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79歳、ひとり暮らし。料理研究家・村上祥子さんに学ぶ老後の楽しみ方

ESSE編集部
2021.07.08

「『ESSE』の読者世代の方から、『お母さんが村上さんの本をもっていました』と言われることも多いんですよ」と話すのは料理家の村上祥子さん。79歳の今も、現役で活躍中の料理研究家です。

子どもたちは自立し、7年前に夫を看取ってからはひとり暮らし。近年ではレシピ本だけでなく、自身のおひとりさまライフをつづったエッセイ本が大ヒット。村上さんに、その道のりと生き方についてお話を伺いました。

キッチンに女性
村上先生の自宅にある、キッチンスタジオにて

50年前に料理研究家でデビュー!介護、病気、夫の死を乗り越えて…

50年前、社宅で暮らす普通の専業主婦だった村上さんは、料理コンテストで賞を取ったのをきっかけに料理研究家としてデビューしました。

「3人の子育てをしながら、次々に舞い込んでくる依頼に全力で取り組みました。ようやく仕事が軌道に乗ってきた頃、夫に福岡への転勤の辞令が。でも、動じませんでした。結婚するときに、『地の果てまでついていく』と決めていましたから(笑)」

その後は福岡と東京を頻繁に往復しながら、撮影や取材、打ち合わせをこなす日々。その間に、親を介護したり、自身も大病を経験したりしました。

「生きていれば、いろんなことがあるのは当たり前。目の前のことを片づけながら前に進むしかないと思ってきました」

●自分らしく生きていく!夢の実現に向かって邁進中

そんな村上さんに現在の楽しみや“これから”について伺ってみると…。
「夫が亡くなってしばらくはつらい日々が続きましたが、ひとりでくよくよしていても仕方がない。自分を笑顔にしてくれるのは自分だけと気づきました。せっかくだれに遠慮も気兼ねも必要ない人生になったのだから、自分らしく、機嫌よく生きていこうと思っています」

スケジュール帳は、本の執筆、雑誌やテレビの取材や撮影、講演、新聞の連載などの予定でぎっしり。さらに、長年続けてきた「シニアの料理教室」も欠かしません(コロナ禍で一時お休み)。
「79歳になった今の夢は、キッチンスタジオを改装して「村上食堂」を開くこと」。村上さんには、まだまだ楽しみがいっぱいのようです。

・村上さんの仕事術=「頼まれたら断らない」がモットー

パソコンの前に女性こんなに長くこの仕事を続けてこられたのは、「おもしろいから」のひと言。次々と仕事のオファーが入りますが、自分で直接電話を受けて、スケジュールが合う限り引き受けます。
「基本的に、頼まれた仕事を断ることはありません」

・村上さんの楽しみ=自分らしく装うことを楽しむ!

女性全身おしゃれには定評のある村上さん。外出するときは、帽子と6センチヒールでさっそうと。
「ファッションも、失敗を恐れず挑戦することが大切。家の中でもちょっとおしゃれしていると、気持ちが明るくなりますよ」

鏡の前で洋服を合わせている様子コンパクトに暮らす村上さんが所持する服は30着。オールシーズンで着まわしています。
「少ないアイテムでも組み合わせを工夫すれば、おしゃれは何とおりでも楽します」

・村上さんの夢=「村上食堂」の実現に向かって前進中

食堂料理教室に使っている場所で、お昼の時間だけ営業する「村上食堂」を開くのが、村上さんの夢。
「すでに保健所の認可も取得ずみ。問題は、私が忙しすぎること…。いつか夢をかなえるためにも、しっかり食べて元気でいなくてはと思っています」

ESSE8月号「79歳・ひとり暮らし! 村上祥子さんと考えるすてきな老後の過ごし方」では、村上さんのひとり暮らしを楽しむための、インテリア、食生活、健康法なども紹介しています。ぜひチェックしてください。

<写真/戸高慶一郎 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【村上祥子さん】

料理研究家、管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学客員教授。電子レンジ調理の第一人者として注目を浴び、出版した著書は500冊以上。『60歳からはラクしておいしい 頑張らない台所』(大和書房)でレシピ本大賞2020エッセイ賞を受賞

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