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どっちが節約?お風呂のお湯は入れ替えor追い炊き

ESSE編集部
2020.05.14
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光熱費は少しでも節約したいもの。そこで、お風呂のお湯は入れ替えたほうがいいのか、追い炊きにしたほうがいいのか、結局のところどっちが節約になるのか、消費生活アドバイザーの巻口守男さんに教えてもらいました。

省エネの専門家がジャッジ!お風呂のガス代節約、どっちがおトク?

悩む女性のイラスト
節約しているつもりでも…どっちがおトク?

【QUESTION】お風呂のお湯はどっちが節約?「入れ替え」VS「追い炊き」

ガス代を節約するために、お風呂のお湯を「追い炊き」している人は多いはず。でも、それって本当に節約になっているのでしょうか? プロが検証してみました。

【ガス代の算出式】

お風呂にためるお湯の量 × (お風呂のお湯の設定温度 - 水道水または残り湯の温度)÷ ガスの消費熱量 × ガスの単位料金

【ANSWER】ガスの消費量が少ないことから、「追い炊き」がおトク!

一般的なガス給湯式のお風呂で、毎日お湯を「入れ替え」るのと、入れ替えは2日に1回で、2日目は「追い炊き」で温め直すのとでは、どちらが光熱費の節約になるか? 答えはズバリ追い炊きで温め直す、です。

理由は、上の式で示すように、お風呂の設定温度と水道水(入れ替えの場合)、または残り湯(追い炊きの場合)との温度差が、給湯器の消費熱量を左右するから。温度差が大きいほど、熱量を多く消費してガス代がかかります。通常、残り湯の方が水道水よりも水温が高いので、残り湯を追い炊きした方が、消費熱量が少なくてすみ、ガス代の節約になるというわけです。また入れ替えの場合には、水道代もかかり、さらに割高に。

たとえば水道水と残り湯の水温差が5℃の場合、残り湯を追い炊きした方が、水道代も含めて1か月で約964円(※)安くなります。この差は水道水と残り湯の水温差に比例するので、残り湯の温度を下げないことがポイント。お湯に保温アルミシートをかけてから、浴槽のフタをするなどの工夫でさらにおトクになります。

※浴槽にためる湯量200L、ガスの消費熱量8000kcal/立米(都市ガスの燃焼量10000kcal/立米に給湯器の熱効率を鑑みた場合)、
ガスの単位料金130円、上下水道代1L当たり0.24円、1か月(30日間)、毎日入れ替えした場合と、入れ替えは1日おきで2日目は追い炊きした場合の比較です。

<イラスト/あべさん 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【巻口守男さん】

電力・ガス比較サイト「エネチェンジ」を運営するENECHANGE(株)顧問。消費生活アドバイザー。約40年携わった電力業界での経験を基にメディアや講演で活動。経産省省エネルギー検討会委員も務める