片づけられない人は貯められない人!整理するコツは?
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2019.04.10

家がきちんと片づいている人。お金をきっちり貯めている人。一見、別の話のようにも聞こえますが、意外にも、そこには共通のセオリーがあるのです!

「ポイントは、お金も収納も“7割”を心がけること」と話すのは、片づけアドバイザーの石阪京子さん。
暮らしを大きく変える“7割収納”の考え方を教えてもらいました。

片づけも家計も「3つの視点」をもつことが基本です

今の暮らしやお金を俯瞰して現状を認識しよう
貯まる人と片づけられる人の共通点とは?

収納スペースには7割しかものを置かない“7割収納”で、家じゅうを片づけると、家計もスリムになる、と話す石阪さん。
「今までの7割にものを減らして、ものをきちんと管理できるようになると、同時にお金の管理力も養われて、これまでの7割の予算で生活できるようになるんです」

そして、片づけとお金は、具体的な見直し方も同じ。
「家を片づけきるには『魚の目』『鳥の目』『虫の目』の3つの視点が大切で、これらは家計管理にも役立ちます」
まず「魚の目」で将来の暮らしをイメージし、「鳥の目」で家を俯瞰して部屋の役割を見直し、「虫の目」でものを使いやすく収納する。3つの視点をもっていれば、どんな家でもみるみる片づいて、リバウンドしなくなると言います。

同時に、暮らし全般を3つの視点で見る習慣が身につくので、お金の使い方や貯め方が変わるそう。

「将来の貯蓄額をイメージし(魚の目)、お金の流れをつかんで見直し(鳥の目)、1日の予算内で生活するように(虫の目)なるので、ムダづかいがなくなって、お金がどんどん貯まるようになります」

片づけにおける「魚の目」:将来の暮らしをイメージする
貯金における「魚の目」:将来の貯蓄額をイメージする

片づけにおける「鳥の目」:家を俯瞰して部屋の役割を見直す
貯金における「鳥の目」:お金の流れをつかんで見直す

片づけにおける「虫の目」:ものを使いやすく収納する
貯金における「虫の目」:1日の予算内で生活する

今の暮らしやお金を俯瞰して現状を認識しましょう

ここでは、現状を把握して見直す「鳥の目」のポイントを紹介します。鳥のように上から全体像を捉えて、客観的に俯瞰視する視点で、収納とお金の現状を確認していきましょう。

暮らしではそれぞれの部屋や収納スペースの役割を、お金ではおおまかな家計の流れを見直します。家の間取りや暮らし方、一年間の収支を書き出すところから始めると、家とお金の「今」が見えてきて、改善すべき点をしっかりと把握することができます。

●暮らしの現状をチェック

1.間取り図を見ながらどんな収納スペースがあるか把握する

間取り図を見ながらどんな収納スペースがあるか把握するまず、自宅の間取り図を用意するか紙に書き、家じゅうの収納スペースが「どこにどのくらいあるか」を確認します。次に部屋を占領しているものを調べ、「どんなジャンルか」「だれのものか」をチェック。

その際、写真を撮るとより客観的に見られます。さらに、家族で使うパブリックスペースと個別のプライベートスペースを分け、ものの管理者をはっきりさせておくと、片づけ後のきれいな状態を保ちやすくなります。

2.一日のタイムスケジュールを書いて自分の生活スタイルを知る

一日のタイムスケジュールを書いて自分の生活スタイルを知る起床から就寝までの基本的なタイムスケジュールをふり返り、自分自身の生活スタイルを把握します。紙に書き出すことで、時間の使い方があらわに。
一日のうちで家事にかける時間がどのくらいあるかや、ものを管理できる時間がどのくらいあるのかがわかれば、片づけられない理由が明確になって、ものをもつ量を見直すきっかけになります。

●お金の現状をチェック

1.年間の固定費をすべて洗い出す

家族の収入を「なににどのくらい使っているか」を認識します。年収から俯瞰してみるために、直近の一年分を調べて収支を出しましょう。
まず毎月支払う住宅ローンや子どもの教育費など、固定費を洗い出すのが先決。家計に占める割合が多いうえに、引き落とし金額を把握していないケースが多いからです。
家計簿をつけていない場合は、ざっくりでOK。各項目の見直しも行い、減らせるものがないかもチェックして。
下のモデルケースを参考に、早速書き出していきましょう。

<固定費のモデルケース>

4人家族 (夫、妻、娘、息子)/年収400万円/持ち家 

住居費 (住宅ローン) (¥70,000/月) ¥840,000
水道光熱費 (¥20,000/月) ¥240,000
通信費 (¥30,000/月) ¥360,000
子ども費 (¥30,000/月) ¥360,000
こづかい (¥30,000/月) ¥360,000
保険料 (¥15,000/月) ¥180,000
貯蓄 ¥500,000

固定費合計 ¥2,840,000
(あれば車検代、固定資産税、帰省代などもプラスする)

2.年間の変動費をチェックする

ボーナスも含めた年収から、固定費を差し引いたものが変動費。食費や日用雑費、交際費など、日々変わる出費の合計です。
モデルケースでは、一年で使った金額は116万円。ふり幅が大きい変動費は、毎年調べて経年変化を見れば使いすぎがわかります。

年収/¥4,000,000 ― 年間固定費/¥2,840,000 = 年間変動費/¥1,160,000

「鳥の目」を意識すると、お金と収納の現状がクリアに見えるはず。
何事も、行動を起こす前の準備が大切。じっくり腰を据えて、まずは現実を見つめてみましょう。

<撮影/林紘輝 イラスト/林ユミ 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
石阪京子さん

片づけアドバイザー。400軒以上の片づけレッスンを手がけ、どんな家でも片づけられる「7割収納」を考案。著書『一生リバウンドしない!奇跡の3日片づけ!』(講談社刊)がベストセラーに。近著に『夢をかなえる7割収納』(同社刊)

一生リバウンドしない!奇跡の3日片づけ! 一生リバウンドしない!奇跡の3日片づけ!


著者の石阪さんの元には「今までいろんな本を読んだけど家が片づかない」や「プロを呼んで片づけてもらったけどすぐにもとに戻ってしまい困っています」という方が駆け込み寺のようにやってきます。


夢をかなえる7割収納 夢をかなえる7割収納


ベストセラー『奇跡の3日片づけ』の第2弾。
7割に収めることで、家事がしやすく、家事負担が減るおうちにできる!