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子どもからゲームを遠ざけていたのに…6歳がついに中毒に?<古泉智浩の養子縁組やってみた>

2020.07.06
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50歳の漫画家・古泉智浩さん。古泉さん夫婦と母(おばあちゃん)、里子から養子縁組した6歳の長男・うーちゃん、里子の2歳の長女・ぽんこちゃんという家族5人で暮らしています。
今回は、モンスターのゲームにハマったうーちゃんのお話です。

大好きなモンスターのゲームに出合ったうーちゃん。公園よりも夢中に!?

6歳の養子の男の子のうーちゃんは、ポケットに入るようなボールでモンスターを集める国民的大ヒットゲームが大好きです。

ゲームが大好きそのゲームはテレビアニメになって各種グッズも展開していて、うーちゃんは誕生日プレゼントもそのゲームのキャラクターのフィギュアやTシャツなどにするほどハマっています。ただ、ゲームにはまだ6才なので触れないようにしています。

ついでに言うと、外資系の巨大なオモチャ屋さんなども、存在を極秘にしています。そんなところに連れて行ったら頭がおかしくなってしまうからです。欲しいものを買うまで帰ろうとせず、いったん帰宅してもまたすぐに連れて行けと、騒ぎ出したら止まらなくなるのが目に見えています。

●保育園でもモンスターたちは大人気!

そういうわけでその国民的大ヒットのモンスターゲームのことは大好きなのですが、ゲームそのものでは遊んだことがないため、モンスターの名前や技をアニメやモンスター図鑑を見て覚えることに夢中です。
保育園でもお友達に「うーちゃんはモンスターに詳しくない」とからかわれてよっぽど悔しかったようで、血眼になって覚えています。

パパ、○○って知ってる?「パパ、○○って知ってる?」
「知ってるよ、○○が進化したやつでしょ」

じつは僕もそのモンスターゲームは初代から遊んでいて、うーちゃんがうちに来る前までやっていました。うーちゃんが来てからはゲームをする時間がすっかりなくなってしまい、やれずにいます。
なのでもう6歳なら一緒にゲームをしてもいいかなと思ってママに相談したところ、頭がおかしくなるとの理由で猛反対されました。ゲームをすると、字や言葉をたくさん覚えることができて、計算もできるようになるかもしれません。悪いことばかりではないとは思うのですが、ママも言うことも一理あります。

そういうわけで、僕が知っているモンスターは6年以上前の古いものばかりなので、うーちゃんが図鑑や最新アニメで見ているモンスターには僕が知らないものがたくさんあります。

●大好きなキャラクターの「ゲーム」に出合ったうーちゃんは…

先日、うーちゃんがおばあちゃんとイオンに行ったときに、ゲームコーナーに行ってモンスターゲームが題材のカードゲームやUFOキャッチャーで2千円以上散財してしまったそうです。
おばあちゃんは、うーちゃんが当然のように向かうので、僕ら夫婦がすでにそこで遊ばせているものだと思ってしまったようです。そこはフードコートの真横にあるため、うっかり引き寄せられてしまったようです。
うーちゃんはテーブルに獲得したモンスターのカードを並べてうれしそうにしています。

ゲームは1回だけだよ「うーちゃん、ゲームのところに行っていいけどゲームをするのは1回だけだよ」

ときつく言いました。0回でもいいのですが、あまりに抑圧があると余計にやりたくなることを、僕は自分の経験で知っています。
僕はテレビでお笑いを禁止で育ったので、大人になってからその反動で漫画家になるほどのボンクラになってしまいました。
完全に禁止をすると反動がひどいので、少しずつガス抜きをして欲望を調整する必要があります。

●うーちゃん、6歳にしてゲーム中毒者の顔に!?

翌日、うーちゃんを公園に誘うと浮かない顔をして、行かないと言います。いつもなら大喜びでテンションをあげるのに変です。
じつはその日もすでにおばあちゃんとイオンに連れて行ってもらう話をつけていたのです。
よくよく顔を見ると、ゲーム中毒者の顔をしています。くれぐれも1回だけと注意しました。

ゲームがしたいしかし、顔つきは完全にゲーム中毒者の、モンスターのカードゲームがしたくてしたくてたまらない顔つきです。ゲームをする度にカードがもらえて、そのカードを使ってまた遊ぶシステムのようです。だからやればやるほど楽しくて仕方がないのです。

●子どもとゲームの上手なつき合い方を模索中です

帰宅したうーちゃんの手にはたくさんのカードが握られています。困ったことに8回もしたそうです。

子どもにとってゲームの魅力は麻薬的です。まだ家ではゲームをしてはいないので、それほど警戒する必要はありませんが、そのうちお友達が遊ぶようになるとうちだけゲームをさせないわけにはいきません。

子どもは子どもの社会があってそこで仲間に入れない状態になったらかわいそうです。あんまり夢中になりすぎても困るし、eスポーツの選手になりたいと言い出すかもしれません。そこそこいい感じでゲームとつき合うにはどうすればいいのでしょう。

【古泉智浩さん】

漫画家。1969年、新潟県生まれ。93年にヤングマガジンちばてつや賞大賞を受賞してデビュー。里子を受け入れて生活する日々をつづったエッセイ『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』、その里子と特別養子縁組制度をめぐるエピソードをまとめたコミックエッセイ『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』など著書多数。古泉さんの最新情報はツイッター(@koizumi69)をチェック!

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