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手取り15万円で500万円の貯蓄に成功。貯まる人の家計簿の秘密
綿島琴美
2020.01.23
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1月は新しい気持ちでお金に向き合っている人も多いのではないでしょうか? 家計簿をスタートさせるにはぴったりの時期。ただ、効果を感じられず挫折してしまう人が多いのも家計簿です。
今回は、家計簿サービス「Zaim」の家計プランナーの綿島琴美さんが、実際に貯めている人を紹介してくれました。

カードを片手にパソコンを操作する女性
社会人4年目にして500万円の貯金に成功!(※写真はイメージです)

低所得でも年100万円貯める人に聞いた、貯蓄成功へのコツ5か条

Zaimのアンケートからも、家計簿を3日以上続けると効果を感じる方が多い、ということがわかっています。今回はぜひ参考にしたい、家計上手さんの家計簿アプリ活用術をまとめました。

利用歴約2年のきゃむさんは、なんと社会人4年目の26歳にして約500万円の貯金に成功しました。また、着々と積立NISAで将来の資産形成も進めるやりくり上手さん。現在、家計や暮しのアレコレをインスタグラム(@aa_studyup)でも公開し、人気を集めています。
そんなきゃむさんの貯まる秘けつを改めて伺いました。

●1か月の貯蓄は最低でも6万円

アプリの家計簿画面
きゃむさんのとある月の家計簿
きゃむさんの手取り金額は、ポイ活(ポイントを貯めたり使ったりしておトクに活動すること)の収入も合わせて約15万円。そこから月のあまりとなる黒字目標を最低6万円とし、それらと運用を組み合わせ、年間100万円の資産アップを目指しています。

目標を決めてからまず実行したのは固定費の削減で、引っ越しの時期に合わせて「固定費をとにかく抑えられるライフスタイル」に変えたそうです。そのため「車をもたずに暮らせる物件」を最優先条件と決め、「エレベーターやオートロックなど設備はいらないけど、●●には歩いて行ける環境がよい」などの条件を決め、数百件以上の物件から選びぬいたそうです。

物件を探す過程で「自分が好きなこと、こだわり」などがクリアになったことで、日常の支出にもメリハリが出たそう。
「私が好きなことは歩いたり体を動かすこと。飲み会にも適度に参加しつつジム通いも楽しむようになりました。ときどき誕生日などで特別支出がもありますが、大切なゆとりと受け止めています。固定費が削減されたことで、やりくりの中で毎日を上手に楽しめるようになりました」

●「ほしいものリスト」で物欲コントロール

ノートの「ほしいものリスト」
きゃむさんがつけている「ほしいものリスト」
とはいえ日常的な支出のコントロールするための努力もしています。それが、手書きでつくっている「ほしいものリスト」。

きっかけは家計簿の振り返りでした。支出履歴を見ると、その商品を買った理由を思い出せなかったり、結局使っていない…と落ち込むことも多かったのだとか。そこで、ある程度価格が高いものは買う前にまず「ほしいものリスト」に記入する習慣をつけたそうです。

このように、時間をおくことで、家族や友人と話をしたり新たな情報に触れることで自分の生活を見直すことも。物欲が時間とともに薄れることも実感し、納得のいくお買い物をできる自分になれたそうです。

●クレカ活用は記録が肝

また、きゃむさんのやりくりに欠かせないのがクレジットカードです。狙いはポイントで、どんなお店でも極力カード使いを心がけます。カードは1枚に絞ってポイントをわかりやすく集約しているので、貯まりやすく使い漏れもありません。

また、クレジットカードの支出履歴を自動連携する機能を使用せず、あえて家計簿アプリに手入力しています。支払ったタイミングですぐに「引き落としが予定される日」に予定として家計簿を記録。やや面倒ではありますが、このひと手間があるからこそ、毎日のちょこちょこ買いも減っていったそうです。

●浪費癖を見直し

洗剤5個
洗剤などの日用品は100円ショップなどで購入
支出の内訳を必ず毎月チェックし、「自分の浪費傾向をしっかり分析すること」も欠かさないきゃむさん。

「使いすぎたなあ」では終わらずに「これは本当によいお買い物だったかな?」と振り返り、疑問が湧いたら徹底的にリサーチ。
たとえばトイレクリーナーや洗濯槽クリーナーなどの日用品は、十分機能的で容量たっぷりの100円ショップに切り替える…など、ふだんのルーティンから見直しています。

●見える化で、自信をつける

積立NISAなど長期的な資産形成も積極的に行っており、定期的なチェックはもちろん欠かせません。
「総資産額をひとまとまりの金額として認識すること」がきゃむさんのモチベーション維持の大きな秘訣。

それぞれの資産が増えることはもちろん、一覧化された情報を確認することで、できるだけ数字を減らさない工夫をしようという気持ちが自然と生まれてくるそうです。

アプリの口座ごとの残高画面
口座ごとの残高画面
生活を楽しみながら毎月きちんと黒字化するには、ダイナミックな生活改善に加えて日々の少しずつの心がけも欠かせません。
まずは一週間、支出を記録してみて満足度の高いお買い物ができているか? などを振り返ってみることから始めてみるとよいですね。
家計と前向きに向き合えることで、暮らし方にぐっと自信がついてくるはずです。

【綿島琴美さん】

オンライン家計簿サービス「Zaim」執行役員CCO、家計プランナー、2級ファイナンシャル・プランニング技能士として家計相談も行う。現在時短勤務中、趣味は家とオフィスの整理収納