家計管理で夫にモヤモヤ…が解消する3つのステップ
綿島琴美
2019.08.21

この時期、帰省や旅行、エアコンによる電気代など、なにかと出費がかさみ、ストレスになってしまいます。

「家計のストレスの多くは、お金の動きがわからないモヤモヤからくることが多いんです」と語るのは、オンライン家計サービス「Zaim」で家計プランナーをしている綿島琴美さん。
今回、そのモヤモヤを解消して楽しくお金を使うポイントを教えてくれました。

家計はひとりで抱え込まない。夫と共有して「見える化」でお金が貯まる

夫と共有して「見える化」でお金が貯まる
家族でお金を「見える化」するのはとても重要(写真はイメージです)
Zaimでは「もっと、お金に、楽しさを!」をテーマに、サービスだけでなくイベント開催などさまざまなコミュニケーションをしています。
私自身これまで数百名のユーザーさんから直接お話を聞いてきましたが、家計においてモヤモヤしてしまう原因の多くは、夫婦が同じ目線で家計のことをきちんと把握していないことがとても多いのです。
ここでは、家計の把握をしつつも、楽しくお金を使える工夫をお伝えしていきたいと思います。

私自身は会社員の夫と2歳の子どもと3人暮らし。お金のことは家庭内でストレスになりがちですが、わが家は結婚当初から子どもが生まれた今も変わらず家計に対して夫婦で向き合える生活を送っています。その秘訣は、夫婦ですべてオープンに話し合うこと。
そしてそれをスムーズにするために心がけているのは「家計の見える化」です! 
3つのポイントをお伝えしていきますね。

1.「いまいくらある?」を夫婦で把握

「いまいくらある?」を夫婦で把握
口座残高の一覧。画面はZaimのイメージです
自分の家の預金はいくらある? これにパッと答えるの、意外に難しいですよね。でも自分たちの現状を夫婦で正しく知っておくこと。これがスタートラインになります。

見える化のためにまずやるのは、一度家じゅうの通帳を集めること。銀行口座など複数ある場合、改めてそれぞれの目的を考えながら整理してみるのがおすすめです。その際はできるだけシンプルに考えること。わが家は「夫の給与振込口座は当面の生活費」「私の給与振込口座は長期的な貯蓄」とざっくり決めています。

もちろんオンラインバンクでもOK。「いくらある?」をすぐに把握できるので、見える化にはもってこいです。普通預金はもちろん、たまったポイントも大切な資産。口座と同じように一元管理しておくと、いつでも「わが家の状況」がよりクリアになります。

お金を常にわかりやすく見える化しておくと、夫婦間でのコミュニケーションがスムーズ。突然の出費にも「どうする?」の決断がすばやく行えます。

2.「お金があれば何したい?」を家族で口に出して計画 

「お金があれば何したい?」を家族で口に出して計画
この楽しみは譲れないという出費を先に決めておくのがオススメ

お金はあればあるほど安心なのは当然。とはいえ、「まずは節約!」では家族みんなの気持ちも下がってしまいますよね。
なので、まずは楽しい出費から考えます。家電や家具の買い換えなどの大型出費や、夫婦でフレンチディナーなんて日常のことでもOK。まずはそれぞれで「やりたいこと」「使いたいお金」を口に出してみるのがおすすめ。とっても楽しい時間です。

わが家は旅行が大好きなので、家計の予算は1年間の旅行予算を決めることからスタートします。
春と秋それぞれに1回の国内旅行と実家への帰省。これらを合わせた大まかな金額を出して夫と目線合わせします。
「今年は海外旅行に行きたい!」となった場合は、「回数を減らす?」「それとも年間予算を上げる?」などしっかり話し合うのです。

このとき心がけているのが「なんとなく」にせずできるだけ具体的に決めておくこと。実際に使うお金や内容が後から変わっても大丈夫!という気持ちで話し合います。
大切なのは「家族にとっていま本当に必要な支出はなんなのか、それにはどれくらいお金が必要なのか」ということを共通意識としてもつことです。家計予算を一緒に考えることで夫婦間での意識づくりができると、楽しんで取り組んでいます。

3.食費・日用品の出費を大ざっぱでも決めておくこと

現状もわかった、やりたいこともお互いにクリアになった。
そして、最後に知っておくべきことは、自分たちが快適に暮らすための必要最低限のお金。これはその月によってバラバラかもしれませんが、家賃や光熱費を差し引いた「食費・日用品」などの項目だけでも大ざっぱにでもはっきりさせておくと、『収入-必要なお金』の余りを意識できます。

わが家では食費(外食含む)や日用品合わせて月に10万円をおおよそのラインにしています。内訳は月の予定によって変動するのであくまで総額だけを意識。あえて「10万円」というキリのいい金額にすることも大切です。
私たち夫婦はこのわかりやすいラインのおかげで「今月はあとどのくらい使えるかな?」と夫からの関心もぐっと高まりました。

夫をしっかり家計に巻き込む「見える化」は、家計だけでなく夫婦のコミュニケーションが変わる大きな助けになります。ぜひ意識してみてください。

【綿島琴美さん】
オンライン家計簿サービス「Zaim」(https://zaim.net/)執行役員CCO、家計プランナー・2級ファイナンシャル・プランニング技能士として家計相談も行う。現在時短勤務中、趣味は家とオフィスの整理収納