失敗しない断捨離の方法。むやみやたらに捨てないで
ESSE編集部
2019.03.24
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新年度になる前に心機一転、断捨離を! と考えている人も多いのでは。しかし断捨離とはいっても、むやみやたらに捨てるのは間違いです。

断捨離を始める前に考えたいことを、「断捨離メソッド」の提唱者であるやましたひでこさんに聞いてきました。

やましたひでこさんが、断捨離を始める前の人に伝えたいこと

女性お茶をいれる
やましたひでこさんに教わる。断捨離を始める前に知っておきたいこと
●手をつけるのは古いものから、と心得て

たとえば、日々家に入ってくるDMやお便りなどの紙類と、ため込んでしまった書類の山。どちらから処分すべきか悩む人も多いですが、やましたさんは「鮮度」で考えるべきと提案。

「ため込んだ古いものから始めないと、一向に片づいた気がしません。ただし収まっていたものを出すと、一時的に前よりひどくなるので、そこは勇気をもって乗り越えて」

●人のものほど目障りなのは当然。家族のもち物には手をつけないで

断捨離を始めると、必ずぶつかるのが家族のものが気になるという状態。けれど、どんなに人のものがじゃまでも、勝手に捨てたり、捨てさせようと無理強いしたりするのはNG。

「相手に理解してほしいなら、まず自分から。楽しく断捨離する姿を見せることで、相手の心も変化してきます。それでも変わらないなら、そこで初めて声を上げましょう」

●人にあげる、寄付する、リサイクル…。ものを手放すやり方はいろいろあります

女性クローゼットからピンクの洋服手に取るやましたさんは、ハンガーは定数を決め、クローゼ ットからはみ出さない数に服を厳選。1つ手放してから、1つ入れることをルールにしています。

ものを捨てることに抵抗がある人には、やましたさんはこう提案します。

「私たちの体が新陳代謝するように、居住空間も、ものが入ってきて出ていくサイクルがうまく回ることが大事。人に譲る、リサイクルするなど、『出す』方法ならなんでもいいんです」
放出する日を決めて、ダラダラ取っておかないこと、人に無理に押しつけないことにも注意。

●理由探しは必要なし。今、「いる」か「いらない」か判断基準はシンプルに

断捨離では、ものの定数や、捨てる基準を明確に決める必要はありません。

「基準は『今、私が使いたいか』だけ。便利だから、もらいものだから、たまには使うからといった、残すための理由づけはいりません」

出したものに対して反省や後悔も不要。もし、捨てたあとに必要になっても、そのときは必要なタイミングで手に入ると考えるのが断捨離です。

●ため込んだ期間が長い人ほど自分だけでやろうとがんばらないで

断捨離にかかる時間は、ものをため込んだ時間に比例します。ものがあふれた状態が長期間にわたって続いている場合は、解消するまでには時間も手間もかかります。

「ゴミが層になっているような状況だと、自分ひとりでは無理。家族や専門業者、友人など周囲にSOSを。他人の力を借りてでも、一度ヘドロ沼から脱出する勇気をもつことが大切です」

※断捨離はやましたひでこさんの登録商標です

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【やましたひでこさん】

早稲田大学在学中に出合ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、だれもが実践できる自己探訪メソッドを提唱。近著は『捨てる。引き算する勇気』(幻冬舎刊)

捨てる。引き算する勇気


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