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好景気も「家計が厳しい」の声多数。働きに出る主婦が重視すべきこととは?

2018.02.07
子どもの入学や進学を機に仕事を始めたい、と考える人も多い時期ではないでしょうか。厚生労働省の発表によると、2017年平均の有効求人倍率は1.5倍。過去最高だった1973年以来の高水準を記録しました。
「近年、人手不足を背景に主婦の求人も増加しており、それに合わせてアルバイト・パートの時給も上昇。時給1000円以上の仕事も多くなっています」と言うのは、主婦向け求人の調査機関、しゅふJOB総研所長の川上敬太郎さん。ただしその一方で、しゅふJOB総研が行った「あなたのご家庭について、2018年の家計はどうなりそうですか」という調査には、約半数が「苦しくなりそう」と回答するなど、けっして楽観的な状況とはいえません。

満足できる仕事を選ぶためには、時給以外の条件もしっかりチェックして!

エッセ読者のおトクな仕事の体験談いざ外で働くとなったとき、どんな仕事を選んだら“おトク”なのでしょうか。川上さんは、「おトクと言っても、主婦にとって大切なのは、時給の高さだけではありません。重視してほしいのは、職場の環境。主婦がたくさんいる職場なら、働きやすい傾向があります」と指摘します。

ESSE編集部が行ったアンケートでも、読者が仕事探しでもっとも重要視することは「時間の融通が利く」かどうか、でした。
「勤務時間や日数の調整が利きやすいか、子どもの急病時などに休みがとれるかなどは、まさに職場の環境によりますね。時間的に無理のある職場で働いても、長く続けるのは難しいので要注意です。また、業務内容に興味がもてるか、スキルが身につきキャリアアップできそうかなど、内容を吟味してみるといいですよ。自分が重視したい条件がなにかを見極め、満足度の高い“おトク”な仕事を見つけましょう」。

1日当たり何時間働いていますか?パートもしくはアルバイトをしている読者に労働時間のアンケートを取ったところ、「1日5時間まで」が7割を占める結果に。子どもの帰宅時間や夕食の準備などを考えると、家族を送り出してから、最大5時間が無理のない働き方といえそうです。6時間以上との回答には「土日に集中して働く」という人も。

急な休みがとれるかも、主婦のアルバイト&パートの重要なポイント

アルバイト&パートを決めるときの最優先事項だった「時間の融通が利く」は、実際に働いてみてからも満足度の高さにつながっています。無理のない勤務時間や通勤時間はもちろんのこと、「週4日勤務しているスーパーの事務職は、子どもが家にいる夏休み・冬休み中は週2回に減らしてもらえるので、家族にも迷惑をかけず働けている」(愛知県・39歳)という人も。

子どもが高熱を出したときなどに交代可能かどうかも重要なポイントで、「人間関係がよく、子どものことを優先してくれる」(千葉県・30歳)などが、仕事の満足度が高い人の経験談として挙がりました。また、在宅でできる仕事や、配送ドライバーなど、ある程度自分で時間を配分できる仕事を選んだ人も。

ここでは、読者が実際に働いてみて「時間の融通が利く」と感じた仕事を紹介します。

●<化粧品会社事務>女性が多く、子育てに理解がある

複数の会社で事務の仕事を経験しましたが、女性が多い化粧品会社では、育児と両立できるシフトの組み方ができ、子どもが急病のときも理解がありました(神奈川県・43歳)。

【仕事・働き方】オフィスワークは派遣会社に登録する場合が多い。一定のPCスキルが条件だが、時短勤務も可能。

●<メーカーの営業事務>時短勤務ができて、夏冬の長期休みもある

1日5時間・週4日勤務で、家事と両立しやすいうえ、土日・祝日は必ず休み。夏・冬休みが取れるのも会社ならでは。家族との時間を確保でき、安心して働けます(石川県・43歳)。

【仕事・働き方】営業事務では、PC作業のほか、営業マンと連絡を取り合うなど、コミュニケーション能力が必要に。

●<小論文の添削>自宅で好きな時間に取り組める

高校生の小論文を添削する仕事は、隙間時間にできるし、慣れると1時間に2枚のペースで、時給換算すると900円。文章を読んだり書くのが好きなので楽しい(群馬県・38歳)。

【仕事・働き方】小論文を読み、マニュアルに従って添削。文章を読み取る力や、読みやすい字を書けることが必要に。

●<ブライダル関係>土日、祝日の勤務なので子どもは夫にまかせられる

ブライダル関係ブライダルの音響オペレーターの仕事は、土日・祝日が主なので、子どもの心配をせずにできます。1日2件、9時間みっちり働いて1万6000円と収入も大満足(神奈川県・45歳)。

【仕事・働き方】音響機器を操作して結婚式のBGMを担当。ブライダル関係の仕事には、会場設営や配膳なども。

●<ローカル新聞の記事執筆>都合のつくときだけ取材に行けばOK

ローカル新聞の記事執筆ローカル新聞で記者の仕事を見つけ、地域のイベントや講演会の取材記事を担当。1記事3000円です。都合のつくときに仕事を受ければよく、執筆は自宅で行うことができます(千葉県・41歳)。

【仕事・働き方】地元のイベントなどの取材、執筆を行う。地域に詳しくなれる利点も。募集を紙面で行うこともある。

●<配達の運転手>配達がスムーズに進めばあいた時間に買い物もできる

担当エリアへ荷物を届けるドライバーの仕事は、合間に買い物に行けるなど、時間を有効活用できます。ひとりでできる仕事なので、精神的にもラクでした(埼玉県・42歳)。

【仕事・働き方】荷物の配達や集荷を行う。ネット通販の増加などで需要が高く、運転免許があれば未経験者も歓迎。

<イラスト/根岸美帆 取材・文/ESSE編集部>

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