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60代一人暮らし。身の丈にあったものの選び方、減らし方

ESSE編集部
2020.07.27
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不必要なものは手放して、少ないもので楽しく、シンプルに暮らす人が増えています。片づけや掃除の手間が減り、節約にもなると、いいことづくめ。

とはいえ、暮らしに必要なものは人それぞれ違うはず。自分自身の物差しで、ものを整理するのが大切です。「もたない暮らし」に関する著書が人気の60代ブロガー・ショコラさんに、自分らしく、小さく暮らすヒントを教わりました。

リビングに女性
生前整理のつもりで片づけをはじめたという、60代のショコラさん。現在は1LDKのマンションで一人暮らしです。

60代で一人暮らし。「私が本当に必要なもの」だけに囲まれて、豊かに暮らす

周りがもっているから手に入れたもの。せっかくもらったから取ってあるもの。そんな、自分の物差しで選んでいないものに囲まれていませんか? それらは手放しても後悔しない可能性大。

「私にとって、本当に必要? ものに出合うたびに問いかけます。年を重ねて“私”を知ることで、その判断はより的確になりました。さらに、豊かに生きるうえで、本当に必要なものなんてごく少ないことにも気づけたのです」

●ひとつで何役も担ってくれるものを選ぶ

デスクとイスたとえば、ライティングビューロー。2年かけて、スペースに合うコンパクトなものを探しました。デスクであり、引き出しをもつ収納家具であり、お気に入りを見せる飾り棚。3つの役割を担ってくれることで、キャビネットと書きもの用に使っていたテーブルを手放せました。

ディスペンサー食器洗い洗剤のディスペンサーは、スポンジも収納できるものに。

●「あると便利」はなくても平気

コーヒーをドリップ「家で飲むコーヒーは、ほどほどのおいしさでかまわない」
そう考えたショコラさんは、コーヒーメーカーを手放しました。
「本当においしいものを飲むなら外に行けばいいな、と気づいて。家ではドリップパックで十分です」

●「大は小を兼ねる」とは考えない

冷蔵庫スーパーが近くにあるから冷蔵庫は小さくてOK。小さい方が全体を見渡せるから、うっかり腐らせる心配もありません。
「冷蔵庫に限らず、収納場所があるとつい、ものを増やしがち。家具なども自分の暮らしに合ったサイズで」

●ひと目ぼれは禁物

トースタートースターは、デザインとサイズにこだわって選びました。
「なにかを欲しいと思ったら、できるだけ情報を集めます。時間をかけるほど、欲しいもののイメージが明確になって、ひと目ぼれで見つけたものよりも、結果的によい品が手に入ります」

●本物を選ぶ。けれど、身の丈を知る

ランプ「憧れていたヤコブソンランプは、似たデザインのものもあるけれど、本物を知ったからには本物が欲しくて」
無理をしないと買えないものは、身の丈に合わないもの。カードの特典ポイントで、無理なく手に届く価格になったところで購入したそうです。

●自分が大切だと思うものに囲まれて暮らす

トラ柄絵
リビングには、二男の絵をかけて

必要なものは、実用的なものだけとは限りません。豊かな気持ちにさせてくれるものも、暮らしの必需品。
「私にとっては、息子たちの絵。額装して飾って、いつでも目に入る場所に。自分らしい暮らしに、なくてはならないものです」

壁に絵玄関には、長男が描いた絵を額装。

マット友人との旅行で買った、思い出の玄関マットで来客を出迎えます。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【ショコラさん】

老前整理をテーマにしたブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」が話題に。『58歳から日々を大切に小さく暮らす』(すばる舎刊)も人気