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心が折れそうな人へ。人気YouTuber大愚和尚の「救いの禅語」

ESSEonline編集部
2020.10.04

登録者数28万人超え! 仏教の視点をもって国内外から寄せられたさまざまな悩みに応えるYouTubeの人生相談チャンネル『大愚和尚の一問一答』が、今多くの人から絶大な支持を得ています。

YouTubeを運営する大愚和尚は僧侶、事業家、作家・講演家、セラピスト、空手家と5つの顔を持ち、これまで、多額の借金に追われたり、過労で倒れて生死をさまようなど、壮絶な半生を乗り越えてきました。

大愚和尚さん
Youtubeも人気の大愚和尚

大愚和尚が伝えたい、救いになる禅語

そんな大愚和尚だからこそ、今届けたい、人間関係、お金、仕事など、さまざまな局面で、「もうダメだ」と思ったときに救いになる禅語を紹介します。

●困難な局面に置かれた人へ

【随縁行(ずいえんぎょう)】
肩の力を抜いて、
逆境を受け止める覚悟がチャンスを引き寄せる

人生は山あり谷ありです。「随縁行」は、もし仮に逆境がやってきても、あるがままに受け止め、ただただ縁に従っていくことを説く禅語です。

新型コロナウイルス感染症が蔓延したこの状況は、誰も予想ができなかった逆境です。力ずくでなんとかしようとジタバタ抗うと余計に事態が悪化してしまいます。この困難な局面でどのような態度をとるかで、その先に進めるか否かが決まってきます。パニックや自暴自棄にならずにいるために、今もっとも必要だと思うのが「随縁行」という言葉です。

逆境に陥ったときこそ、冷静に現状を把握し、この時期だからできることを無理なくこなし、次のチャンスを待ってみることです。
順調なときや、前だけを見て突っ走っているときには気づけなかったことに気づかされることも多いです。このコロナ禍でさえも、ひとつの縁と捉えて次の展開につなげていくことは不可能ではありません。

相談者の方のなかには、無駄だった会議を減らし、自分の時間が増えて語学を勉強し始めた人がいます。在宅勤務により、子どもと一緒に過ごす時間が増えたと喜ぶ父親もいました。まったく異なるところにビジネスチャンスがあることに気づき、勢いづいている企業もあります。

どんな逆境でも、それを縁と捉え、抗わずに受け止めて、今ある流れにすっと身を任せてみましょう。すると、状況を見極める冷静さが芽生え、的確な行動がとれますし、次のチャンスまで待つ忍耐力も生まれます。まずは肩の力を抜いて、そこからスタートしてみましょう。

鳥が飛んでいる空

●生きづらさを感じている人へ

【自由】
生きづらさの原因はすべて自分の中にある。
本当の自由を手に入れるヒント

「自由」は、もともと仏教の言葉です。
私のところに届けられる悩み相談を読んでいると、いじめなどの幼い頃の経験がトラウマになっている人が少なくないと感じています。

けれど、よく考えてみてください。もしあなたが、昔いじめられていたとして、あなたをいじめていた人はもう今はいません。もしいるとしたら、それはあなたの記憶の中にだけいるのです。自分で自分を苦しめていることに気づいて、過去の自分から離れ、堂々と明るく今を生きてください。

お釈迦様は、苦しみはすべて自分の中にあるのだから、それに執着せずに手放してごらん、というのです。自分の内側で起きている現象を見つめ、自分自身をその執着から解き放つこと、これが「自由」です。

職場の人間関係に悩み続けている人も、学歴のせいでステップアップできないともがく人も、差別を経験している人も、とても苦しいでしょう。でも、いたずらに苦しみ続けてはいけません。

生きづらさを感じたら、まずは、自分と向き合い、何かしらの原因が自分の心の中にないか、確かめてください。そして、自分自身を解き放つのです。今日までの自分と決別し、明日からの自分を思い描き、生まれ変わったつもりで新たな人生の一歩を踏み出すことです。

すべては自分次第、自分に由ることでだけ、自由を手にすることができるのです。
過去や未来にとらわれず、今成すべきことを成し、今日をたくましく生きぬこうとするあなたはもう、自由なのです。

松ぼっくり

●失敗を恐れている人へ

【不倒】
失敗から起き上がるほどに、
あなた自身が進化する

「不倒」は、「倒れない」「倒れないように頑張る」という意味ではなく、転んでも転んでも、屈することなく起き上がれ! という意味を含んだ禅語です。

現代は、失敗や間違いを犯すことは「悪」と思われがちで、「失敗したらただじゃおかないぞ」という圧力がそこかしこにあります。物心ついた頃から、人生につまずかない練習や、転ばない訓練ばかりしてきていないでしょうか。
優等生になることを目標にしていると、ちょっとしたことで転んだときに、悩み苦しみ、怖がり、起き上がれなくなってしまいます。

失敗やミスは誰にでも、いつでも起きる可能性があるのですから、むしろ日頃から転ぶ練習をしておくことが大事です。
日本古来の柔道は、まず受け身の練習から始まります。倒されることが前提。だから、相手を投げる技よりも、怪我をしないようにという受け身の訓練が、重要とされているのです。その考え方は、私たちの生き方においてとても有用だと思います。

誰でも失敗すれば心にダメージを受けます。でも落ち込んだ状態にありながらも、そこからどう失敗を挽回するのか、ということに意識を向けて工夫を積み重ねれば、転んだときの起き上がり方がひとつずつ身につき、失敗を恐れなくなるのです。
そうすれば、次第にあなた自身がたくましく進化し、実りのある人生にシフトできるはずです。

大愚和尚だからこそ伝えられる、苦しみを手放し、困難を打破する禅語の数々。著書『最後にあなたを救う禅語』(扶桑社刊)には、YouTubeでは語られていない大愚和尚のメッセージが満載です。心が折れそうになったときに、ぜひ開いてみてください。

<取材・文/ESSEonline編集部>

【大愚和尚】

佛心宗大叢山福厳寺住職。(株)慈光マネジメント代表取締役。慈光グループ会長。僧名「大愚」は、大バカ者=何にもとらわれない自由な境地に達した者の意。駒澤大学、曹洞宗大本山總待寺を経て、愛知学院大学大学院にて文学修士を取得。僧侶、事業家、作家・講演家、セラピスト、空手家と5つの顔を持ち、「僧にあらず俗にあらず」を体現する異色の僧侶。

最後にあなたを救う禅語

「もうダメだ」と思ったとき、開くとそこに答えがある。大愚和尚が今、届けたい心に寄り添う救いのメッセージ

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