3ステップ、5分でできる!冷凍庫の収納を変えてお金を貯める
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2017.12.21
消費期限内に食べきれなかった肉や魚、ラップにくるんだ白ご飯、買いだめした冷凍食品にカップアイスがごろごろ…。そんな冷凍庫、身に覚えはありませんか? 冷凍庫にものが多くストックを把握できないと、「これ、冷凍したのいつだっけ?」と捨てるハメになってしまったり、はたまた同じ冷凍食品をダブって買ったりしてしまいがち。そんな“うっかりムダづかい”は、なるべくなくしたいものです。
「たった5分あれば、ムダをなくして“貯まる冷凍庫”をつくることができます!」と話すのは、台所仕事にまつわる著書を多数執筆している人気料理家の高木ゑみさん。そんな高木さんに、冷凍庫のストックをすっきり整理してムダ買いをなくす、簡単シンプルな収納テクニックを教えてもらいました。

ムダ買い知らずの冷凍庫をつくる3ステップ

用意するものは、冷凍庫に収まるサイズのブックエンド2つだけ。家になくても、100円ショップで手軽に調達できるので、試してみる価値ありですよ。3つのステップで進めていきます。

●<ステップ1>冷凍食材の消費期限は2週間と決める

まずは、いま冷凍庫に入っている食材をすべて出します。
「2週間以上経過しているものは、もったいないですがサヨナラをしてしまいましょう! 冷凍焼けで食品が乾燥・劣化するのを防ぐため、賞味期限が明記された冷凍食品を除いて、肉や魚、野菜などの食材や、手づくりのおかずは、2週間以内に食べきること。今まで、なんとなく『古いと感じたら捨てる』を繰り返してきた人は、今日からこれをルールにしてくださいね」

●<ステップ2>6つのカテゴリーに分類する

ステップ1で古いものを捨てて残った食材を、次の6つに分類します。

(1)肉 (2)魚 (3)手づくりおかず (4)下ごしらえした野菜 (5)パン、ご飯 (6)市販の冷凍食品

「ついでに、冷凍庫はいま空っぽの状態なので、全体にアルコールスプレーをかけて汚れをふきあげてしまいましょう。食材が溶けてしまってはいけないので、目標は3分です。キッチンタイマーを3分にセットして一気にやってしまうと、中もすっきりピカピカにできて一石二鳥ですよ」

●<ステップ3>立てて収納する

「冷凍庫の中がすっきりしたところで、ステップ2で分類した(1)~(6)にしたがって食材を『立てて』収納してください。冷凍庫の中で食材を『積み重ね』してしまったら、奥底の食材は日の目を見ることがなくなってしまいます。最初に用意した2つのブックエンドで庫内を3つのスペースに区切り、1つめのスペースに(1)肉と(2)魚、2つめのスペースに(3)手づくりおかずと(4)下ごしらえした野菜、3つめのスペースに(5)パン、ご飯と(6)市販の冷凍食品を立てて入れて、完了です」

引き出しは空けておくまた、冷凍庫の中についている引き出しは、なにも置かずに空けておくのがコツなのだとか。
「食材が完全に凍っていないうちに立てて収納しようとしても、ふにゃっとしてしまい、うまくいきません。冷凍庫の引き出しを常にあけておくことで、冷凍したい食材を並べて平らに冷やし固めるための『一時フリージングコーナー』として活用できます」

(1)~(3)のステップは、おおよそ5分もあればできてしまいます。気になっていたストックも汚れも、見違えるようにすっきり! ストックも一目瞭然で、ムダ買いがなくなります。

冷凍してもおいしく食べられる!食材ごとの保存法

整理した食材を無駄なく2週間でおいしく使いきるために、高木さんがおすすめする「食材ごとの冷凍保存法」は次のとおりです。

(1)肉

食品名を書いたシールを貼ると、中身が一目瞭然でおすすめです食材が空気に触れる部分が多いと、酸化によって劣化が進みやすくなります。そのため、買ってきたトレイのまま冷凍するのはNGです。
「50g(握りこぶし約ひとつ分)ずつ小分けにしてラップにくるみ、ジッパーつき保存袋に入れて、購入日と消費期限(2週間後)を油性ペンで記入します。さらに、袋のジッパー部分の上からダブルクリップを挟み、食品名を書いたシールを貼ると、中身が一目瞭然でおすすめです」

(2)魚

肉同様、トレイのまま冷凍するのはNGです。
「必ずラップに個包装し、ジッパーつき保存袋に入れてください。お魚用の脱水シートにくるむとさらにおいしく保存できます」

(3)手づくりおかず

固まったら、フタつきのケースに並べて立てて保存します一食分ずつアルミカップに小分けにし、まず「一時フリージングコーナー」で冷凍します。
「固まったら、フタつきのケースに並べて立てて保存します。私は100円ショップで売っている、高さ5cmのプラスチックケースを愛用しています」

(4)下ごしらえした野菜

野菜によっては、適した下ごしらえをすることで、冷凍でもおいしく保存できるものも。
「たとえば、小松菜やホウレンソウなどの葉物野菜は塩茹でして水をきり、ラップに包んでジッパーつき保存袋へ。おみそ汁の具がたりないときなどに重宝します。また、一度にたくさんは使わないけれど常備しておきたいニンニクとショウガは、皮をむいて丸ごと冷凍できます。使うときは半解凍してスライスしたり、凍ったまますりおろせば、風味もそれほど損なわれません。ネギ、万能ネギ、ミョウガといった薬味類も、小口切りやみじん切りにして冷凍しておけば、そのまま使えて便利です!」

(5)パン、ご飯

パンはラップで個包装して、ジッパーつき保存袋に入れて冷凍しましょう。「1枚1枚?と思うかもしれませんが、これが冷凍パンをおいしく食べるコツです!」。ご飯は、炊きたての熱いうちにラップで一膳分をくるみ、粗熱を取ってそのまま冷凍庫へ。「一膳分ずつ保存できるプラスチックの密閉容器も便利ですが、さらにぴっちりと密封できるラップのほうが、冷凍焼けを防げるのでおすすめです」

冷凍保存を制する人は、節約を制します。高木さんの著書『やる気の続く台所習慣40』では、ほかにも役に立つ台所仕事術を紹介しているので、気になる人はぜひチェックを。ムダ買い知らずのすっきりした冷凍庫で、気持ちよく新年を迎えたいですね。

●教えてくれた人
【高木ゑみさん】

料理家、おもてなしプランナー。慶應義塾大学、エコール辻東京イタリア・フランスマスターカレッジを卒業。中目黒で料理教室を主宰。あらゆる台所仕事の効率をアップし、自分時間を増やすコツを説いた著書『やる気の続く台所習慣40』(扶桑社刊)が発売中

<イラスト/石山沙蘭 取材・文/ESSE編集部>

やる気の続く台所習慣40


予約の取れない熱血教室の料理家が伝授する【すごい台所ルール】決定版!これまで料理教室の生徒さん1000人以上を笑顔に変えてきた、プロのノウハウを一冊にまとめました。