口に入れすぎ!フルーツ大好き1歳児<古泉智浩の養子縁組やってみた>
2019.09.10

50歳の漫画家・古泉智浩さん。古泉さん夫婦と母(おばあちゃん)、里子から養子縁組した長男・うーちゃん、里子の長女・ぽんこちゃんという家族5人で暮らしています。

フルーツが大好きなぽんこちゃん。その消費量は家族で一番になるほどの勢いだそう。その情熱を漫画にしてもらいました。

1歳児、興奮のあまりスイカを見てはっきり発語!

フルーツぽんこちゃんはフルーツが大好きです。一方でうーちゃんはフルーツをさっぱり食べません。妻もあまりフルーツは食べなくて、僕と母だけが普段からもりもり食べていたのですが、ぽんこちゃんはフルーツを見つけると目の色を変えて欲しがり、今では家族で1位の座を奪うほど夢中で食べています。

歯が生え始めたばかりの時からすでに食べたがり、ミカンを皮の上から食べたりしていました。

スイカ妻もスイカだけは好物。この前、妻がスイカを切ろうとして運んでいるのを見かけたぽんこちゃんが「スイカだ!」とはっきり喋ったので驚きました。
まだ「ここ」とか「あっちいく」とか「きいろ」など断片的な言葉しか聞いたことがなかったのに、今回は大人のような強い口調で言いました。

こんなふうにぽんこちゃんの成長には日々驚かされるのですが、最近はようやくスプーンが上手に使えるようになってきました。そのたどたどしいスプーン使いで、スイカをすくい取って食べます。夢中で食べて皮の白いところまできれいに食べます。

桃そんなぽんこちゃんがとくに好きなフルーツが桃。桃は母がテーブルで切っていると、切った先からぽんこちゃんが口にほおばり、次々欲しがって口が閉じないほどで、すぼめた口から汁がボタボタとこぼれます。

口いっぱいに食べ物をつめ込むのは桃に限ったことではないのですが、口の容量がわからないのか楽しくてそうしているのかは不明です。
キュウリはもりもり食べているなと思うと、咀嚼(そしゃく)だけして飲まずに出してしまいます。

口に入っているのに、もっと食べたいと手を伸ばすので「ごっくんしてからだよ!」とお皿を遠ざけると怒る始末。「ごっくん」と口で言うだけで飲み込まず、最終的にペースト状になったキュウリをテーブルや床に出してしまいます。

よく食べるのは結構なのですが、家族の食べる分がなくってしまうことも。
桃はぽんこちゃんがとにかく大好きなので、このシーズンほんの数切れしか口にすることができず、僕は仕事場で自分用に買って食べました。

皿「ぽんこちゃん、自分だけ食べてないでみんなにもちょうだい」と言うと、一切れずつ、家族に渡してくれました。うーちゃんだけは断りました。ところが、そうして配ると皿が空っぽになってしまい、自分が食べる分がありません。「なーい!」と言って怒り皿を床に投げてしまいました。

ちなみに、うーちゃんはリンゴは好きです。以前はイチゴの先端の甘いところだけを食べたり、スイカの真ん中の甘いところだけを食べるといった暴挙を働いていたこともあるのですが、5歳ともなると落ち着いたのかそんな行いもなくなってしまいました。それはそれで寂しいものです。

リンゴが好きだと言っても、隣にぽんこちゃんがいるとその勢いに押されて見る影もありません。うーちゃんが一切れ食べる間に、ぽんこちゃんは三切れくらい軽く食べてしまいます。

夏が終わりもうすぐ秋です。秋は秋で、リンゴや梨、ブドウなどなどいろいろなフルーツが楽しみです!

【古泉智浩さん】
漫画家。1969年、新潟県生まれ。93年にヤングマガジンちばてつや賞大賞を受賞してデビュー。里子を受け入れて生活する日々をつづったエッセイ『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』、その里子と特別養子縁組制度をめぐるエピソードをまとめたコミックエッセイ『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』など著書多数。古泉さんの最新情報はツイッター(@koizumi69)をチェック!

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