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50代からの収納は「疲れない」が重要。自分がラクになるアイデア5つ

2021.09.18

ふと気がつくとあっという間にやってくる50代。
「若い頃は体力的になにも気にならずにできていた家事が、難しいな、おっくうだなと感じることも増えてきます」と、話すのは、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さん。

今回は、瀧本さん自身が工夫をしていくなかで実感した「50代からの疲れない収納術」について教えてもらいました。

片づいた部屋
疲れにくい収納を実践する瀧本さん宅のすっきりとした部屋

取り出しやすく、忘れない。50代からのラクする収納アイデア5つ

50代に入ると、身体の疲れやすさと、あと一息がんばりきれない体力、脳の疲れに残念な気持ちになることもしばしばあります。

でも、くよくよしてばかりいるのももったいない! ということで、日々の暮らしをラクにするために取り入れている収納術を5つご紹介します。

●その1:視界アピール収納

玄関忘れっぽくなってきたり、考えが散漫して集中力が続かなかったりするようになりました。車に乗り込んだときも「マスクを忘れた」「傘を忘れた」と、取りに戻ることが多くなったので少し前から取り入れたのが、玄関ドアにマグネットではりつけて収納する方法。

玄関のドアに傘収納マスクは下から取り出せるタイプのボックスに入れ、傘はフックをドアにはりつけています。自然と目に飛び込むので無意識に身体が動き、忘れてしまうことが減りました。

●その2:瞬時に使える収納

カゴに掃除道具日々目につくちょっとしたホコリや汚れ。家にいる時間が長くなったからこそ、気になるタイミングがぐんと増えています。以前なら掃除機を持ってきて、あたり一帯を全てきれいにしてしまう掃除が当たり前で、そうしないと気がすまない自分がいましたが、今はそれも億劫で仕方がない。

そんな自分を認めつつ、ではどうするかを考えるとやはり、その場で完結する即使える収納が有効だなという結論に。ソファ横に置いたハンディ掃除機と粘着コロコロ、ダニ除けスプレーで毎日のちょこっと掃除のハードルが下がっています。

●その3:転がす収納

収納バスケットと空気清浄機
空気清浄機と掃除グッズのストックを収納したバスケット

元々は部屋の隅々まできれいであることが好きでした。家具を動かして裏まできれいにしたいために、模様替えもかなり頻回にしていましたが、それも気力的にも体力的にもなかなかかなわない。重いものを動かすという動作を日々繰り返すことが、こんなにも大変になるとは思いもしませんでした。

キャスターそこで、取り入れたのがダイソーの粘着テープ式キャスター。家電や収納バスケットの底面に貼りつけるだけで、今まで持ち上げていたものを転がして移動させられるように。持ち上げることが面倒で、その奥の掃除を諦めてしまうことが減りました。

マルチワゴンにペットボトルもっと重い防災用のペットボトルなどは、ディノスの「クールスタイル 家電・グリーンマルチワゴン レギュラー」(いただきもの)を使ってラクに動かせる収納に。大きな観葉植物に使えたりととても便利な収納グッズです。

●その4:使いたくなる収納

キッチン引き出しいろんなものがごちゃごちゃに折り重なって、どこになにがあるかわからないカオス状態だと、引き出しや棚を開けるたびに思わずため息が出ます。たとえば、毎日使うキッチン道具は取り出しさ・しまいやすさを意識して、数を厳選。収納ケースや仕切りを活用して中身が見えるように収納しています。

これは以前から変わらずに続けていることですが、生活シーンで開ける収納扉や引き出しの中が「気分が上がる収納」であると、使うときの楽しさ、片づけるモチベーションの維持につながります。家事もより億劫になっている今だからこそ、これもとても大切に感じています。

好きな見た目に整えることで、きれいが続くことにつながり、その使いやすさから積極的に使いたくなる収納になっています。

●その5:ポイっと収納

白いバスケット収納グッズに入れるまでの時間がかかるほど、片づけは難しくなると考えています。丁寧に折りたたまないといけない、フタをきちんと閉じないといけない、真っすぐに入れないといけない、ちょっと力を使わないといけない、いろんな要素があると思いますが、それらのない「ポイっと収納」だと、無意識に片づくのでとてもラクです。

写真の白いバスケットは、靴下入れ。洗濯が終わったらここにポイっと入れるだけなのでラクちんです。

●がんばれない自分に素直になることも大事

いろんなことへの意欲が低下し、億劫に感じ、がんばりきれないことも多い、50代のゆらぎ期。言葉だけを並べるととてもネガティブな要素になりますが、自分の体が発している自分自身へのサインでもあります。

「今はがんばれないんだ!」と素直に体が発しているサインを、聞き取れるのもまた自分。素直に受け取って、それだったらこうすればいいんじゃない? と自分に提案し続けたいです。長く付き合っていく体にも心にも優しい収納を目指しています。

●教えてくれた人
【瀧本真奈美さん】

1970年生まれ、愛媛県在住。3LDKの戸建てに夫と2人暮らしで、5人の孫がいる。元看護師で、現在は整理収納コンサルタント、暮らしコーディネーターとしてブログ『暮らしごとレシピ』や、SNSなどで発信。インスタグラムは@takimoto_manami。著書に『部屋をオシャレに、心地よく インテリア&収納10のルール』(マイナビ出版)など

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