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50代・夫婦で新型コロナ感染。2回の危篤状態から復活するまで

磯 由利子
2021.06.13

●一般病棟に移り、口から食事ができるようになると、どんどん元気に

一般病棟に移ったのが12月22日。入院から1か月以上たっていました。

「クリスマスまでに退院したいと思っていましたがかなわなくて。一般病棟になり、口から食事ができるようになってからは、体がどんどん元気になっていき、食事の大切さを身にしみて感じました」

ゼリー
入院して初めて口から食べられた食事

「初めて口にしたのはゼリーでしたが、本当にうれしくて泣けてきたのを覚えています」

とろみ献立
ゼリーから1段階アップした食事

次のステップの食事も、飲み込む力もなくなってしまっていたので、すべてミキサーにかけとろみがついています。

「飲み物もすべてとろみをつけて飲んでいました。とろみをつけないと、気管に入ってしまい誤嚥(ごえん)性肺炎を起こす可能性があったため、先生の指導のもと食事をしていました」

パンなど
初めて固形物が出た日の食事

「普通の食事を食べられたときは、うれしくて、うれしくて泣きました!!」と橘さん。

●「生きていてくれて、ありがとう」「命をつないでくれて、ありがとう」

橘さんは1月9日に退院。東京は新型コロナの急拡大に対応し、1月8日に第2次緊急事態宣言が出され、病床もひっ迫し始めた頃でした。

「退院前に偶然にICUの看護婦さんに会えたときに、『橘さんが立っている!』と喜んでくれました。お医者さんにも『元気になって顔を出してもらえると、僕らの励みになる』と言ってもらえて、とてもうれしかったですね」

猫と女性
退院して2~3日後、3匹いるうちの2番目の猫、ティア(オス・9歳)と一緒に

治療中は腎臓の数値も上がったり下がったりで、落ち着くまでは、ベッドに寝たきり。腕も上がらず10cm先のコップも取れないような状態だったという橘さん。

「看護婦さんがなんでもお世話をしてくれて、本当に感謝の念でいっぱいで言葉にはできないくらい。命をつないでくれてありがとう、としか言いようがありません。
先生からは『運ばれてきたときは、ほとんど死にかけている状態だった。今、生きてくれて、本当にありがとう』と言われて、胸に突き刺さりました」

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