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50歳からの「コンパクトクローゼット」。服と一緒に手放すべきもの

2021.07.18

その2:オンシーズンはたたまずすべてハンガー収納に

たくさんのハンガー子どもの頃は、タンスにたたんで片づけるのが当たり前でしたが、そもそもたたんで収納するという方法は、着物収納の名残りのようにも思えています。

クローゼットというシステムがまだなかった頃と、クローゼット収納が中心になった今では違って当たり前なのでは? そう思い、すべてつるす収納にしてみたところ、スペースに合わせてもてる服の数が限られはじめ、おのずと…

・増えすぎが予防できる
・持っている今着られる服が把握しやすい
・不要な服にもすぐ気づくようになった

というメリットが発生し、簡単にきれいが続くクローゼットになったのです。

服をたたむ、丁寧にしまうという家事時間もなくなり、家事に対する気持ちのゆとりも生まれました。

●過去の失敗を活かした服選び

ハンガーにパンツ過去の服選びからの失敗は

・次の年に着られないようなその年ならではのデザイン
・流行色を取り入れすぎてコーディネートが難しくなる
・それぞれかわくても組み合わせが難しく着まわしができない
・特別な素材でクリーニング代が高額
・洗濯のたびにアイロンが必要で大変
・勧められて買ったものの、やっぱり好きじゃない
・体型に合わない、太って見える
・高額でなかなか手放せない

など、挙げればキリがありません。でもこれらの失敗は、大事な経験として今に活かされています。失敗した理由を明確すれば、これらを避けて買い物をすればいいので、服選びにあまり迷わなくなりました。

その結果、今では

・シンプルな形、色、デザインに少しトレンド感があるもの
・洗濯が簡単でクリーニングも、アイロンもなるべくいらない素材
・縦長のほんのりゆるっとシルエット
・安価なものを少しずつ買う

というような服選びに定着しています。

●服の本来の目的を大切にし、服を循環させる

紙袋衣服は、人間が着用して初めて機能を発揮する、という言葉もあるとおり、着てこそ服を買ったことに対して責任が果たせるのでは、と考えるようになりました。

高くてなかなか着る機会がない服を並べておくよりも、普段から気兼ねなく何度も着られる服を、そのシーズン精いっぱい着てリサイクルや寄付に出すようにしています。

画像は今年利用した「ふくのわプロジェクト」の回収袋。着ない服を寄付することでパラスポーツを応援できます。

この方法により、定期的に新しい服が並び、清潔で風通しもよく、すっきりきれいに見えるクローゼットが保てるので気に入っています。

●着ていて気分が上がる服、今着られる服にアップデート

50代は更年期に差しかかる年代。特有のゆらぎ期に入り、なにかきっかけがあると気分も簡単に滅入ります。着ていて自分に違和感を覚える服もまた、滅入る原因になるので、自分がしっくりくるような服を選ぶようになりました。

ハンガーに衣類今は明るい気分になる白やベージュが好みなので、気分が上がる、もしくは一定に保てるように選んで着ています。

これが服にまつわる私の変化で、写真は現在のクローゼットです。

奥にクローゼット以前はもの置きや、DIYの作業スペースとしていた玄関奥のウォークインに、ディノスで買った置くだけでクローゼットになる収納を使い、衣類やバッグなどを収納しています。

ものや過去を大切にするということも重要ではありますが、徐々に落ちてくる体力や脳の処理機能に負担をかけないためにも、未来の自分に負担をかけないためにも、ラクにきれいが続くコンパクトなクローゼットもまた大切だなと感じています。

今と未来を見つめてアップデートしていけたらと思っています。

●教えてくれた人
【瀧本真奈美さん】

1970年生まれ、愛媛県在住。3LDKの戸建てに夫と2人暮らしで、5人の孫がいる。元看護師で、現在は整理収納コンサルタント、暮らしコーディネーターとしてブログ『暮らしごとレシピ』や、SNSなどで発信。インスタグラムは@takimoto_manami。著書に『部屋をオシャレに、心地よく インテリア&収納10のルール』(マイナビ出版)など

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