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子どもが仲間外れになってしまったら…。親ができる3つのこと

ESSE編集部
2020.07.28
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子どもが仲間外れに…。もしそう気づいてしまったら、親としてもつらいですよね。娘のためにも親はどうしてあげることができるのでしょうか?
漫画家、エッセイストの瀧波ユカリさんに、読者から実際に寄せられたお悩みをズバリ解決してもらいました。

子どもの人間関係のトラブルに、親としてできること

【お悩み】友達グループで娘が仲間外れになっていてつらい…

イラストつらい
娘が仲間外れに…どうしたらいいのでしょう?

小学1年生の娘の人間関係に悩んでいます。同級生の子どもがいる近所の4家族で仲よくしていましたが、最近になって、どうやら娘が仲間外れにされていることに気がつき…。私自身は「もう集まりにも参加したくない」と思っていますが、娘は「行きたい!」と言います。
今後、同級生の家族とどうやって距離をとっていったらいいのか悩んでいます。娘が仲間外れにならないようにするにはどうすればいいのでしょうか?(岐阜県・Tさん34歳、夫36歳、長女7歳、次女5歳)

【瀧波さんからのアドバイス】親は子どものセコンドになりましょう

私も小学生の娘がいるので、お気持ちとてもよくわかります! 以前、習い事の教室で娘だけが子どもたちの輪に入れてもらえないことがありました。悩んだ末に教室をやめて区切りをつけましたが、結果的にたくさんの学びを得ることとなりました。今回はその学びをシェアします!

子どもが仲間外れになったときに親がすべきことは、大きく分けて3つです。

1つ目は、信頼できる人たちと情報を共有すること。私は娘の問題が発覚したときに、夫と友人に話しました。教室を続けることばかり考えていた私に夫は「そんな教室すぐやめていい」とズバッと言ってくれたし、友達は「自分の子も悪いのかもとか思う必要ない。親は100%自分の子どもの味方をしていい」と叱咤激励してくれました。友人限定のSNSにも書いたところ、児童福祉の専門家の知人からもアドバイスをもらうことができました。

このように、情報を共有すると味方になってくれる人たちの声が寄せられて、暗くならずに対処法を考えられるようになります。Tさんの場合は、4家族のなかでいちばん話せそうな人に打ち明けてみるのもよいかと思います。

2つ目は、子どもに自分の体験談を伝えること。人間関係のトラブルに対して、子どもは圧倒的に経験不足かつ情報不足です。「お母さんも子どものときに似たようなことがあって、そのときはこういう気持ちになって、結果はこうなったんだ」と、聞かせてあげてください。それだけでも、子どもは「仲間外れってよくあることで、恥ずかしいことじゃないんだ」と安心できるはず。でもアドバイスの押しつけにならないよう気をつけてください。

「だからあなたもこうした方がいい」と言いたくなってもぐっと我慢。体験談を聞かせたうえで、子どもから質問があったら答えてあげる、という形がよいでしょう。

イラストちゃんと見てるよ~3つ目は、子どもの「セコンド」になること。経験不足で情報不足の子どもは、まだひとりでは戦えない存在です。でも親が代わりに戦ってあげるわけにもいかない。なので、セコンドになるのです。そのトラブルに突破口があるかないか、勝負のかけどきもしくは逃げどきはいつか。リングサイドで目を凝らして状況を判断しながら応援する、よきセコンドになりましょう。そのために最新の知識を身につけることも大切。
「いじめ」や「仲間外れ」などのキーワードで参考になりそうな本を探して読んでみましょう。

人間関係は一生の問題。経験は糧になり、情報は杖になります。子どもが経験を積む過程を見守り、情報を与え、支えていく。私たち親は、そんな存在になれるといいですね。応援しています!

【瀧波ユカリさん】

1980年、北海道生まれ。漫画家、エッセイスト。アニメ化もされた『臨死!! 江古田ちゃん』(講談社刊)でデビュー。著書に『30と40のあいだ』(幻冬舎刊)『ありがとうって言えたなら』(文藝春秋刊)など