「お気に入りを分けよう」子どもの片づけ力が身に着く魔法の言葉
2019.10.24

増え続ける子どものオモチャや工作。ママの悩みとしてよく聞かれるのが、「オモチャを散らかす」「勝手に捨てたら泣かれた」「片づけられない」というもの。
ここでは整理収納アドバイザーで小学生のお子さんをお持ちのサチさんに、子どものものとのつき合い方を教えてもらいました。

増え続ける子どものオモチャや工作
片づけを習慣づけるためには、子どもの性格や年齢に合わせた環境を

お悩みその1:子どもがオモチャを散らかす

子どもがオモチャを散らかしながら遊ぶのは自然なことなので、本来なら散らかすことは問題ではありません。
しかし親の生活動線にまでオモチャが進出してしまう場合、オモチャを踏んでしまったり、配膳の際によけながら歩かなくてはならないなど、ストレスになることもあるかと思います。

リビングに隣接している部屋がある場合はそこをキッズスペースにすることで解決する場合もあります。ない場合はリビングの一角にプレイマットを敷くだけでもスペースを区切ることができます。

スペースを用意する際に重要なのは、キッチンやリビングの近くにスペースをつくること。親の目が届くところにスペースをつくることで、「ママ見てー」と持ってきたオモチャが広がるのを防ぐことができます。
遊ぶスペースが狭いと、片づけもしやすくなるので一石二鳥です。

遊ぶスペースが狭いと、片づけもしやすくなるので一石二鳥折り紙やお絵描き、工作が大好きな娘の例:模造紙も広げられる大きめのローテーブルを用意することで、ここで思いっきり制作に没頭しています。

お悩みその2:親が勝手に子どものものを捨てたら泣かれた

増え続ける子どものもの。放っておいたらものがあふれ、どこになにがあるか分からず、遊びにくい環境になってしまいます。
しかし、親が勝手に捨てると、逆にものに固執してしまう原因になってしまうことも。

片づけられる大人になるための整理・片づけの練習期間ととらえて、見守ることが重要です。
オモチャがあふれて目的の物が見つけられない。など遊びにくそうに感じたら整理のタイミング。

ここでひとつ、魔法の言葉を教えます。
「いらないものを分けて」というと、「全部いる!」となるので、「お気に入りを分けよう」と言い換えましょう。よく使うオモチャを選別することができます。

わが家の場合、制作が好きな子だったので日々制作物が増えていました。
制作物専用のボックスを用意して、そこにつくったものを入れていくのですが、1週間もするとパンパンに。

1週間もするとパンパンに
これはちょっと溜めすぎた例。
入らなくなったら、整理時。3歳ごろから「いっぱいになったら整理」を習慣にしています。

お気に入りとお気に入り以外に分けていきます箱の中のものを全部出したら、お気に入りとお気に入り以外に分けていきます。
制作物の場合、お気に入りは元のボックスへ。それ以外はゴミ箱へ入れます。

これがオモチャの場合は1軍ボックスと2軍ボックスで分けることもあります。2軍ボックスは無理に手放す必要はありません。クローゼットなどで一定期間保管して、様子を見ます。

整理する習慣は、要不要を判断する練習にも整理する習慣は、要不要を判断する練習にも。

最初は時間や手間がかかりますが、見守ります最初は時間や手間がかかりますが、見守ります。

子ども自身の中での大事なものが明確になっていきましたとくに気に入っているものは、「これ飾って」と、持ってくるので壁に飾ります。
ものを選別する習慣が身についてくると、子ども自身の中での大事なものが明確になっていきました。

とくにお気に入りのものは写真に撮ってフォトブックに立体的な工作や大きい制作物、とくにお気に入りのものは写真に撮ってフォトブックに。

園での制作物も写真に撮って残してあります親にとって思い入れのあるものや、園での制作物も写真に撮って残してあります。

お悩みその3:片づけられない

片づけ方法は年齢によって異なります。
3歳くらいまでの小さい子どもの場合、大きいオモチャは見えるところに出しっぱなし。細々したものもボックスを見えるところに置き、放り込むだけの収納していました。
見えないオモチャはないものと同じなのでオープンな収納に。

オープンなボックスに入れるだけの収納が遊びやすく、片づけやすい低年齢の場合は棚にしまわず、オープンなボックスに入れるだけの収納が遊びやすく、片づけやすい。

大きいオモチャは、出しっぱなしに大きいオモチャは、出しっぱなしに。

3歳ごろからは、一緒に使うもの別に分類してボックスに入れて収納すると遊びやすいです。
遊びやすい収納=片づけやすい収納であることが多いので、大まかすぎず細かすぎない収納がベストですが、年齢や遊び方、子どもの性格によるので正解はありません。

わが家の場合は「おままごと」など大まかなカテゴリーごとにボックスを分けて収納するのが合っていました。
また、お片づけや身支度の最中にほかのオモチャが目に入ると遊び始めてしまうことがあったので、中身が見えない白いボックスが合っていました。

ボックスには年齢や発達に合わせて中身が分かる工夫を。中身の写真を撮ってはってもいいし、中身が分かる半オープンなボックスを使ってもいいし、文字が分かるお子さんならひらがなでラベリングをするのもいいですね。

分類が合っていない、目的の物が見つかりにくい収納だと色々なボックスを引っくり返して探すことになって、使わないオモチャまで散乱することに。片づけが大変になってしまいますので、事前に子どもと相談したり、観察しながら分類を決めます。

観察しながら分類を決めます遊ぶときはボックスごと持ち出して、遊び終わったらボックスにオモチャを戻して片づけます。

持ち手つきのバケツに収納してもブロックやレールなどは、持ち運びしやすいように持ち手つきのバケツに収納してもいいですね。

今思い返すと、オモチャの収納に悩んでいたのは幼児期の数年間でした。この数年間がお片付け力を鍛えるチャンス。小さい頃から習慣にしてきたことは、大人になっても苦もなく続けることができます。

自分でできる! を促す環境づくりを第一に考えて試行錯誤した数年間。子どもが小学生になった今、お片づけ力が徐々に身についていることを実感できています。
子どもは吸収力の塊です。子どもが大きくなっていても、今日から片づけ習慣を始めてみましょう!

●教えてくれた人
【サチさん】

整理収納アドバイザー。夫、長女(7歳)の3人暮らし。北欧テイストのインテリアや、暮らしをラクにする収納アイデアを人気ブログ「サチ…あれ♪~北欧インテリア~」で発信。著書に『サチのすっきり暮らす北欧インテリア』(宝島社刊)がある

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