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「普通ってなんだろう」。発達遅滞の息子を育てるなかで実感した思い

ESSEonline編集部
2021.07.11

噛む力が弱い子、食欲が少ない子でも食べやすくなる調理のコツ

噛む力や手の力が弱いそうりくんが、食べやすいように工夫を重ねてきたあまこさん。これまで試してきたなかで、あまこ家の定番入りした調理のコツをご紹介します。

●野菜は繊維を断つ

野菜切るイラスト繊維は基本、ヘタから下方向に、根から上方向に走っています、ピーマン、タマネギ、キャベツなど、太さのある野菜は、繊維の方向と垂直に包丁を入れます。アスパラは斜め薄切りにすることも。ニンジンやゴボウなど、かたい野菜は、ピーラーで薄切りにするのもおすすめです。

●煮込みは弱火で

お鍋イラスト噛む力が弱いからといって、舌でつぶせるほどやわらかくはしません。やわらかいけど、噛む必要はあるかたさにします。歯ごたえが少し残るようにするのがコツです。根菜は、長く火にかけてもトロトロにならないので、弱火でじっくり15分ぐらい。葉物や薄切り肉は、さっと色が変わるぐらいで大丈夫。

●フワッと仕上げる

手にお米イラスト厚みがほしいメニューは、大きく頬張っても口の中ですぐに崩れるようにしています。おにぎりは指2~3本だけで握る。ハンバーグやミートボールの類はパン粉を多めに入れて。卵焼きは、卵1個につき水を小さじ2くらい入れるとかたくなりません。

●のりは切れ込みを入れる

のりとフォークイラストコンビニのおにぎりののりって、家でつくるおにぎりより、噛みちぎりやすい気がしませんか? それは、のりに細かい穴を開けているからなんです。包丁の先やフォークなどで、適当に切れ込みや穴を入れると、噛みちぎりやすくなります。お寿司屋さんでも巻物は小さめにカットしてもらいます。

●完成形を見せてから混ぜる

料理の前に子どもカレーや丼ものは、そうり自身であえながら食べるのは難しいので、私が全体を混ぜて食べやすくしています。でも、混ぜた状態で出してしまうと、なにを食べているかを伝えられません。その料理のいちばんおいしそうな姿、家族と同じ見た目のものを出して、食事を楽しんでもらおうと考えています。

自身の体験から、知らない、わからないことがいちばんつらい、とあまこさん。
「だからこそ、私たちの物語や料理の工夫が、少しでもだれかの助けになるとうれしいです」

※この記事は『食べないっ子も、いただきます! うちのやさしいかいじゅう ごはんレシピ』(あまこようこ著/東洋館出版社刊)より一部抜粋し、再編集しています。

<イラスト/宗誠二郎 文/ESSEonline編集部>

【あまこようこさん】

W料理研究家、フードコーディネーター。大阪府出身。 2児の子育て真っ最中。数多くのテレビ番組や雑誌で、フードコーディネートを手がけている。著書に『おかずケーキ』(オークラ出版)、『砂糖の代わりに糀甘酒を使うという提案』(アスコム刊)などがある。

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