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家族の部屋の使い方を見直して、「狭い」「居場所がない」を解消!

ESSE編集部
2020.12.18
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家族ぞれぞれが家で過ごす時間が多くなり、部屋の使い方も変わってきました。ただでさえ狭いのに、居場所がなくて困る…と悩む声も多いようです。でもその悩み、単に広さだけの問題ではなく、部屋の使い方が合っていないことに原因があるのかも?

快適に暮らすコツを、インテリアコーディネーターの経験を生かして“モヨウ替え”を提案する、三木智有さんに教えてもらいました。

子ども2人と夫婦
家にいる時間が増え、リビングなど部屋の使い方も変わってきています(※写真はイメージです)

新しい暮らしに合わせた“モヨウ替え”のすすめ

「家を快適にするために必要なのは、部屋の使い方や家具の置き方を見直す“モヨウ替え”。ほんの少しの工夫で見違えるほど快適になります」と話すのは、ライフスタイルに合わせた“モヨウ替え”を提案する三木さん。
リモートワークや自宅学習など、家での過ごし方が変わった今、暮らしの変化に戸惑っているという悩みが多く寄せられるそう。

「『この部屋はこう使うべき』という思い込みにとらわれていると、変化をストレスに感じるもの。まずは新しい暮らしを上手に回すことを優先しましょう」

●家族が集まる場の役割は変化している

<ダイニング>

以前は…
食事だけをする場所としてリビングに比べコンパクトなスペースになりがち。

こう変わった!
学びと仕事の拠点となるコワーキングスペースに

食事用の大きなテーブルは、勉強や仕事にも使いやすい。周りにさっと片づけられる場所があれば便利。

<リビング>

以前は…
家族や来客用に大型ソファセットが鎮座している。

こう変わった!
アクティビティに合わせて配置を変えられる自由度の高い“広場”に

子どもが遊んだり、家族がくつろいだり、家事をしたり。床を広くとって、自由度を高くするのがおすすめ。

思い込みにとらわれない!モヨウ替えのレシピで暮らしやすさがアップ

じつは、モヨウ替えには失敗しない「レシピ」があるそう。新しい暮らしの悩みを解消するモヨウ替えの考え方を教わります。

●家族のものが散らからないための「個人別ロッカー」

イラスト父母子どもの箱
ものの管理はそれぞれで! を徹底するのがポイント

人別に分けてほかの人は触らない!

仕事や勉強道具など、個人のものを置く専用スペースがあれば、リビングやダイニングで作業しても片づけが簡単。
「カゴや棚の1段などを人別に充てて。収納は各自にまかせるのがポイント!」

<POINT>

・人のものが交ざらないから探し物のストレス解消。
・管理をまかせることで個人の責任で整理できる。

●散らかってもいい場所の目印「一時置き用マット」

イラスト一時置きマット

場所を限定することでだらしなく見えない

リビングの一角にタイルカーペットを敷き、取り込んですぐ片づける時間のない洗濯物などの一時置き場に。ゾーンを区切ればだらしなく見えず、「散らかっている」というストレスも軽減。

<POINT>

・区切りをはっきりさせれば乱雑な印象にならない。
・移動可能なマットなら、キッズスペースにも使える。

●置きっぱなしのカバンの定位置に「フック式収納」

ストレスの原因!置きっぱなしがなくなる

リビングに置きっぱなしになりがちな家族のカバン。玄関やリビングの入り口近くの壁などに、人別のフックを用意すれば、サッとかけられて散らかりません。

<POINT>

・かける収納は片づけが面倒にならない。
・家族の帰宅後の動線上に設置するのが大切。

●リビングに“広場”を生み出す「移動式ソファ」

リビングが多目的広場に

大きなソファは場所をとり、その上にものを置いて散らかることも。大きめのクッションや折り畳みイスなど、移動できるものにすれば、遊んだり家事をしたり、空間を自由に使えます。

<POINT>

・動かしやすい家具にすると空間を自由に使える。

●変化に合わせてどこでも置ける!組み合わせて使える「モジュール家具」

イラストモジュール家具を持つ女性

環境の変化や家族の成長に合わせて使い回す

収納家具は極力シンプルな形で、同じ規格のもの同士で組み合わせても使えるものがベスト。子どもがリビング学習のうちはダイニング、大きくなったら子ども部屋に置くなど柔軟に使えます。

<POINT>

・家具は動かさないものと思わず、場所を変えても使い回せるものを選ぶ。

●紙類が散らからずダイニングすっきり!「タスクボックス」

ダイニングテーブルが散らかるおもな原因がDMや書類。個人別のファイルケースを置いて紙類を収めるようにすれば、置きっぱなし防止になり、必要なときも探しやすい。

●共有スペースを使う時間を分ければイライラ解消に

会社の会議室を予約するように、ダイニングテーブルを使う時間を午前は夫、午後は妻、夕方は子どもなど、時間を決めるのも一案。お互いの作業をジャマすることなく、集中力もアップ。

メモあさのかい三木家では朝礼が日課に。お互いのスケジュールを把握し、やることを調整。

カレンダースケジュールカレンダーアプリで、打ち合わせなどの予定を夫婦で共有。どの場所をいつ使うか把握できます。

まずはここから!“モヨウ替え”3ステップ

場当たり的なモヨウ替えは失敗のもと。家族でしっかり話し合ってからトライしてみましょう。

●ステップ1:家族の「やりたいこと」をふせんに書き出す

丸テーブルに父母子今、家のなににストレスを感じているのか、やりたいことはなにか、家族みんなでふせんに書き出して。1人で考えるのではなく、家族で考えれば、課題を共有しやすくなります。

●ステップ2:3枚に絞ったふせんを間取りの上に貼る

間取り付箋
家具の配置にとらわれない発想ができる!

やりたいことを3枚に絞り、どの場所でやるか、間取り図にそのふせんをのせます。このとき、現状の家具の位置は気にしないことが大事。意見が合わなければ、代替案を一緒に考えて。

●ステップ3:コーナー単位で見直すことが失敗しないコツ

イラストヨガ部屋全体を一気に変えるのは大変なので、共有した目的をどの場所でやるのか、コーナーごとに焦点を絞ります。そこだけをやろうと決めて手をつければ、必要なことが明確に。

おうち時間を心地よく過ごせる家にモヨウ替えするには、共有スペースの使い方をどうするか? がカギになります。どんなふうに部屋を使うか、家族で話し合ってみることからはじめてみませんか。

<イラスト/カラシソエル 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【三木智有さん】

家事シェア研究家。インテリアコーディネーターとしての経験を生かし、子育て家庭のモヨウ替えを提案。著書に『家事でモメない部屋づくり』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)がある

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