<貯まる人のストック管理術>安いから買う、が浪費になるワケ
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2018.03.20
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「安かったから」「よく使うものだから」…そんな言いわけをしながら、在庫を確認しないまま、生活雑貨を買いすぎていませんか? そのせいで収納場所を圧迫したり、家計の予算をオーバーしたりするなら、本末転倒です。

「片づけがうまくいかない、いつもお金を使いすぎてしまうといった行動の原因のひとつに、ストックの管理がうまくいっていないことがあります」と語るのは、家計アドバイザーの下村志保美さん。片づけと家計、両方の視点から、ムダのないストックの買い方としまい方について伺いました。

貯まる人は買いすぎない!買いおきにも場所代が発生すると考える!

生活雑貨のストック生活雑貨のストックを収納可能な量以上に買い込んでしまうと、たとえばトイレットペーパーが、トイレやその周辺ではなく、クローゼットの中にまで進出していた、なんてことになりがちです。

収納場所にも“場所代”があると仮定すると、意外に高い“場所代”をトイレットペーパーに対して払っていることになります。安いからといってまとめ買いしても、これでは意味がありません。買いすぎたせいで収納場所に困ったり、あいているスペースに押し込んだりする手間ももったいないですよね。

●ストック管理の3原則とは?

それでは、ストックを上手に管理するにはどうしたらよいでしょう? 私は、下記の方法をすすめています。

1.ストックする数を決める
2.収納場所を決め、そこに置けるだけにする
3.買い物に行く前にストックを確認する

さらにこれらを一覧表にしておくと完璧です。ホワイトボードに在庫数を書いておいて常に更新したり、「買い物メモ」をつくって、そこに書いてあるもの以外は買わない、と決めてしまうのもよい方法かと思います。

●買いすぎてしまう心理とは?

買いすぎ問題の最大の敵は「ついで買い」です。ストックを買うときはたいてい、「今日はストックを買いに行こう!」と思って出かけるのではなく、晩ご飯の材料を買いに行ったスーパーで「あ! 安いから買っておこう」とか、「家にまだあったかな? なかったら不安だから買っておこう」などといった感じで買ってきてしまうことが多いのではないでしょうか。

そんなときに思い出して欲しいのは、「今月使えるお金はいくらあったかな?」ということです。

今月(もしくは今週)の予算を超えてなければ、そして収納の許容量を超えていなければ、ストックを増やすのはアリです。しかし、予算オーバーしてまで、また家じゅうにストックをあふれさせてまで買ってしまうと、それは節約ではなく「浪費」「赤字」です。これを覚えておいてください。

●お金が貯まる人はストックを買いすぎない!

お金が貯まる家計のコツは「予算を守る」ことお金が貯まる家計のコツは「予算を守る」こと。決して「安い商品を買う」ということではありません。

予算を守れば貯蓄ができます。予算を守らなければ貯蓄はできません。この基本に立ち返ることが必要です。

私たちは値段が高いものや、暮らしに直接必要がないものには「本当に買っていいのかな?」と慎重になります。しかし安いものや消耗品には「安いから」「使うものだから」と財布のひもがゆるくなりがち。だからこそ「赤字になってまでストックを買うの?」とご自身に問いかけてください。

出先でストックの量を常に把握しておくことは難しいかもしれませんが、予算の残りがいくらあるのかは、お財布の中身を見ればひと目でわかります。予算の残りを常に意識した買い物をすることが、貯まる体質につながります。

●家族全員がストックを知っておく仕組みに

使うものの近くにストックを置いて、残量がひと目でわかるようにしています私はいつも、使うものの近くにストックを置いて、残量がひと目でわかるようにしています。たとえば洗面所で使う綿棒のストックは洗面所に。トイレ掃除シートのストックは、使いかけのシートのそばに。キッチンのつり戸棚にはラップを買いおきし、使用中のものは手の届く下の段、ストックは手が届かない上の段に収納しています。

こうしておくと家族にもストックの置き場所と残量がわかるので、「ストックはどこ?」と聞かれることもありません。ストックを把握して、「つい買いすぎた」ということがない仕組みをつくりたいですね。

●教えてくれた人
【下村志保美さん】

ライフオーガナイザー、ファイナンシャルプランナー、家計アドバイザー。「空間・お金・心」の3つを整えることで、忙しい女性をサポートする「PRECIOUS DAYS」を主宰。面倒を避けいかに楽してきちんとするかを考えることが得意

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