<エコな暮らし>重曹と酢の活用ワザを、やりくり上手なイギリスに学ぶ
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2018.04.16

「いかにものを減らし、すっきりした状態を保つか」が家事効率のポイントになりつつある昨今。掃除や洗濯の洗剤についても、同じことが言えます。用途に合わせて専用の洗剤を多数もつよりも、万能なものを使いまわす方が、ずっとエコだし、節約にもなります。

シンプルで環境に優しい家事を好むイギリスでは、昔から重曹と酢が家事で重宝されてきたそう。英国の生活をテーマにした情報誌『ミスター・パートナー』の編集長である井形慶子さんが、イギリスの家庭での活用法について教えてくれました。

洗濯※写真はイメージです

汚れをためこまない習慣で、掃除をラクに!イギリス式重曹の活用法

まずは重曹の活用法から教えていただきました。掃除をラクにするための予防アイテムとして使っているのも、合理的なイギリスならでは?
なお、重曹は医療用、もしくは食用を使いましょう(工業用は不可)。

●風呂水を流す前に水アカ取り

お風呂浴槽の栓を抜く前の残り湯に重曹を入れ、しばらく放置してからスポンジでこすると、汚れやザラつきが取れやすくなり、お風呂掃除が簡単に。「洗い場も、最後に使う人が重曹をふりかけ、出るときに流せばきれいをキープできます」。

●トイレの貯水タンクに入れて黒ずみ防止

トイレの貯水タンクにスプーン1杯の重曹を入れておくだけで、タンクの中から便器まで水アカや汚れがつきにくくなります。「とっても簡単でトイレ掃除がグンとラクになるので、私も実践している方法です」。

●シンクの排水口を掃除

夜寝る前にキッチンのシンクの排水口に重曹をふりかけ、少し水を流して湿らせた状態に。「翌朝、水道の蛇口をひねって勢いよく水を流せばヌメリが取れ、配管からのぼってくるにおいも消えてさっぱり」。掃除の手間さえいらない、究極の時短テクといえそうです。

料理だけじゃない!酢を使って家をピカピカに

続いて、酢を使った家事アイデアを教えてもらいました。料理だけでなく、洗濯に掃除にと大活躍します。

●グラスは酢で磨いてピカピカ

くもりが目立つグラスは、酢でみがくとピカピカに! 「洗いおけに水と酢を10:1の割合で入れ、洗剤で洗ったグラスを30分ほどつけて。これをきれいなふきんでみがくと、輝きます」。

●水アカ汚れは酢で落とす

水回りには、掃除用のホワイトビネガーを常備。「イギリスの水道水は石灰分が多く含まれるアルカリ性なので、水アカがつきやすいんです。酸性の酢でこまめに磨いてきれいを保ちます」。

●スチームアイロンの掃除に酢を活用

スチームアイロンの注水口に水と酢を1:1で注いで高温にし、スチームが出てから汚れてもいい布にアイロンをかけます。「きれいにしにくい給水タンクの中も清潔を保てます」。

●新しい服は酢水につけて色止め

綿や麻素材の色柄物の服を買ったら、着る前に酢水で色止めを行います。バケツに服がひたひたにつかる量の水と大さじ1、2の酢を入れ、服を10分程度つけておくだけで、色落ち防止に。「様子を見ながら試してくださいね」。

Keiko Igata
Keiko Igata
●教えてくれた人
【井形慶子さん】

1959年生まれ。英国の生活をテーマにした情報誌『ミスター・パートナー』の編集長。渡英経験は、100回を超える。『イギリス式「おばあちゃんの知恵」で心地よく暮らす』(講談社刊)ほか著書多数

<イラスト/二木ちかこ 取材・文/ESSE編集部>

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