子どもの迷惑行為には「親と警察に通報」とはり紙が効果的
ESSE編集部
2019.10.15

ママ友とはできるだけ仲良くしたいけど、子どもがトラブルを起こしてしまったらなかなか対応が難しいもの。そこで、人間関係や家庭問題などの相談を数多く受けてきたコラムニストのミセス・パンプキンさんに、ママ友との金銭トラブルからモンスターペアレントへの対応まで、読者から寄せられたさまざまなお悩みを解決してもらいました。

ママ友の子どもがやってしまったトラブル、どう解決するのが正解?(※写真はイメージです)

複雑なママ友づき合い。言いづらくても子どものためを思った選択を

●お悩み1 友人の子どもを注意するのが難しく…

「息子の同級生が、わが家の外壁でボールの壁打ちをする、呼び鈴を鳴らし続けるなどの奔放な行為をしています。そのママも息子に手を焼いて体調を崩していたのを知っているので、強く言うことができません」森本早苗さん(仮名・愛知県・37歳)

パンプキンさんからのアドバイス 叱ることも必要。それでも効果がないなら…

「大変な状況のなか、育児に悩むママ友のことを配慮しているあなたはとても立派。ただ、こちらが迷惑を受けていること、そのお子さんには節度をもちつつしっかりと叱ろうと思っていることを伝えてもいいかもしれませんね。これは私の経験上ですが、“〇〇したら△△円弁償、親と警察にも通報”と書いたはり紙は効果的でした。親に金銭的負担をかけたくない子は多いものです」

●お悩み2 ふすまをやぶられたけれど、修理費を請求できず…

イラストふすまを破られた「わが家に遊びに来たママ友の、やんちゃすぎる息子にふすまを破かれました。ママ友は“ゴメンね~”と謝ってはくれたけれど、こちらから弁償してとは言えず実費で修理するハメに。それ以降は外で遊ぶようにしています」鶴岡めぐみさん(仮名・広島県・33歳)

パンプキンさんからのアドバイス お金より、友情が大切な場合もあります

「この場合、ママ友の方から気をきかせて弁償を申し出てほしいところですが、小さい子どもを家に招いたら起こりうる事態であることや、ママ友が謝ってきたことなどを考慮すると、あなたの対応は適切だったと思います。私も似たような経験があり、あなたの気持ちは痛いほどわかります。ですが、友情をとったことで得るものもありました。青筋たてて、大ごとにしないのが正解です!」

●お悩み3 息子のサッカークラブにいるわがままな保護者 

「息子のサッカークラブでは、保護者が協力しあって運営しているのに、試合の送迎やミーティング参加はNGというママがいました。そのママは練習に下の子どもも連れてきて、ママ友に世話をさせることもあって…」伊達則子さん(仮名・神奈川県・50歳)

パンプキンさんからのアドバイス 事情を聞き、話し合える機会をつくって

「そのママの行動が単なるわがままなのか、事情があってのことなのかで判断が分かれるところですね。確かに1人だけ負担をしないのは不公平ですが、もしかしたら経済的・時間的な都合があるのかもしれません。きり捨てずに、聞く耳をもってあげることも、ときには必要です。対話せずに怒りをエスカレートさせるのではなく、まずはその人と率直に話し合う機会をもつことが大切!」

●お悩み4 子どもが同級生に暴力をふるわれ…

イラスト電話でがみがみ「息子が同級生から暴力を受けました。相手の親から電話があったものの、“うちの子は口べたなので…”と言いわけばかりで謝罪はなし。破損した文具の弁償を伝えたら私がクレーマーのような言い方をされてしまいました」紺野美佐江さん(仮名・和歌山県・43歳)

パンプキンさんからのアドバイス 暴力を受けたら、泣き寝入りなんてもってのほか!

「このご時世、“いかなる場合、いかなる関係でも暴力はいけないこと”と、これだけ叫ばれているというのに、相手の母親の態度にはあきれてしまいますね。しかも謝罪をしないどころか、あなたをクレーマー扱いとは…。その認識の甘さこそが、暴力の温床となるのです。暴力を受けたら、絶対に泣き寝入りをしてはいけません。逃げずに断固とした態度で子どもを守るのが、正しい対応。相手に文具代を請求するのも、“暴力をふるったら、必ず痛みを伴う償いをしなければいけない”とわかってもらうために必要なことです」

●お悩み5 勘違いでどなられたのに、謝罪もなく…

「子どもの幼稚園の同級生がケガをしたとき、なぜかうちの子のせいにされ、同級生の母親から大声でどなられました。結局、誤解だったと先生から聞きましたが、その子の父親は地域で立場のある人なのでなにも言えず…」河内のぞみさん(仮名・群馬県・30歳)

パンプキンさんからのアドバイス 立場を理由に問題をうやむやにしないこと

「“迷惑をかけられた相手にはしっかり謝罪を求める”という親の姿を見せるのも、家庭教育のひとつ。思い込みで一方的にどなることがどれだけ無礼な行為であるかそのママに伝え、きちんと謝罪を受けるべきです。…にもかかわらず、あなたは相手の夫の立場を気にして、このことをうやむやにしようとしていますね。これは子どものためにも、親のためにもならないこと。少し勇気はいりますが、相手夫婦に手紙や電話で、冷静に気持ちを伝えてはいかがでしょう。無反応であれば、“非常識な人に引っかかった”と、諦めて忘れてもいいと思います」

<イラスト/辻本真美 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【ミセス・パンプキンさん】

コラムニスト。『東洋経済オンライン』で、人間関係や家庭問題のお悩み相談を連載中。6年間で受けた計600件の家庭相談を凝縮させた『最強の人生相談』(東洋経済新報社刊)が発売中