1. トップ
  2. ライフ

『凪のお暇』作者に聞く!自己肯定感との向き合い方

ESSE編集部
2019.10.02
  • この記事を
    シェア

自己肯定感の低い主人公を描き、大人気の漫画『凪のお暇』。ドラマ化も話題となりました。

自信がもてない、過去の失敗を気にしすぎる…。そんな傾向がある人は自己肯定感が低いのかもしれません。
作者のコナリミサトさんに、漫画の裏話や、自己肯定感の高め方を伺いました!

『凪のお暇』作者コナリミサトさんに聞く!自己肯定感との向き合い方

空気 読んでこ
『凪のお暇』の主人公は、NOと言えないせいで、同僚から都合のいいように使われてしまう

●登場キャラクターの性格が自分のなかに混在しています

累計250万部突破の大人気コミック『凪のお暇』。コミックスをもとにしたドラマが放送されて話題の本作は、周りの空気を読みすぎて無理した結果、仕事を辞めてリセット生活にたどりついたOL、大島凪(28歳)が主人公。自己肯定感の低さから、限界を迎えてしまう姿が描かれます。

「もともとは“節約”をテーマにした漫画を描こうと思っていたんです。会社からドロップアウトした女の子が1話につきひとつ、節約ネタを披露するお話でしたが、その子の性格や周囲の人間関係、過去の恋人や、新天地で出会う人たちはどんなタイプなのかと考えていくうちに、自然と今のストーリーになっていきました」

主人公・凪のほか、本音を言えず凪に強い言葉で当たってしまう元恋人・慎二、だれにでも優しくしすぎてしまうお隣さん・ゴンなど、個性豊かなキャラクターも見どころ。自身と重なる部分の多い人物を聞いてみると、「自己肯定感が低い凪や、本音を言えないずるい慎二。登場人物は全員、少しずつ自分が入っています」とコナリさん。

「凪のように他人に興味がもてなかったり、自分にも他人にも潔癖になってしまう瞬間があって。でも、そんな自分自身を慎二のように指摘したいとも思っています。2人が自分のなかで核分裂を起こしているような状態なんです(笑)」

●「心健やかに生きるには?」と考え続けることが大切

周囲からの攻撃や言葉にダメージを受けつつも、成長していく凪。その姿にはどのようなメッセージが込められているのでしょうか?

「たとえ不器用なやり方や生き方でも、誠実に突きつめて考えていけば、必ず落とし所があると伝えたいですね。心健やかに生きるにはどうしたらいいのだろう? と考えていくうち、なにかしら出口が見つかると信じています」

●自分を大切にするだけで、自己肯定感は上がるはず

人間関係をリセットして自分と向き合いたいと思っても、実際に行動するのは難しいもの。家庭や仕事を手放せないESSE世代でも実践できるリセット術や自己肯定感の育て方を教えてもらいました。

「日常のちょっとした工夫で、気持ちが落ち着き、自己肯定感が上がる気がしています。たとえば、お風呂にゆっくり浸かってリラックスしたり、本当においしいと感じるものを食べたり。自分をもっといたわってあげてください」

さらに、インスタグラムなどSNSとの距離のとり方もアドバイス。
「投稿を見ていると“自己肯定感を高めるために、こんなことをしました!”という人もいれば、“今日は家事もできなくて、私はダメ人間だ…”と必要以上に卑下する人も。人間関係をきり捨てなくても、他人の声から距離をおくだけで、効果があるのでは。うれしいとかいやだとか、自分の言葉や考えを大切にするだけで、自己肯定感は自然と上がっていくと思っています」

発売中のESSE11月号では、ほかにも自己肯定感を育てる10のトレーニングや自己肯定感に関する読者のリアルな悩みを紹介しています。ぜひチェックを!

<取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【コナリミサトさん】

雑誌『CUTiE』(宝島社刊)での連載『ヘチマミルク』でデビュー。『月刊Eleganceイブ』(秋田書店刊)にて連載中の『凪のお暇』はドラマ化もされた。ほか『珈琲いかがでしょう』(マッグガーデン刊)など

ESSE11月号

ESSE11月号

今月の表紙&ESSE's INTERVIEW/吉田羊さん 全国書店・コンビニ・オンライン書店等で発売中! 詳細・購入はこちらから

購入

【この記事も読まれています】