すぐにできる結露対策。放っておくとカビやダニも!
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2019.01.05

冬場に生じやすい、窓の結露。つい放置しがちですが、じつは厳禁です。ふき取るのはもちろんのこと、結露する部屋の環境そのものを見直すべき!

アルミ建材メーカー「YKKAP」・清水宏則さんに、結露対策について教えてもらいました。

結露
結露は健康に悪影響を及ぼします。こまめな対策を!

放っておくと危険!冬の結露に気をつけよう

結露とは、暖かく湿った空気が冷やされ、空気中の水蒸気が水滴になってしまうこと。
外の気温が低いのに、暖房によって室内だけが暖かく湿度が高いと、冷たい外気に影響されやすい壁や窓の内側に水滴がびっしりついてしまいます。

「結露の原因は、暖かく湿った空気が外気で冷えた窓などに触れて冷やされ、空気中の水蒸気が水滴になるから。冬に多いのは、そのためです」と、清水さん。

結露するのは窓だけではありません。ソファやタンスなどの家具の裏側や、押し入れの中なども要注意。
「空気が滞留しやすく温度差が生じやすい場所が、結露しがちです」

●結露を放っておくと、家の傷みや健康被害につながります

結露を放っておくと、建材や家具が、傷んだり腐ってしまったりする要因に。また、カビやダニも発生します。

「カビは鼻や口から体内に侵入して、健康に被害を及ぼします。吸い込むとアレルギー性鼻炎やぜんそく、アトピー、さらには肺炎の原因になりかねません。エアコンをはじめとした空調機器のフィルター汚れにより、空気中にたくさんのカビ胞子が飛散し、その空気を吸入することで、過敏性肺炎を起こすこともあります」

では、結露を予防するために今すぐできることは? 

「もっとも大事なのは、こまめに換気をして室内の水蒸気をできるだけ外に逃がすこと。冬場は外気が乾燥しているので、ほんの数分の換気でも効果的です。また、水蒸気の発生を減らすために、加湿器の使用や洗濯物の部屋干しも注意が必要です」

<結露を防ぐために気をつけたいこと>
・洗濯物をできるだけ室内に干さない
・カーテン、ブラインド、和障子などを長時間閉めておかない
・草木のある部屋はとくにこまめに換気をする
・浴槽のフタや浴室のドアは閉め忘れない。換気扇も活用する
・炊事、食事時の換気を忘れない
・加湿器、開放型暖房機を使う場合はこまめに換気を

石油ストーブのような暖房機は、大量の水蒸気を発生させるため、結露の発生を助長することに。湿度を低く抑えるエアコンに切り替えるのも手です。

<監修/アルミ建材メーカー「YKKAP」・清水宏則さん イラスト/macco 取材・文/ESSE編集部>