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「貯蓄」だけでは貯められない!今年こそ金融商品を買うべき理由

2021.01.13
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コロナの影響もあり、お金に関する不安を抱える人も多い昨今。新年から貯金という目標を掲げた人もいるのではないでしょうか?

今年こそしっかり貯めたい。そのために必要なことを、節約アドバイザーでファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに教えてもらいました。

電卓を持ってOKをする女性
いよいよお金はしっかり貯めておかなくてはいけない時代に(※写真はイメージです。以下同)

今年こそ貯める!2021年貯金達成に向けて必要なこと

年の始まりに「貯金」という目標を掲げた人もいるのではないでしょうか。目標を立てたなら、実現に向けて動くエネルギーがあるうちに仕組みをつくることも大切です。

●小さな目標からお金を貯めて成功体験を積んでいく

毎年同じような目標を立てながらも、達成できないでいるのなら、1年に100万円貯めるという数字上の目標だけではなく、「○○のために必要な100万円を貯める」といった具体的な目標を立てることをおすすめします。そして目標のための専用口座をつくり、毎月定額を積み立てて、ボーナス時にも定額を入金し、さらにやりくりで残ったお金もその口座に入れるというところまで徹底します。

まずは「貯められた!」という実績をつくりましょう。1度達成すると、それが自信につながり、以降は目標とするお金を貯めるイメージがつかめるようになり、どんどん貯め体質になっていきます。

そうは思っても、例えば1000万円という今まで見たこともないような、大金を貯めるのは難しい…と考える人もいるでしょう。そんなときは、まず身近な10万円を貯めることを目標とします。それを10回行えば、100万円です。その100万円をさらに10回達成すれば、1000万円です。

「千里の道も一歩から」コツコツと貯蓄を積み上げる感覚でお金を貯めるとうまくいくこともありますので、自分がどの方法が向いているかなど考えながら自分なりの貯まる仕組みをつくりましょう。

●貯められない理由を考えない

お金積み重ねお金を貯めるうえでのNGワードがあります。それは「収入が少ないから」、「子どもにお金がかかるから…」など、お金が貯められない理由を考えることです。なぜなら、今後お金が必要だと頭ではわかっていても、理由をつけることで貯められないことが肯定され、「お金が貯まらなくても仕方がない」と結論づけてしまうからです。つまり、お金を貯める努力を気がつけばしなくなります。

そしていざお金が必要となったときに、「やっぱり貯めておけばよかった」と後悔することになるでしょう。お金を貯めている人は、たとえ収入が少なくても、子どもにお金がかかっても、どんな状況でも根気よくお金を貯め続けています。それは日々の細かな節約から、毎月の積み立てまでお金が少額でも積もれば100万円、1000万円と積みあがることを実体験で知っているからです。

決して言いわけを考えず、少額でもコツコツ貯められる実績をつくってください。

●お金を貯めるなら「先取り貯蓄」が鉄則

「先取り貯蓄」とは、給料が生活費に回る前に貯蓄をしておいて、残ったお金でやりくりをすることです。

先取り貯蓄は、勤務先の「財形制度」や「定期積み立て」、「積み立て保険」など目的別に貯め分けるとよいでしょう。毎月の先取り貯蓄額の目安は手取り収入の1~3割です。時間を味方にできる積み立ては早く始めれば始めるほど有利です。

漠然とその月のお金が浮いたから貯金に回すではなく、先んじて貯蓄に回しておく仕組みをつくりましょう。

●いよいよ投資運用も視野に入れる

電卓を持つ様子預貯金だけの積み立ては堅実ではありますが、これから先のインフレリスクに備えるためにも、一部投資商品も組み込んでいくことをおすすめします。

例えば、将来の老後資金を有利に積み立てたいのであれば、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出型年金)がおすすめです。自分で運用先を選んで、老後の資産形成をすることができます。そして掛け金は全額所得控除になり、所得税や住民税が軽減されます。また、金融商品で運用した際に出た利益に対しても、通常は約20%の税金がかかりますが、iDeCoは非課税です。さらに受け取る際にも「公的年金等控除」や「退職所得控除」を受けられるなど、税制面で有利な制度となっています。

ほかにも運用をしながら有利に積み立てをしたいのであれば「つみたてNISA」もおすすめです。非課税枠は年間40万円が上限で、非課税期間は最長20年間です。一定の投資信託で積み立てながら運用します。その際に出た利益や分配金に対する税金が、通常の投資であれば約20%かかるところが、非課税となります。

外貨積み立てや純金積み立てなど、積み立てをしながら投資運用ができる商品もありますが、どちらも運用にはリスクがありますので、かならず仕組みや運用コストなどを理解してから投資を始めましょう。リスク、つまり利益が見込める可能性もあるが、元本が減る可能性が高い商品で運用する場合は、毎月定額をコツコツ長期に渡って、いくつかの金融商品に分散させて買い続けることでそのリスクを減らすことができます。

●厳しい2021年を乗りきるためにはお金の使い方を見直す

2021年はコロナの影響もありしばらく厳しい状況が続くと予想されます。そして現状収入が減っているのであれば、まずは家計の見直しをして、家計の体力とも言うべき「貯蓄」を減らさないように守りつつも、投資運用も併用しながら備えるようにしましょう。

そして節約モードになっているときに気をつけてほしいのが、買い物の仕方や考え方です。
買う基準を「安いから」、「半額になっているから」、「ポイントがたくさんつくから」などと節約ではありがちの行動ですが、それらは一見お得に感じますが、じつはムダな買い物になっていることも多々あります。大切なのは限られたお金の中で、必要なものをいかに上手に買って、買ったものをどれだけ活かせるか。つまり、自分自身が「納得するお金の使い方」をすることをつねに意識して、あらゆるお金のことと向き合う時間を増やしましょう。

お金としっかり向き合い、実績をつむことでお金の不安は減ります。今年こそ目標達成できるようがんばっていきましょう。

●教えてくれた人
【丸山晴美さん】

節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。著書に『50代から知っておきたい! 年金生活の不安、解消します』(共著、幻冬舎刊)などがある。新しい家計簿『節約家計ノート2021』(東京新聞刊)、『シングルママのお金に困らない本』(徳間書店)も発売中

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