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51歳の父に6歳児の悪口が炸裂!でも成長がうれしくて…<古泉智浩の養子縁組やってみた>

2020.09.14
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51歳の漫画家・古泉智浩さん。古泉さん夫婦と母(おばあちゃん)、里子から養子縁組した6歳の長男・うーちゃん、里子の2歳の長女・ぽんこちゃんという家族5人で暮らしています。
今回は、意外なところで子どもの成長を感じた話です。

口が悪いうーちゃんに、下品な幼児ギャグをキメるぽんこちゃん。日々成長をかみしめます

運動不足の解消と体力づくりのためにランニングを時々しています。その日は、うーちゃんとポケモンGOをするために、保育園の帰宅時間に合わせて急いでいました。

普段は10キロ走るのですが、気温が35度くらいあって、ポケモンGOをする体力も残しておきたいので5キロにしました。10キロはヘロヘロになるのですが5キロならあんまり疲れません。

●古泉さんの失敗に対して手厳しいうーちゃん

家まであと300メートルくらいの地点で、家の方向から特徴的なピンクのハイブリッドカーが走って来ました。うちのクルマと同じ車種なので、ママが子どもを家において買い物に行こうとしているのかなと思って手を振りました。

ところが運転手は僕を無視して走り去って行きました。気づいてもらえなかったなあ、と思いながら家に到着すると同じ車がありました。

そんな恥ずかしい失敗をうーちゃんに話してみました。ポイントは、うちのクルマと同じクルマが道を走っていて、ママだと思って手を振ったら別の人に手を振っていたことです。うまく伝わるでしょうか。

「さっきね、ピンクのクルマが走って来たからママが乗ってると思って手を振ったんだけど、気づいてもらえなかったんだよ。ところが、うちに戻ったらクルマがあったんだよ」

「ばんごうはみたのかよ」

走ってるときはメガネしてないから見えなかった「走ってるときはメガネしてないから見えなかった」

「バカヤロウ」

家では「バカヤロウ」なんて言葉はだれも使わないので、もしかしたら保育園のお友達の真似なのでしょうか、口が悪いのがかっこいいと思っているようです。

僕が伝えたいポイントをきちんと理解してもらえている以上に、色と車種が同じでもナンバープレートの番号は違うことまで理解していたことに驚きました。

しかし、それにしても勘違いでの失敗に対して「バカヤロウ」はないです。
非常によくない態度であることを叱るべきなのですが、僕が伝えようとしたことを理解した以上に理解度が進んでいることにうれしくなってつい叱りそびれてしまいました。

●クイズ好きなうーちゃん。それに対してぽんこちゃんは幼児ギャグを連発!

うーちゃんはクイズが好きで、内容を理解していないくてもテレビなどで問題が出されて、しばらくしてそれに対する答えが出ることが楽しいようです。

めいたんていコナン『名探偵コナン』も好きです。僕はどちらもあまり好きではありません。考えることが面倒くさくて、問題を聞くとどうしても答えが気なってしまって、無理矢理気にさせられてしまう感じが嫌です。

子どもが考えることに対して前向きなのはとてもいいことなので、僕は自分のそんな面を子どもの前では隠して、一緒に考えるように努めます。でも本当は問題を聞きたくないんです。

妹の2歳のぽんこちゃんは、まだクイズなどなにも関心がなく、「あっかんべー、おならぷー」と言う幼児ギャグを持ちネタにして10回くらい連続で言います。

あっかんべー「あっかんべー」のときは舌を出し、「おならぷー」のときはお尻を持ち上げて突き出します。
「おならぷー、ごめんなしゃい」と言ったり「おならぷー、あっかんべー」と言うときもあります。

人を小バカにした態度で、しかも下品な下ネタで、ほめられることではないのですが、あまりに楽しそうで笑ってしまいます。
本当はたしなめるべきなのですが、じつはクイズよりずっと好きなのです。

ぽんこちゃんでしたー顔をカーテンで隠して「いないよー」と言ったあとに、ぱっと出て「じゃじゃーん、ぽんこちゃんでした!」という持ちネタもあります。
目の脇にピースのサインを横にして当てて、片足をぴんと上げて伸ばすポーズも決めるぽんこちゃんです。

【古泉智浩さん】

漫画家。1969年、新潟県生まれ。93年にヤングマガジンちばてつや賞大賞を受賞してデビュー。里子を受け入れて生活する日々をつづったエッセイ『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』、その里子と特別養子縁組制度をめぐるエピソードをまとめたコミックエッセイ『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』など著書多数。古泉さんの最新情報はツイッター(@koizumi69)をチェック!

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