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転勤族妻の悲劇。「引っ越しの荷物を積んだ船が沈没…!」
烏丸莉也
2020.01.18
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物件探し、家財道具の調達、子どもの学校の手続き…そんな大変な作業を数年おきに繰り返している「転勤族」は、目まぐるしい環境の変化をどのように乗りきっているのでしょうか。

今回は、転勤を経験したESSE読者に取材をし、引っ越し・夫の激務・アウェイ育児という特殊な環境での本音を赤裸々に語ってもらいました。

引っ越し作業中の女性
転勤族の妻は引っ越しのたびに疲弊してしまいます(※写真はイメージです)

仕事に忙殺される夫。アウェイ育児に悩む妻。転勤族のリアルな実態とは?

一般的に、転居を伴う異動は、1か月以上前には内示が出るそう。ただ人事異動は職業によって状況はまちまち。会社は簡単にいうけれど、家族にとっては一大事です。

「家を買ったばかりなのに」「車を買ったばかりなのに」というジンクスみたいな噂もよく耳にしますが、「春の転勤はないと確認して子どもの制服をそろえたら、異動になってしまった」というエピソードも。
まずは、転勤族の妻=“転妻(てんつま)”を悩ませる引っ越しトラブルからご紹介します。

●家財破損のリスク大!引っ越し業者選びは毎回慎重に…

荷造りの様子
引っ越しが多いと、大きな家具は買えません(※写真はイメージです)
「東京、福岡、大阪の転勤を経験しています。新居探しと引っ越し業者探し…。ぜんぶ大変でした。新たな家も、実際に見て決めたかったので、不動産屋さんまでプチ旅行。その分の費用は実費。また、引っ越しの際に家財が破損することもあり、引っ越し業者選びはやはり大事だと感じます」(37歳・アルバイト)

転勤先まで距離が遠すぎると、物件の内見をするだけでも一苦労。新しい拠点に移るたびに、本人たちによる持ち出しの出費が発生するというケースはかなり多いようです。

「引っ越し先の部屋の大きさが毎回どうなるかわからないので、大型家具は購入できません。冷蔵庫は輸送や再起動に弱いので、移動後に不安定になって基盤交換(2万円)の修理が必要になったことも」(39歳・アルバイト)

見積もり時に、「引っ越し運送中の事故は補償します」と説明を受けた場合、補償されない範囲についてもしっかりとチェックしておきたいところ。「1梱包当たり10万円まで」などの制約があることも多いので、高価なものをまとめて同じ箱に入れないなど毎回神経を使うという人もいました。

そして、海外転勤ではこんな体験をした人も…。

●船便が沈没…

「ヨーロッパ赴任が決まり、家族で帯同することに。ところが、数か月後にやってくるはずだった船便が、なんと船ごと海に沈没。家族写真のアルバムや嫁入り道具としてそろえた思い出の家具など、お金には代えられない価値のものを失ってしまって、本当につらかったです」(40代・主婦)

ほかにも海外駐在は、言葉や文化の大きな壁が立ちはだかり、帰国するにも多額の費用や時間がかかることから、不安が大きかったという話もありました。

転妻が抱える潜在的な生活の心配事

「夫の転勤で一年に一度引っ越しています。子育て支援センターや、通う病院、スーパー、公園などちょっとしたことがわからずストレスに…。困っていましたが、夫が話を聞いてくれました」(32歳・主婦)

身近な夫が支えになってくれるのは心強いですね。しかし、「慣れない環境でがんばっている夫に相談しにくい」とさらに悩んでしまっている人も多く、転勤族の夫は激務の傾向が強いようです。子どもがいる場合は、ワンオペ状態の“アウェイ育児”に追いつめられてしまったという体験談も。

●知らない環境でひとりぼっちの子育て…

親子で公園で遊ぶ様子
転妻は慣れない土地でアウェイ育児に陥ることも(※写真はイメージです)
「夫が転勤族のため、1年から2年で全国を転勤しています。大阪から岡山に転勤し、その後神戸に転勤してまだ5か月ほどですが来月東京に転勤予定です。
現在2人目妊娠中ですが、1人目も今回も里帰りはできません。夫に休みを取ってもらったり、早く帰ってきてもらうことも難しいです。家事や育児を手伝ってもらうことはできず、基本的にアウェイ育児。専業主婦なので諦めていますし、それが私の仕事だと思って割りきっています。
転勤族なので周りに友人、知人もいません。来年幼稚園入園ですが、せっかく決まっていた幼稚園も転勤で変えることに。慣れない土地で幼稚園と産婦人科を新たに探さないといけないので、少し不安に感じています」(29歳・主婦)

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