1. トップ
  2. ライフ

不妊治療を描いた「妊活日記」。つらくても夫婦で発信し続けるワケ

ESSEonline編集部
2021.02.26

不妊治療をする夫婦の数は年々増えており、SNSなどで治療に関する発信や情報収集をする人も多くなっています。
そんな不妊治療をしている当事者たちから支持をされている妊活日記「おはぎのきもち」で日々発信しているおはぎさんと旦那さんご夫婦にお話を伺いました。

イスに女性と旦那さん
「妊活日記」の作者のおはぎさん、旦那さん

妊活日記「おはぎのきもち」のご夫婦に聞く、治療のこと

2018年に本格的な不妊治療治療をスタートし、発信してきたご夫妻。治療の内容や医師とのやりとり、金額、そしてご夫妻での会話など、赤裸々に描かれているブログ「おはぎのきもち」。イラストレーターであるおはぎさん、そして旦那さんに漫画へ込めた思い、治療のことなどを語っていただきました(以下、敬称略)。

●不妊治療のリアルな実体験を知りたい思いから始めた発信

走る女性
「おはぎのきもち」より

――漫画で発信していこうと思ったきっかけを教えてください。また、発信したことで気づいたことも教えてください。

おはぎ 不妊治療を始めようとしていた頃、治療内容、費用、こんな感情になったなど、ウソのない赤裸々な実体験を知りたいと思ったのがきっかけです。発信することで気づいたことは、不妊治療の話は普段の生活で聞くことも聞かれることもほどんどないのですが、SNSではたくさんの方に見てもらえ、反応がありました。身近な人には言わずに、不妊治療をがんばっていらっしゃるご夫婦がたくさんいらっしゃるんだなぁと思いました。

――漫画を更新する内容は、ご夫婦で構成を話し合ってつくられているのでしょうか?

おはぎ 妊活日記に関しては私が描いていて、旦那にお願いしているのは文字のチェックくらいです。日々スケジュール帳に、治療していて起きたことを日記としてメモしておいて、クリニックからもらった書類を確認しつつ、ネーム→ラフ→ペン入れをしていってます。

積み重ねられた書類
おはぎさんが書くスケジュール帳と病院でもらった書類

絵日記以外の、例えば動画にしてもらったり、ブログへアップしたときの文章、SNSやウェブサイトの管理、運営なんかは旦那がやってくれています。

紙にラフ――不妊治療をされている多くの読者さまからのお便り、コメントもあるかと思いますが、どのように向き合われていますか?

旦那 いただくお便りやコメントに関しては、大変ありがたいです。ただ、おはぎは治療中で不安定な時期もあったりするので、一度旦那の私がすべて目をとおし、おはぎの様子を見ながら「応援のメールきてたよ」とか「こういった治療あるみたいだよ」という程度に伝えています。

おはぎ なので、印象的なと言われると難しいのですが、「旦那がうちの旦那に似てます!」というコメントがちょこちょこ来ているらしく、それはおもしろいなぁと思っています。

●「妊活日記」が夫婦のコミュニケーションのいいツールになっている

書く女性とそれを見る旦那さん――赤ちゃんを授かるという未来に向けて日々どのように話し合い、前を向き続けているのでしょうか?

おはぎ 治療については、些細なことでもすべて旦那に相談して、2人で決めるようにしています。治療も大事ですが、その過程における私たち夫婦の納得も大事にしています。

旦那 この「妊活日記」自体がコミュニケーションを取るよいツールになっていると思っています。私自身、不妊治療について、開始当初あまり前向きではなかったのですが、日記をとおしておはぎの気持ちや不妊治療の大変さを知り、一緒にがんばっていこうと思えるようになりました。
私たちの妊活日記のように、公表したり、絵を描く必要はないと思いますが、日記やログを残し、夫婦で共有することはとてもよいことだと思っています。

おはぎ それ以外には、旦那からもよく言われるのですが、他人との比較はしないようにしています。治療の成果なども、比較する場合は、過去の自分と比較しよくなっているかどうかで判断し前を向くようにしています。

1 2
  • この記事を
    シェア