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非常時に持ち歩ける防災マニュアルのつくり方。家族で共有を

ESSE編集部
2020.06.13
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いつ起こるかわからない大地震、大型台風、集中豪雨…災害の対策はできていますか?
防災でなにより大事なのは日頃の備え。ただ漠然と不安を感じているよりも、いざというときの連絡方法や避難場所を家族で共有しておけば、気持ち的にも安心できます。

確認しておきたいチェックポイントを、防災のプロ、危機管理アドバイザーの国崎信江さんに教わりました。

災害の様子
災害に備えて「家族の行動」を決めておきましょう

いざというときにあわてないための防災チェックリスト

イラスト母子
ふだんからの備えが大事

災害時の連絡方法や待ち合わせ場所などについて、日頃から家族の間で決めておくと安心。最低でも次のことは確認しておいて!

●CHECK1:連絡方法について家族と話し合う

家族の携帯番号を書いたメモを財布などに入れて携帯し、子どもの園や学校の連絡先を確認しておきます。NTT災害用伝言ダイヤルの利用の仕方も要確認。連絡方法は1つではなく、できることをすべて試しましょう。

●CHECK2:家族との待ち合わせ場所を確認する

「家に戻る」ことが基本ですが、家が損壊した場合などに備えて待ち合わせ場所を決めておきます。「〇〇スーパーの前の公園のブランコ」「〇〇小学校の校庭の鉄棒」など子どもにわかりやすい場所にします。

●CHECK3:家を離れるときにすべきことを把握する

イラストブレーカーおとす家を離れるときは(1)電気のブレーカーをすべて落とす、(2)ガスの元栓を締める、(3)窓に鍵をかけカーテンを閉める、(4)家族の安否と避難場所を書いた紙をドアにはるの4点を確認。災害時は気が動転しがちなので、紙に書き出して目につく所に!

●CHECK4:銀行口座などを夫婦で共有する

自宅が火災に遭うことも想定されるので、重要事項は控えておくこと。銀行の口座情報、生命保険や損害保険の証券番号、健康保険の被保険者番号などを一覧リストにして、夫婦それぞれが外出時に携帯しましょう。

プロが指南!備えて安心“わが家の防災マニュアル”

災害に遭ったときの連絡方法や避難場所、避難方法などについて、わが家の防災マニュアルをつくれば備えは万全。以下の項目の(  )を書き込んだものを常に持ち歩けば、緊急時に離れていても、なにをすべきかがお互いに明確になります。

「まだ字が読めない子どもなら、『なにかあったら、これを保育園や幼稚園の先生、近くにいる大人に見せて』と伝えておきましょう」

●(   )家の防災マニュアル

防災マニュアル1:家族との連絡方法
●第1手段→各自がNTT災害用伝言ダイヤル(171)にそれぞれの状況と避難先を録音し、家族の伝言を再生する。
【録音】171→1 【再生】171→2

●第2手段→家族みんなの携帯にかける
(       )の携帯 (    ‐       ‐     )
(       )の携帯 (    ‐       ‐     )
(       )の携帯 (    ‐       ‐     )

●第3手段→自宅の(場所:       )に、自分の避難先や状況を書いて貼っておく。

●第4手段→親せき、知人の(     )宅に電話(    ‐     )。家族の状況を尋ね、自分の状況を伝える。
※非常時にはどれかひとつではなく、できる方法すべてを試す。

防災マニュアル2:待ち合わせ場所とルートの確認

待ち合わせ場所→(施設名:                )に(    )時、または(    )時に待ち合わせる。
決めた待ち合わせ時間から20分過ぎても来なければ、次の時間まで自由行動。
避けた方がいいルートなどは下記に記入(                )

※待ち合わせ場所、避難所までたどり着くのが状況的に困難なら各自で判断して近くの避難所へ。そのことを災害ダイヤルに録音する。

防災マニュアル3:地震がきたら

(1) すぐに身を守る体勢になること。転倒・落下物から身を守る

(2) 揺れが収まったら、靴やスリッパを履く

(3) 火の始末とドアをあけ、水を確保する

(4) 状況を把握して、必要なら避難する

防災マニュアル4:家具や家の下敷きになったら

家族のだれかが下敷きになって動けなくなったら助けを求めに行く。

(1) 近所の人
(2) 近くを歩いている人
(3) 自主防災組織(場所:        )
(4) 町内会館、または避難所にいる人
(5) 地域の災害ボランティアセンター
(6) 119番
(7) 110番

防災マニュアル5:家を離れるときは

(1) 電気のブレーカーを落とす
(2) 火元やコンセントを確認する
(3) 家の窓やドアの鍵をしめる
(4) 家族の安否を書いた紙をドアに貼る

いざというときは、あわててしまって落ち着いた行動がとれなくなることもありえます。ふだんのときに連絡方法や避難方法を家族で話し合い、目で見て確認できる形態にしておきましょう。

<イラスト/木波本陽子 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【国崎信江さん】

危機管理アドバイザー、危機管理教育研究所代表。自然災害や防災に対する備えを研究し、国や自治体の防災・防犯対策にも携わる

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