“7割収納”と“7割予算”で、みるみる貯まる家計に!
2019.04.24
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すっきり片づいた部屋に住み、毎月の貯蓄も着々と増やせる。そんな暮らし、憧れませんか?
片づけアドバイザーの石阪京子さんは、収納も家計も“7割”を心がければ、その両方が簡単に手に入ると言います。そんな夢のようなセオリーを、早速紹介していきましょう

ものの量も1日の予算も7割を意識して、ゆとりある暮らしに!

ものの量も1日の予算も7割を意識しよう
お金が貯まる“7割収納”って?
7割収納では、ものは収納スペースの7割、出費は1日の予算の7割に収めるよう整えるのが理想的。3割のゆとりをもつことで、暮らしも家計もラクに回せるようになります。

●なぜ7割にすることでお金が貯まるの?

A1:収納に3割の余白をつくることで節約体質が身につきます

収納に3割の余白をつくることで節約体質が身につきますものを厳選し収納スペースの7割にまで収めると、3割のあきができます。ものの量を把握しやすいので、重複買いやストックの買いすぎがなくなります。また、7割収納で快適に暮らすと、「ものを増やしたくない」という気持ちが芽生えて、自然と節約体質に。

A2:1日の予算の7割で生活することを意識するだけで貯金ができる

1日の予算の7割で生活することを意識するだけで貯金ができる収納スペースを10割使わないようになると、お金もあるだけ全部使うことに抵抗感を覚えます。1日の予算を設定し、その7割で生活することを心がければ、買い物やお金の使い方が変わり、浪費が減少。より早く貯蓄目標額を達成できるようになります。

お金が貯まる“7割収納”のつくり方

ものを減らし、しまう位置を決め、スぺースの7割に収納。セオリーはたったこれだけ。
その後は1日15分でリセットできるので、きれいが続きます。

●STEP1:すべてのものを出し、残すものと手放すものを厳選

すべてのものを出し残すものと手放すものを厳選収納されていたものを全部出し、残すもの→手放すものの順に選びます。残すものは「心から好きなもの」か「本当に必要なもの」だけ。じっくり向き合うのではなく、なるべく時間をかけずに分類を。手放す不用品は捨てるのが心苦しければ、売りに出すか寄付をするのもよいでしょう。

<片づける順番はバックヤードから>

バックヤード→キッチン→リビング・玄関

部屋にあふれているものを収めるため、最初に押入れやクローゼットなどバックヤードを見直し、収納スペースを確保します。いろんなものが混在して選別が難しいリビングや玄関は、いちばん最後に片づけましょう。

●STEP2:ひとつずつものの住所を決めて移動する

ひとつずつものの住所を決めて移動する残したもののすべてに住所を決めます。パブリックスペースとプライベートスペースを意識しながら、本は本棚、オモチャは子ども部屋というように、本来あるべき場所に移動し、ひとつひとつ収納する定位置を決定。夫婦共用のクローゼットなどは、「夫ゾーン」「妻ゾーン」と区切ります。

<最初は「仮置き」からスタート!>

この段階での位置は仮置きでOK。しばらく生活をすると、本当にこの場所でよいかが見えてきます。実際に使ってみて問題がなければ定位置に。

●STEP3:収納スペースは余白をつくることを意識してしまう

収納スペースは余白をつくることを意識してしまうすべてのものの定位置が決まったら、収納スペースに対して7割を目安に収めていきます。3割のあきは引き出しの奥や棚一段などのまとまりでも、各棚や収納ケースに少しずつ余裕をつくるのでも、出し入れしやすい形でOK。
新しいものが家に入ってきたら、今のあきをキープできるよう、ものの見直しを行いましょう。

●失敗しない7割収納のコツ

・収納アイテムを先に買わない

収納用品を買うのは、片づけが終わってしばらくしてから。ものの住所が確定しないと、不要だったり、サイズが合わなかったり…と手放すものを余計に増やしてしまいます。

・ものへの思い入れを残さない

思い出の品や縁起物、人からもらったものなど、なかなか手放せませんが、ものはあくまで、もの。思いや魂はのり移りません。自分にとって必要がなければ、安心して手放しましょう。

・大事なものは捨てなくてOK

「自分が好きなもの」をムリして手放すと代わりが欲しくなります。手元に残し、定期的に見直しを。ものの重要性は変わるので、「もういいか」と思えたときに手放せばいいのです。

・疲れたら休みながら行う

家を片づけきるには、気力と体力が必要。調子が悪ければ休んで、よい健康状態で臨みましょう。また、家族に片づけ宣言をするのも忘れずに。了解を得ておくとスムーズに進められます。

お金が貯まる1日“7割予算”の出し方

まずは年間の固定費を洗い出すところからスタート。家族の収入を「なににどのくらい使っているか」を認識します。
年収からこの固定費を引いたものが年間の変動費。そこから1日に使えるお金を計算します。出費は予算の7割に収まるように意識すれば、貯まる仕組みが完成!

●STEP1:年間の固定費をすべて洗い出す

毎月支払う住宅ローンや子どもの教育費など、固定費を洗い出しましょう。固定費は、家計に占める割合が多いうえに、引き落とし金額を把握していないケースも多いので、まずはここをしっかり確認。年収から俯瞰してみるために、直近の一年分を調べて収支を出します。

家計簿をつけていない場合は、ざっくりでOK。各項目の見直しも行い、減らせるものがないかもチェックして。

下のモデルケースを参考に、書き出してみてください。

<固定費のモデルケース>

4人家族 (夫、妻、娘、息子)/年収400万円/持ち家

・住居費 (住宅ローン) (¥70,000/月) ¥840,000
・水道光熱費 (¥20,000/月) ¥240,000
・通信費 (¥30,000/月) ¥360,000
・子ども費 (¥30,000/月) ¥360,000
・こづかい (¥30,000/月) ¥360,000
・保険料 (¥15,000/月) ¥180,000
・貯蓄 ¥500,000

固定費合計 ¥2,840,000
(あれば車検代、固定資産税、帰省代などもプラスする)

●STEP2:年間の変動費をチェックする

ボーナスも含めた年収から、固定費を差し引いたものが変動費。食費や日用雑費、交際費など、日々変わる出費の合計です。
モデルケースでは、一年で使った金額は116万円。ふり幅が大きい変動費は、毎年調べて経年変化を見れば使いすぎがわかります。

年収/¥4,000,000 ―年間固定費/¥2,840,000=年間変動費/¥1,160,000

●STEP3:1か月の予算を算出する

年間変動費を12か月で割った額が、ひと月に使えるお金。1日の予算を知るのが目的ですが、食費やレジャー費などは変動しやすいので、1か月の予算もざっくり決めると使いすぎを防げます。モデルケースでは、年間変動費116万円を12等分した9万6666円が1か月の予算になります。

年間変動費/¥1,160,000÷12か月=1か月の変動費/¥96,666

●STEP4:1日の予算を算出する

1か月の変動費からイベント費用(入学式や結婚式など)や医療費などを特別費として省きます。これを行うことで予定外の出費がなくなり、年間とおした支出を安定させられます。残りを1か月の日数で割ったものが、1日に使える額です。

(1か月の変動費/¥96,666-特別費/¥20,000)÷31日=1日の予算 ¥2,473

●STEP5:1日の予算の7割で生活できるよう意識する

1日に使える額がわかったら、使用目標額を計算。7割収納と同様に、予算の7割で暮らすよう心がけてみて。買い物の際の意識が変わり、お菓子や特売品などの衝動買いがなくなります。余った分は貯金に回せば、自然とお金が貯まります。

貯蓄に回せる額は…
1日の予算/¥2,473の3割→¥742
1か月で¥23,002 1年だと¥276,024に!!

いかがでしたか? ものもお金も3割の余裕をもてると、暮らしにゆとりが生まれるんですね。貯蓄ができれば将来にもゆとりができて言うことなし! ぜひチャレンジしてみてください。

●教えてくれた人
石阪京子さん

片づけアドバイザー。400軒以上の片づけレッスンを手がけ、どんな家でも片づけられる「7割収納」を考案。著書『一生リバウンドしない!奇跡の3日片づけ!』(講談社刊)がベストセラーに。近著に『夢をかなえる7割収納』(同社刊)

<イラスト/林ユミ 取材・文/ESSE編集部>

一生リバウンドしない!奇跡の3日片づけ!


著者の石阪さんの元には「今までいろんな本を読んだけど家が片づかない」や「プロを呼んで片づけてもらったけどすぐにもとに戻ってしまい困っています」という方が駆け込み寺のようにやってきます。


夢をかなえる7割収納


ベストセラー『奇跡の3日片づけ』の第2弾。