5年後の将来を脅かす“隠れ赤字”。避けるための4つのポイントとは?
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2016.05.09

 家計簿上、今現在は問題なく見えても、5年後、10年後に赤字になりそうな“隠れ赤字”家計の家庭が増えています。気付かずに放置していたら、将来が大変なことに! ゴールデンウィーク中はなにかとお金を使ってしまった人も多いでしょうが、休み明けを機会に、隠れ赤字を防ぐ4つのポイントを学んでみましょう

隠れ赤字にならないために知っておくべきこと

隠れ赤字にならないために知っておくべきこと 脱“隠れ赤字”は、早期発見と固定費の大胆な見直しがカギ!だれでも簡単にできて、効果てきめんのチェックポイントをファイナンシャルプランナーの藤川 太さんに教わりました

●その1 家計管理の基本はまず収支を把握すること

「隠れ赤字のチェックは、まず家計の現状把握から。支出をすべて書き出し、さらに春から増えた習い事の月謝なども加えてみましょう」。家計簿をつけていなくても、住宅ローンや公共料金など、引き落としの支払いは、通帳やクレジットカードの明細でわかります。「食費など手元の生活費は、手帳やカレンダーにその日使った金額をメモ。両方の合計がその月の支出です。予想以上に使っていた、と気づく人が多いはず」

●その2 家計の出費を固定費とやりくり費に分けて見直す

こんなものがやりくり費…

・食費
・日用雑費
・外食・レジャー費
・慶弔費など

 毎日の生活でおもに財布から支払っているお金。食費や日用雑費などが当てはまります。使い方次第で増えたり、減ったりするため、節約の実感はありますが、ガマンを強いられるのでストレスがたまりがち。苦労の割に効果が薄いことも

こんなものが固定費…

・家賃・住宅ローン
・公共料金
・保険
・学費

 家賃や住宅ローン、生命保険料などのように、毎月金額も支払う時期もほぼ決まっている支出です。おもに給料や銀行の口座から引き落とされたり、クレジットカードで支払うお金と考えていいでしょう。多くの家庭で、支出の7割程度が固定費です

◆まず見直すのは、効果の大きい固定費!

 やりくり=食費の節約と考えがちですが、見直し効果が大きいのは固定費。たとえば、生命保険を見直してムダな保険料を月あたり1万円を削ったら、毎年12万円が自動的にカットできます。「しかも、食費の節約のように底値を覚えて、献立に工夫して、といった労力やストレスとも無縁。固定費で大きなムダが削れると、やりくりに弾みがつくメリットも」

●その3 いつどれくらいのお金が必要か知る!

 家計の現状をつかんだら、5年後、10年後の変化を予想してみましょう。「ライフプランに『3年後に子どもが中学入学』『5年後はクルマの買い替え』などと書き込んでみてください。仮に今は黒字でも、夫の収入がほとんど増えなかった場合、子どもの高校入学をきっかけに赤字に転落するなどの予測が立ちます。そこから、将来赤字で悩まないために、いくら貯めるべきか見当をつけて計画的に貯蓄を。最低でも月収の1割が目安

●その4 知らなきゃ危険!住宅費&保険の常識

・負担は年収の20%以内に【住宅費】

 銀行は、年間のローン返済額が年収の30~35%程度まで融資してくれますが、実際に返済額が年収の30%を超えると貯蓄ができなくなりがち。返済額は年収の20%以内を厳守し、年収に見合った家を購入して

・最低限必要な保険と保障内容【保険】

 夫の死亡保障の目安は、会社員で子ども2人・持ち家なら3000万~4000万円、賃貸なら5000万~6000万円。万一のとき、実家など住居のあてがある場合、少し減らしてもOK

【藤川 太さん】
家計の見直し相談センターの看板FPとして1万4000世帯以上の家計を診断。マスコミ出演も多数。著書に『カラー版 一番やさしい資産運用の教科書』(西東社)など

<取材・文/ESSE編集部>

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