これで食費1か月1万円!特売肉の「下味冷凍」テクニック
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2018.10.23

家計の大きなウエイトを占める食費。無理に削って食卓が寂しくなったり、おいしさや栄養バランスが欠けてしまわないよう、節約には工夫が必要です。

そこで今回ESSEが取材したのは、1か月の食費を1万円以内におさめているという、フードコーディネーターで節約アドバイザーでもある武田真由美さん。
武田さんがとくにおすすめするのが「特売肉のまとめ買いと冷凍保存」です。底値で買った肉に下味をつけて冷凍しておくことで、超低予算でも家族が大満足するおいしいメニューがつくれるのだそう。

食費1か月1万円を実現!特売肉&節約食材で安うまレシピ
冷凍した食材を使いきることで、食費1か月1万円を実現する武田さん

下味冷凍の3つのメリットとは?うま味が増すなどいいことづくめ!

まとめ買いした特売肉に下味をつけて冷凍しておくと、「特売肉をムダなく使いきれる」「肉のうま味が増す」「調理時間が短くなる」と、まさに一石三鳥のメリットがあるといいます。

●特売肉をムダなく使いきれる

特売肉をムダなく使いきれる肉類は底値のときにまとめ買い。
「買い物から戻ったら一気に下ごしらえし、下味をつけて小分けにして冷凍しておきます。ここまでやっておけば、すぐに一品できるので、ムダにすることなく、おいしく使いきれるんですよ」

●肉のうま味が増す

肉のうま味が増す味つけした状態で冷凍するので傷みにくく、乾燥による劣化も防止できます。
「冷凍保存中に味がしみて肉がやわらかくなり、うま味もアップ。特売肉とは思えないほど、ジューシーなおいしさを楽しめるのもうれしいメリットです」

●調理時間が短くなる

調理時間が短くなる味がついているので、解凍したらそのまま焼いたり、炒めたり、煮たりするだけで料理が完成。
「調味料を出したり、合わせるのって意外と手間。洗い物も減らせるし、調味料も最少限でOK。作業がスムーズだから短時間で調理できます」

野菜も冷凍しておき、下味冷凍した肉を組み合わせれば、さらに調理がスピーディ野菜も冷凍しておき、下味冷凍した肉を組み合わせれば、さらに調理がスピーディに。
「新鮮なうちに食べやすくカットして、よく使う組み合わせごとに一緒の冷凍用保存袋に入れています」

冷凍肉がおいしくなる!基本の下味3種はこれ

飽きずに食べきれるよう、風味の異なる3種類の味つけをしている武田さん。

【みそダレ】みそ3:酒2:砂糖1

【みそダレ】肉300gに対し、みそ大さじ3、酒大さじ2、砂糖大さじ1を混ぜます。
「コクのあるおかずがつくれます。和風の煮物や炒め物だけでなく、フライやチーズ焼きにしてもおいしいです」

【しょうゆダレ】しょうゆ2:酒2:砂糖1

【しょうゆダレ】肉300gに対し、しょうゆ、酒各大さじ2、砂糖大さじ1を混ぜます。
「ご飯に合うおかず向きの下味。調理の際にカレー粉やケチャップをプラスするなど、味のアレンジも効きますよ」

【おろしダレ】おろしタマネギ1/2個:しょうゆ2:酒1

【おろしダレ】肉300gに対し、すりおろしたタマネギ1/2個としょうゆ大さじ2、酒大さじ1を混ぜます。
「さっぱりしたおかずがつくりたいときに使います。炒める、焼くといった調理がおすすめ」

味がしみ込む、肉の下味冷凍のやり方

用途に合わせ肉の切り方を変えるのがポイント。3つの味をしっかりもみ込みます。

(1)材料を切る

下味冷凍にする肉を用途ごとに切り、それぞれ100gを目安に分けます。
「小分けにしておくと、お弁当やひとりランチにも使えて便利です」

●鶏胸肉

鶏胸肉1枚(約200g)をひと口大に切り、1/2枚ずつに分けます。鶏モモ肉でも可。
「このサイズなら火のとおりも早く、いろんな料理に使い回しやすいんです」

●豚こま切れ肉

豚こま切れ肉100gずつに分けます。
「切る手間いらずの豚こまですが、パックからいったん出して小分けにしておくと、下味つけの作業がやりやすくなります」

●豚かたまり肉

豚かたまり肉1ブロック(約300g)の厚みを3等分し、1枚はそのまま、残り2枚は棒状とひと口大に切ります。
「部位にはこだわらず、そのとき安いものでつくります」

(2)袋に入れて調味液をかける

袋に入れて調味液をかける保存用のポリ袋に小分けにした肉を入れ、調味液をかけます。
「ポリ袋を並べ、同じ下味のものは一気に仕込むと手早く作業できますよ」

(3)下味をもみ込み空気を抜いて口を閉じる

下味をもみ込み空気を抜いて口を閉じる味がまんべんなくからむよう、袋の上からよくもんで口を絞ってキュッと結びます。
「なるべく空気を入れないように縛るのがコツです」

(4)肉ごとに保存容器に分けて入れる

肉ごとに保存容器に分けて入れる保存は肉ごとに分けると管理がラク。
「収納しやすいように保存容器を使っています。フタと側面にラべリングすれば、ひと目で中身がわかります」

3つの味でアレンジ自在!
肉の種類ごとに分けておけば、取り出しも簡単

●教えてくれた人
【武田真由美さん】

フードコーディネーター、食生活アドバイザー、食育インストラクター、ファイナンシャルプランナーの資格をもつ。節約アドバイザーとしてメディアでも活躍。市町村が主催する料理講座の講師も務める。著書『1週間2500円ごはん』(主婦と生活社刊)も発売中

<撮影/山川修一 取材・文/ESSE編集部>

1週間2500円ごはん

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