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フライパンだけで!歓声が上がるローストビーフのつくり方<暮らしっく>

2019.11.29
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●瀬戸内寂聴さんとご一緒して元気の秘訣はお肉だと実感

鹿肉のローストビーフ
こちらは鹿肉のローストビーフ
草食動物みたいに基本静かに生きている私だが、お肉からもらっている燃えるようなエネルギーがいざというときの瞬発的パワーに変わっていってくれている。大人になって、どうしても闘わなきゃいけない瞬間があったりするから。いただいた命に感謝する。
食べたあと私の体の力に変わってくれるのをすごく感じる。食べたもので体はできている。そのときの気持ちが一緒に体になっていくようにも思う。なるだけ食べたいものを食べたい。一人でもおいしいものを噛み締めて。二人でも、三人でも気持ちよく楽しくおいしく。食べることは人生の大部分だと思うから。

そうそう、お肉と言えば、一度、瀬戸内寂聴さんと昼食をご一緒させていただく機会があった。会席料理のコースで、前菜や、お野菜、お豆腐が一通り運ばれたあと、寂聴さんはマネジャーさんにたずねた。

「ねえ、今日はお肉はないの?」

す、すごい。ここからまだお肉を食べようとされている…。私は緊張していたのもあって、もうそろそろおなかいっぱいだなあなんて思っていたので、びっくりしてしまった。元気の秘訣はお肉なのかもしれない。そのあと運ばれてきたしゃぶしゃぶ一皿をペロリとおなかに収められ、またまたびっくりしたのだった。

さて、バーベキューの最後に絶対にやることと言えば…。残りの炭で焼きイモ! やっぱりデザートは別腹なんですねー(デザートというかもはや一周して小腹がすいてきている)。まだ、いこいこしている残り火の傍に銀紙でまいたおイモをころころして。女子トークを続行しているうちにイモはいい感じに焼き上がっている。肉の最後におイモでおなかを整えて、私たちは片づけという次なる試練に立ち向かうのだ。

【高橋久美子さん】
1982年、愛媛県生まれ。チャットモンチーのドラムを経て作家・作詞家として活動する。主な著書にエッセイ集「いっぴき」(ちくま文庫)、絵本「赤い金魚と赤いとうがらし」(ミルブックス)など。翻訳絵本「おかあさんはね」(マイクロマガジン社)でようちえん絵本大賞受賞。新刊の詩画集「今夜 凶暴だから わたし」(ちいさいミシマ社)が発売予定。原田知世、大原櫻子、ももいろクローバーZなどさまざまなアーティストへの歌詞提供も多数。NHKラジオ第一放送「うたことば」のMCも。サイン入り詩画集の予約やトークイベントなどの情報は公式HP:んふふのふ

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