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ママ友と本心で話さなくていい。ストレスなくつき合う方法

ESSE編集部
2020.01.07
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距離感が難しい、ママ友との関係性。なんでも話すことができるママ友がいたら…と悩むこともあるかもしれません。ママ友とうまくつき合っていくには、どんなことを心がければよいのでしょうか。

漫画家、エッセイストの瀧波ユカリさんに、読者から実際に寄せられたお悩みをズバリ解決してもらいました。

SECRET
ママ友に隠し事をされてしまいショック…

ママ友たちはかけがえのない戦友であった、と思い返せる日がくるかも

【お悩み】隠し事ばかりのママ友と心からつき合えません

現在、小学生の息子の中学校受験を2年後に控えています。仲よしのママ友が、『うちは受験する予定はないのよ』と言っていたのに、じつは有名な私立中学校を目指していることがわかりました。私は息子のことを正直に話していたので、そこまで隠すことはないのに…とショックを受けてしまいました。

今では、私も本心を話すことはなくなり…。ほかのママ友との関係も同じような感じなので、仲よく、心からつき合えるママ友がいたらいいのにな~と思ってしまいます(東京都・47歳 夫50歳、長男9歳)

<瀧波さんからのアドバイス>ママ友とはほどほどに心の距離を取った方がいいですよ

なんでも話すことができるママ友がいたら…と思う気持ち、わかります。私は産後に引っ越しをしたので、学生時代からの友達とはなかなか会えません。だから子どもが同じ園や学校に通っているママ友と、昔からの友達みたいに仲よくなれたらいいのにって思っていました。

でも、「ママ友」としていろんな人たちと交流するうちに気がついたんです。「あ、これはほどほどに心の距離を取っておいた方がいい関係性なんだな」って。なぜなら私たちは「子ども」という共通項でつながってはいるものの、意見や価値観が合うとは限らないからです。

私が以前おつき合いしていたママ友の家庭はけっこうな亭主関白で、彼女の夫は家事を手伝わないし、子どもの世話を彼女にまかせて遊び歩いてばかり。最初は彼女の話を聞いては「どうしたら彼女の状況がよくなるのだろう」と真剣に考えたりしていました。これが学生時代からの友達なら「それ、ひどくない?」と言えるのですが、出会って間もないママ友にはそんなこととても言えません。話すたびにモヤモヤすることに私は次第に疲れて、いつしか疎遠になってしまいました。

そのような体験を経て、今では私はこう考えています。私たちは、それぞれ異なる意見や価値観のもとで家庭を運営している。そのうえで仲よくつき合っていくには安易に感情移入や干渉をしたりしないことが大切だし、自分の精神衛生上もその方がいい、と。

ほどほどの距離isBEST

相談者のママ友も、もしかしたら受験についての価値観の違いが浮き彫りになることを避けたかったのかもしれません。受験する家庭も受験しない家庭も「この選択でいいのだろうか」という迷いを抱えています。だれかに「こうした方がいい」と干渉されたら、せっかくの決意も揺らいでしまう。そうならないために、情報をオープンにしないのはひとつの自己防衛策なのでしょう。

ママ友同士は、昔からの友達みたいにすべてを打ち明け合うようなつき合い方をすることは難しいもの。だからといって、どうか「しょせんママ友」とは思わないでほしいです。守るべきものを守り、踏み込まないことで尊重し合う関係性もすばらしいものです。

昔からの友達とはつき合い方が違うだけで、友であることには変わりない。そんなふうに考えて、ママ友流のつき合い方で今まで通り交流を続けていくことをおすすめします。10年たって子育てが一段落する頃には、ママ友たちはかけがえのない戦友であった、と思い返せる日がくるかもしれませんよ。

<イラスト/瀧波ユカリ 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【瀧波ユカリさん】

1980年、北海道生まれ。漫画家、エッセイスト。『臨死!! 江古田ちゃん』(講談社刊)、『モトカレマニア』(講談社刊)など人気作も多数

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