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60代ミニマリストが考える、取り出しやすくしまいやすい収納のコツ

2021.08.31

家のどこになにをしまったか分からず、いざ使いたいときにすぐに取り出せない…といった悩みはありませんか? しまうものが増えれば増えるほど、取り出すのがストレスになります。

そこで、「もっとストレスなく暮らしたい」と考えている人に向け、現在60代・カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さんに、とくに50代以上におすすめな、必要なものを必要なときにすぐ取り出せる、実用的な収納のコツを教えてもらいました。

青ソファがあるリビング
50代からの実用的な収納(※写真はイメージです)

50代からの実用的な収納のコツ4つ

新型コロナウイルスの影響で、家にいる時間が増えた人も多いと思います。この機会に収納を見直して、必要なものを必要なときにさっと取り出せるようにしてはどうでしょう?

実用的な収納をするコツを4つ紹介します。

●1:収納する意味のあるものだけをしまう

食器棚皿
筆子さんのすっきりとした食器棚

まっさきにおすすめするのは、収納する意味のあるものだけを収納することです。手持ちのものを見直して、家にあるべきものだけを収納してください。しまうものが増えれば増えるほど、混乱が生じ、手間が増えます。

たとえば食器なら、今使っているものだけあれば十分なはず。「いつか使うかもしれないもの」は捨て、「これからもちゃんと使うもの」だけをしまいましょう。

収納とは、「捨てられないもの」や「捨てるのがもったいないもの」「始末に困っているもの」を押し込むことではなく、「今後の生活で必ずつかうもの」をそのときまでしまっておくことです。

●2:見た目の美しさにこだわりすぎない

収納棚
(※写真はイメージです)

雑誌の収納特集には、ものが美しく収納された写真がのっているので、「収納とは見かけを美しく整えること」だと思っている人がいるかもしれません。

しかし、美しさにこだわりすぎると失敗します。美しく収納しようとすると、収納ルールが細かく、厳しくなり、これが、収納のしにくさにつながります。

あくまで「しまいやすさと取り出しやすさ」にこだわってください。

日本人は、こまごまとしたものを、美しく整理整頓することに、喜びと価値を感じがちだと思います。私は、これを「幕の内弁当文化」と呼んでいます。日本人の「美しいお弁当」へのこだわりようは、インスタグラムに多くの人がアップしている日々のお弁当の写真を見ればよく分かります。

美しいお弁当づくりや、美しい収納が趣味なら、べつに問題はないでしょう。しかし、実用的な収納をめざすなら、美しさは二の次です。

●3:カテゴリを分けすぎない

冬小物
筆子さんの冬小物の収納

カテゴリ分けを細かくしすぎると、しまいにくくなります。カテゴリはあまり分けすぎず、似た用途のものをざっくり入れるぐらいにしておきましょう。

私がふだん使っているバックパック(20年以上前に買ったもの)には、ポケットが10個もついています。貴重品ポケット、携帯電話のポケット、メディア(本など)ポケット、ペットボトルポケット、ペンホルダー、ガジェットポケット、メッシュポケット、CDサイズのポケットなど。

バックパック
筆子さんがふだん使っているバックパック

「ポケットがいっぱいついているから、ものをしまうのに便利だろう」と思って選びました。しかし、実際に使ってみると、ポケットが多すぎて、何がなんだかわからなくなり、逆にものを探しまわるはめに。

今は、何でも入れることができる仕切りのないスペースと、前面についているポケットのみを使っています。

日用品の収納も、バッグと同じです。これはこっちの引き出し、あれはあっちの引き出しと、細かくカテゴリを分けると、しまうのも取り出すのも大変です。

●4:よく使うものを取り出しやすい場所に

食器棚に食器を入れる様子
(※写真はイメージです)

「よく使うものは、取り出しやすい場所にしまいましょう」。これは収納の基本です。どの収納本にも書いてあるでしょう。

人は、特殊なテクニックや裏技に魅力を感じるので、こうした基本原則はあたりまえすぎて、おもしろみを感じません。よって、この原則をスルーしがちですが、これを徹底してください。

また、人は変化を嫌うので、いったん何かをどこかに置くと、なかなかその場所を変えません。電車でも喫茶店でも、自分の座る位置を決めてしまって、変えない人が多いように。

よく使う食器が棚の奥やはしっこに入っているのに、めったに使わない特殊な食器がいちばん取りだしやすい場所にあったりします。

●ストレスを感じたときが、収納の見直しどき

ものを出し入れしているとき、ちょっとした違和感やストレス、きゅうくつな感じ、しまいにくさや取り出しにくさを感じたら、それを「あたりまえのこと」と思ってはいけません。

「あれ、どうして、こんなストレスを感じるのかな?」と、立ち止まって考え、もっと取り出しやすい場所にしまい直してみてください。

踏み台など、収納するのに必要なものを買うことをけちらないのも重要です。私のように小柄な人は、踏み台があるだけで、収納もほかの家事もぐんとやりやすくなります。

自分の性格に合った収納をすることがベストなので、自分のやりやすさや、居心地よさを大事にしましょう。

●教えてくれた人
【筆子(ふでこ)さん】

1959年生まれ、カナダ在住。60代のミニマリストな主婦ブロガー。夫と娘の3人家族で娘は独立し現在夫と2人暮らし。人気ブログ「筆子ジャーナル」では持たない暮らしに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術』(KADOKAWA刊)、『買わない暮らし。片づけ、節約、ムダづかい……シンプルに解決する方法』(大和出版刊)など

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