「捨てられない人」は節約下手な人!収納グッズを増やす前に見直したいこと
2018.08.28
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ため込んだものを整理しようと、収納グッズを買ったり、しまい方に凝ったりする人は多いのでは?
「でも、ちょっと待ってください。“使わないもの”を“とりあえず”しまっておくために収納グッズを買っていませんか?」と問いかけるのは、ライフオーガナイザーでファイナンシャルプランナーでもある下村志保美さん。

収納グッズと節約の関係について詳しく語っていただきました。

不要なものをしまうために、わざわざ収納グッズを買っていませんか?

収納グッズ
たくさんの収納グッズ、本当に必要?
「収納グッズは必要なもの。多少のコストはかかっても必要経費。部屋を使いやすく片づけるためには仕方がない」…そう考えていませんか?

私はのべ300軒以上のお客様のお宅を片づけてきました。ほとんどの方が熱心で、いろいろな収納方法やグッズを試しています。

そして数時間、一緒に片づけをして最後に残るものは、なんとたくさんの収納グッズなのです。

●収納用品のなかにはいらないものがいっぱい!?

なぜ、これまで必要だった収納グッズが余るのでしょうか。
それはズバリ、不要なものまで収納していたからです。

不要なものとは、ものとしての価値はあるけれど、自分のなかではもう価値がないと思っているもの。

・使えるけれど使わない食器
・まだ着られるけれど着ない服
・趣味じゃない飾り物
・過剰な量の文房具
・なにかに使えそうな箱や紙袋
など…

つまり、使えるものを手放すのはもったいないからと、「使わないけど使えるもの」を収納しているケースがとても多いのです。

紙袋の山たとえばこちらは「いつかなにかに使えそう」としまっておいた紙袋の山。
その機会自体そもそも多くはなく、しかも新しい紙袋を使ってしまうので、しまい込まれた紙袋が日の目を見ることはありませんでした。

こういったものは定期的に見直し、ときには大胆に処分することが必要です。

●捨てる理由がないもの=捨てなくていいものではありません!

「壊れた」「破れた」「汚れた」など、捨てる理由がひと目でわかるものは、気持ちよく手放すことができます。

しかし最近は安いものであっても質がよくなり、なかなか壊れたり破れたりしません。

またネット通販の普及もあり、いつでもどこでも気軽に買い物が可能に。
買い物の機会が増えるとものの数が増えやすく、その分1つのものを使う回数が減り、ものが傷みにくくなります。
これも、捨てる理由がないものが増える原因となります。

洋服で考えてみましょうたとえば洋服で考えてみましょう。

数が少なければ、同じ服をヘビーローテーションするため、シーズンの終わりにはボロボロになり「見た目が悪いから処分しよう」と手放せます。

ですが、数多くもっていると、どれもよい状態のまま。
捨てる理由がないからお手入れして収納したけど、次にシーズンが巡ってきても、その服はなんだか着る気になれない…こんなことが起きてしまいます。

新しい服を購入しても、いつか着るかもしれないと「着ないけど着れる服」もキープ。すると、そのためにハンガーを買いたしたり、ハンガーラックや収納家具、省スペース収納ができる便利グッズを買ったりしてしまうのです。

新しい服を買うなら、古い服は処分する、そういうルールで「死蔵品」を増やさないようにしましょう。

●試供品や景品は本当に必要?「とりあえずもらっておく」習慣をあらためましょう

このように「使わないけど使うもの」のために、新たに収納グッズを買っている例はとても多いです。
かつての私もそうでした。いかに収納を工夫してたくさんのものを収めるかに夢中になっていました。

使えるけれど使わないものは、家じゅうのあちこちにあふれています使えるけれど使わないものは、家じゅうのあちこちにあふれています。

・コスメや生活用品の試供品
・道端で配られるティッシュやボールペン
・ペットボトルやお菓子などをまとめて買うともらえる景品
・必要以上に買い込んだ生活用品のストック
・なんとなく使わなくなった高価なコスメ

「使えるから」「もったいないから」とそれを収納するための収納用品を増やすより、今ある収納のなかに使っていないものがないか確認し、処分する方が経済的です。
ときには試供品や景品を断る勇気も必要。「今すぐ自分が使いたいもの」以外は、家の中に持ち込まないルールにしましょう。

●ものを捨てて、本当の「節約収納」をしてみませんか?

本当の節約とは安いものを買うことではなく、ものを捨てないことでもありません。
「自分にとって必要なものにだけお金を使う」ということです。
「自分が使うかどうか」です。「ものが使えるかどうか」ではありません。

使えるものを捨てるのが忍びないのであれば、きれいな状態にして譲ったり、寄付をしたりして、必要な人のところに渡せばいいのです。

<ものを収納するときに確認したいルール>

・あなたが収納しようとしているものは、今のあなたにとって必要なもの、使いたいものでしょうか?

・新たに収納グッズを購入する前に、今ある収納で収まるだけのものをもつよう、中身を見直してみませんか?

・「使えるけど使わないもの」のためにお金や空間をムダにしていませんか?

ものが増えそうになったら、3つのルールを確認してみましょう。

●教えてくれた人
【下村志保美さん】

ライフオーガナイザー、ファイナンシャルプランナー、家計アドバイザー。「空間・お金・心」の3つを整えることで、忙しい女性をサポートする「PRECIOUS DAYS」を主宰。面倒を避けいかにラクしてきちんとするかを考えることが得意