家計簿をつけても意味なし!?定番節約術にひそむ落とし穴とは?
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2016.07.17

 いろんな節約術を試しているのに続かない、なかなか効果が出なくて気持ちだけ焦る…。そんなことありますよね。現在発売中のESSE8月号「暮らしのムダをなくす夏ワザ68」では、人気ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢(ふろうち・あや)さんに、定番節約術の落とし穴と、その代わりにできるズボラ節約術を教えてもらいました。

節約術の本質はダイエットと同じ!

 風呂内さんによると、節約術とダイエットには大きな共通点があるそう。それは「世の中の情報をそのまま鵜呑みにするとキケン」だということ。例えば、ネットで話題だったり、誰かが成功している方法だからといって、やってみたものの挫折してリバウンド…などなど。

 理由は、自分に合っていない方法や、その方法の本質を見落としてしまっているから。節約も同じで、王道といわれる方法も、人によってはむしろ節約ができない原因そのものになる場合があるんです!

 以下に「無意識に、これをやるだけで節約になる」と思いがちな、王道節約術に潜むムダの例をご紹介します。

家計簿をつけるのはムダ!?

家計簿をつけるのはムダ!? 節約を始めるときにすぐ思いつくのが「家計簿をつける」こと。家計簿をつければお金が貯まると思いがちですが、それは間違い!家計簿は、記入するだけじゃなくて、収入と支出のデータを蓄積して家計のムダを分析し、改善策を検討することが目的(すでに難しいですね…汗)。この分析と改善ができなければ、お金はいっこうに貯まらずムダな努力になるだけ。家計簿をつけることに苦痛を感じるタイプなら、家計簿はスキップして、ムリなくできる節約からはじめてみて。

●家計簿にこだわらず、レシートを見直すなどからでOK!

 とりあえず、自分のお金の状況を知ってやる気を出したい!という人には、次の手抜き家計術がおすすめ。

レシートを見直すなどからでOK!1.レシートを見るだけ

 レシートは捨てずに、週に1度見直し。「買わなくてよかった」と思うものをチェックすることで、ムダづかいが意識され、お店での”ついで買い”が自然と減ってきます。

2.通帳を見るだけ

 月に1回通帳を記帳し、じっと眺める。初回は、6か月分の履歴を見てみて。不明な引き落としや、必要ではない契約などに気づくはずです。まずはそのムダを解消し支出を小さくしていきましょう。

3.アプリを活用

 スマートフォンの家計簿アプリなら記入する手間なし。設定が簡単で、レシートを撮影するとデータ化されるタイプもあります。電車の移動中など隙間時間で記録できるので忙しい人にぴったりです。

チラシの精読はムダ!?

チラシの精読はムダ!? チラシを毎日読み込み、安い店や底値、特売の時間をチェックしてスーパー巡り。安くは買えても数十円の違いで、かけた労力や時間に見合っているのかというと、「?」マークがつきます。チラシのチェックは店の傾向を知る手段にとどめて、「おおむね安い店」を見極めたら、日常の買い物をそこに集中させるのがおすすめです。安く買おうとすべての商品の最安値を調べるとなると、その負担はかなりのもの。「おおむね」で手を打つのがベターです。

 いかがですか? 風呂内さんいわく、手間ひまをかけて取り組むよりも、ポイントだけを押さえて実践した方が効率的。「じつはズボラなくらいが貯まりやすい」そう。節約術の裏に潜むムダを知り、ムリなく楽しく続けられる方法で上手に貯蓄を増やしていきましょう。

【風呂内亜矢(ふろうち・あや)さん】
ファイナンシャルプランナー。マンション販売会社勤務時代に3000人以上の資産分析を行い、貯蓄の奥義を確立。テレビ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信。出演番組は『めざましどようび』(フジテレビ)、『あさイチ』(NHK)など多数。著書『その節約術はキケンです』(祥伝社)が話題に。

<取材・文/ESSE編集部>

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