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服の買いすぎがなくなる。ムダな買い物習慣を捨てるノート術

やまざきひでよ
2020.11.26

季節が変わるとつい新しい服が欲しくなってしまうという人も多いのではないでしょうか。無計画に買ってしまうことで結果似たようなアイテムが増え、クローゼットが服であふれかえってしまうなんてことも…。

そこで効果的なのが、自分の持っている服を書き出して「管理ノート」をつけるという方法。服だけでなくさまざまな所持品に使える「管理ノート」のつくり方と活用法について、カナダ在住で現在60代のミニマリスト・筆子さんの著書『書いて、捨てる! モノと心の“ガラクタ”を手放せる4つのノート』より一部抜粋してご紹介します。

管理ノート
衣類の管理ノートの書き出しイメージ。自分の書きやすい書き方でOK

「もの」ではなく「買うという習慣」を管理することがカギ

私の運営しているブログには、毎日読者の方からたくさんのお悩み相談が届くのですが、なかでも多いのが「服の買い物が止められない」という内容です。

服の数が増えてしまうのは、なにも考えず無意識に服を買ってしまうことに原因があります。ノートを使って「服のショッピング」という自分の行動を客観的に見つめることができれば、ムダづかいはおさまります。
自分の持ち物、全部把握していますか?
今回ご紹介する「管理ノート」のポイントは、衣類を管理するというよりも衣類の買い物を管理するためのノートであることです。まずは、好きなノートを1冊用意して次のことを書いてみましょう。

●ポイント1:すでに持っているものをすべてリストアップ

服を次から次へと買いすぎる人は、自分がすでに持っている服のことをすっかり忘れていることが多いもの。ですので、まず、手持ちの服の棚卸しをし、ノートに書いていきましょう。

書き方は、自分の事情に合わせて自由に書いて問題ありませんが、数が多い人は、トップス○着、ボトムス◯着…とアイテムごとに書けばいいでしょう。数が少ない人は、トップス、ボトムスなどページをわけて、それぞれの色やデザインの特徴を書いてもいいと思います。季節ごとに分けて書いてもかまいません。

このノートは、そのまま自分のワードローブ管理ノートにもなります。ノートでワードローブを一覧できるようにしてください。

「ちょっとコートが多すぎじゃない?」とか、「同じようなトップスが何枚もある」など、必ずなんらかの気づきや反省点が浮かんできます。こうした気づきを得ることが、ムダな買い物の防止につながります。

全部書けたら、普段、手持ちの服のうちの何パーセントを実際に身につけているか、概算を出してみましょう。あまり服を活用できていないなら、どうしたらもっと活用できるか考えて今後の課題とし、それもノートに書き加えます。

●ポイント2:購入履歴を調べて計算する

次に、過去1年に、服にどれだけお金を使ったかを計算します。そして、それが自分の年収の何パーセントに当たるかも算出します。もし、なんの記録も残っていないなら、今日から服を買ったときは必ず、なにをいくらで買ったのか、このノートにつけるようにしてください。

計算ができたら、ファッションにそれだけのお金を使った対価として、自分はいったいなにを得たのか、客観的に考えてください。

「かわいい服がいっぱい集まってうれしい」「生活の彩りになった」などポジティブなできごとに気づく人もいるかもしれません。しかし、買いすぎに悩んでいる人は、「こんなに買ったけど、毎日着るものがない」「部屋に服があふれて掃除が大変」「結局、ホコリと虫を引き寄せただけだった」なんていう、ネガティブな気づきがあるもの。

この気づきこそが、次の買い物の抑止力となります。購入履歴を何度も見ていると、なにか感じることがあるでしょう。

●ポイント3:好きなスタイルの考察を書く

自分が求めている服やスタイルを書いたノート自分が求めている服やスタイルを書いてください。「こんな服が欲しい」と思うイメージがあれば、それも書きます。

お店で見かけたかわいい服や、セールで目にした服をどんどん買ってしまうのは、自分の求めている服がわかっておらず、服に関する明確な購入基準がないからです。そこで、「こんな服ならば買うに値する」という基準を見つけることを目標に、自分の好きなスタイルについて考えることをおすすめします。

「自分らしいスタイルはなに?」「自分が服を買う基準は?」と、タイトルを書いてみるとアイデアが浮かぶと思います。人によって生活環境も価値観も違うので、人の数だけ購入基準があるはずです。大切なのは、だれかほかの人ではなく、自分の購入基準を見つけること。ついでに服や下着のサイズも書いておくと、今後の買い物のとき重宝するでしょう。

次にうっかり買ってしまうきっかけをリストアップし、それを避けるための対策も考えます。これにより、衝動買いの習慣に気づき、それを回避することができます。

ここからさらに、具体的な処分計画を立て、買い物の代わりにやることなどを書いていくとより効果的ですが、今回紹介した3つのポイントを書き出すだけでも、買いすぎる自分を客観的に見ることができると思います。

頭の中で考えているだけではなく、実際に文字にすることで、自分の現在地点や目標が明確になります。服の買いすぎや衣類を手放せなくて悩んでいる人は、ぜひお試しください。

<取材・文/やまざきひでよ>

●教えてくれた人
【筆子(ふでこ)さん】

1959年生まれ、カナダ在住。60代のミニマリストな主婦ブロガー。夫と娘の3人家族で娘は独立し現在夫と2人暮らし。人気ブログ「筆子ジャーナル」では持たない暮らしに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術』『それって、必要? いらないものにしばられずに、1週間で人生を変える30の方法』(ともにKADOKAWA刊)、最新刊は『書いて、捨てる! モノと心の“ガラクタ”を手放せる4つのノート』(大和出版刊)

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