そのままため込んでしまったレシートや領収書が、お札の間や小銭入れなどから続々と。あらためて数えてみたら、28枚にも!

・ため込んだクオカード4枚、テレホンカード4枚

財布にカード類が多すぎて、すっかり埋もれていた金券8枚。「持っていることも、忘れていました…」と佐藤さん自身もあぜん

山口さんが改善策をアドバイス!ダメ財布を見直して、貯まる財布に!

ダメ財布を見直して、貯まる財布に!※山口さんのアドバイスのもと、中身を整理した財布。これで貯まる体質に!

・レシートは捨てる前にチェック。在庫を把握してムダづかいを防止

レシートは捨てる前にチェック。レシートを財布にためるのは、最大で1週間分。捨てる前に、必ず項目を見直す習慣を。ムダな買い物に印をつけて反省し、使いすぎたときは翌週で挽回を。「買うつもりのなかったお菓子や、在庫があるのに新たに買ってしまったものなどをチェックして、自分の“買いグセ”も把握して」

・大きめサイズのスタンプカードやサービス券はお札の後ろに

大きめサイズのスタンプカードやサービス券はお札の後ろにスタンプカードやサービス券は、定期的に買っているコーヒーの店など、還元率に関係なく、よく利用する店のもの4枚に厳選。「折りたたんでカードポケットに入れると忘れやすいので、お札の後ろに広げたまま入れましょう」

・1週間分の予算のみ入れてこまめにやりくりする

1週間分の予算のみ入れてこまめにやりくりする財布にお金がなくなるたび補充する方法は、もっとも貯まらないダメ習慣。月の予算11万円から、1週間分の2万2000円ずつ財布に入れて管理を。使いすぎても、前借りは翌週分からだけ。翌週の出費を引き締めれば、予算を守りやすくなります

<予算の決め方>

月収から、家賃や光熱費、保険料などの固定費、貯蓄(月収の1割程度~)を取りおいて、残ったお金が1か月の生活費予算。5週に分けて使います。週末に出た黒字や日数の少ない最終週に残ったお金は、特別支出のために貯めておくと安心!

・ポイントカードや会員カードは月2回以上使うものに厳選

各ポイントカードの還元率と利用頻度をチェック。「冷静に考えてみると、貯まりそうにないものばかりでした」(佐藤さん)

ほとんど使わないカードは処分。月1回使う程度なら、家で留守番させて使うときだけ財布に入れます。「持ち歩くのは月2回以上使うカードだけに厳選すると、財布がスッキリ、取り出しもラクになって、しっかりポイントも稼げますよ」

・ため込みがちなクオカードは目につく場所に

クオカードや図書カードなどの金券は、持っていても利息はつきません。どんどん使って、やりくりに生かしましょう。「忘れないように、目につきやすい財布のポケットに入れておくといいですね」

<実践結果>シンプル管理と残高確認で出費が抑えられるように

節約の基本と思っていた費目分けが不要と言われ、目からウロコ。とにかく1週2万2000円で暮らせばよく、管理しやすかったです。1か月を5週で分けると日数の少ない週があり、「がんばれば来週はラク」と思えるのも気持ちの余裕に。レシートでの在庫チェックで、ポイントアップデーにもまどわされず、予算厳守に成功!
<佐藤さん談>

●教えてくれた人
【山口京子さん】
ファイナンシャルプランナー。結婚当初、年収200万円台で都内に一戸建てを買い、2年で完済費用を貯めた実績の持ち主。近著に『お金持ち名古屋人八つの習慣』(主婦と生活社刊)

<撮影/山田耕司 イラスト/松元まり子>

お金持ち名古屋人八つの習慣

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