お盆やトレー1枚で、食卓がよそいきの雰囲気に
ぶち猫
2018.12.03
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食器や箸置きを並べただけでは、食卓がなんだかものたりないな…と感じることはありませんか?
そんなときはトレーやお盆を1枚使うだけで、ぐっと洗練され、華やかになります。

ここでは、ESSEが注目する料理ブロガーで、テーブルコーディネートに定評のあるぶち猫さんに、日常的に役立つお盆やトレーの使い方を教えてもらいました。

お盆やトレー
お盆やトレーを取り入れると、食卓がぐっとあか抜ける

食事にもおやつにも。初心者でも簡単なお盆やトレーの取り入れ方

お盆やトレーを食卓に取り入れると、手入れの手間は少々かかりますが、かわりにちょっとよそいきの雰囲気を演出することができます。

たとえば、朝ご飯に具だくさんのおみそ汁とご飯、自家製の浅漬けという一汁一菜を用意するとき。食卓に直に並べると寂しくなりがちな品数ですが、折敷(おしき)の上にバランスよく並べれば、ぐっとまとまりがよくなります。

木製のシンプルな折敷は、いろいろな器に合わせることができるので、初めての1枚におすすめです。

トレーやお盆にもいろいろな種類があり、好みや使うシチュエーションで選ぶのがよいでしょう。

黒い塗りのお盆写真のような黒い塗りのお盆は、木製の折敷と比べるとシックな雰囲気。円形なので器を並べられる面積が狭く、正直なところ、あまりお盆初心者向けではないのですが、1枚取り入れるだけでシンプルな料理を格上げしてくれる強さがあります。

今回は、少し大きめの飯椀に香箱蟹飯、同じく大きめの塗りのお椀にシイタケと油揚げのお吸い物を盛りつけてみました。

●使いやすい長方形のトレー

長方形のトレーあまり難しく考えずにざっくり器を並べたいという方におすすめなのが、少し大きめの長方形のトレー。
小さめの器を選べば、写真のようにご飯と汁もの、主菜と副菜まで並べることができます。

お盆やトレーを日常使いする場合に、「あまり難しく考えなくていい」ことが重要だと感じているのですが、大きめのトレーにはその問題を解決してくれる長所があります。
ちなみに、このときの主菜は牛肉とトマトの卵炒め、副菜はヤマイモの梅シソあえでした。

●食器の一部のようにトレーを使う

食器の一部のようにトレーを使う一方で、料理を運ぶときに使うお盆を、食器の一部のように使う方法もあります。
写真は二人分のごく軽い朝ご飯。ハムをのせたバゲットとジャガイモの冷たいスープを、いつもの食卓ではなく窓辺の小さなテーブルで食べたときのもの。

お皿は二人で1枚、カップのソーサーは省略。そんなシンプルな器使いでも、お気に入りのお盆があれば、それなりにすてきな朝食になります。

すてきな朝食トレーには、表面に加工がされていて、料理を直に盛りつけることができるものも。そういうタイプのトレーであれば、器とほぼ同じように使うことができて、盛りつけの幅が広がります。

写真のように、目玉焼きトーストを直置きしてみたり、数種類のおかずを並べてみたり…。

●おやつの時間を盛り上げてくれるお盆とトレー使い

おやつの時間お盆とトレーは、食事だけでなく、おやつの時間にも活躍します。
美しい季節の生菓子を抹茶と一緒にいただくとき、長方形の小さなトレーがあると重宝します。

和菓子だけでなく、シュークリームやマカロン、クッキーのような小さな洋菓子にも活用できます。

洋食器と洋風のトレーお菓子とお茶を1つのトレーにのせてしまえば、どこでも好きな場所に持ち運んでおやつの時間を満喫できる仕組み。
食事を盛りつけるには小さく感じるトレーも、おやつであれば余裕です。

和菓子には和のお盆と器を合わせるのが定番ですが、個人的には、写真のように洋食器と洋風のトレーを合わせても、少し変わった趣があり、おもしろいと思います。
和菓子と洋食器を合わせるときのポイントは、和菓子も器も単色やモノトーンのシンプルなものを選ぶこと。

洋菓子を和のお盆と器に合わせて逆パターンで、洋菓子を和のお盆と器に合わせてみました。

こちらの方は、鮮やかな色のお盆が主役。華やかな和のお盆とモンブランを調和させるために、主張の控えめな和の器を選びつつ、コーヒーの黒と対応するように黒いスプーンを合わせました。和食器の組み合わせ方は、洋服や和服のコーディネートにも通ずるように感じます。

かまぼこ型のお盆は、金沢の古いもの。使い道が限られるかなと思いつつ、あまりにもすてきだったのでつい購入してしまったのですが、好きなものだとなんとかして使いたくなるようで、意外と出番が多くなっています。

小さな赤いお盆話はそれますが、この小さな赤いお盆は酒器との相性がとてもいいです。
遊びのようなものですが、色鮮やかな小皿や豆皿に酒肴を盛りつけて並べれば、ちょっといいお店でお酒を楽しんでいるような雰囲気になります。

華やかな器同士を合わせるときに気をつけたのは、それぞれ異なる形を選ぶことと、赤色を軸に青が差し色になるように選んだことです。

洋菓子を和食器に合わせる別パターン最後はおまけですが、洋菓子を和食器に合わせる別パターンで、お膳を使ってみました。こちらも古道具です。

お膳の色が落ち着いた分、ケーキを盛りつけた器を華やかな柄のものに変えてみました。

お膳をしきたりに従って正しく使いこなす自信はないのですが、長い時間を経て不思議な縁で私のところにやってきた道具なので、日常生活におもしろく楽しく生かしていけたらと思っています。

●教えてくれた人
【ぶち猫さん(写真・文)】

猫2匹等と暮らしながら、ブログ「ぶち猫おかわり」にて、料理、お菓子づくり、ホームパーティ、旅行の記録、読んだ漫画の感想などをつづっている。器と調理器具、レシピ本を収集中