吐き気には炭酸?しゃっくりのときは手を後ろに…!?世界のびっくり習慣
2018.01.19
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上の乳歯が抜けたら床下に、下の乳歯が抜けたら屋根の上に…。元気な歯が生えることを願って行うこの習慣を、実際に経験した人は多いのでは? こうした「ちょっと不思議」な習慣は、日本だけにとどまらず、じつは世界のさまざまな国にあるそうです。人に教えたくなるような興味深い習慣を、文化人類学者の斗鬼正一さんに教えていただきました。なかには日本の常識からすると、因果関係が「ハテナ」なものもあるかも!?

世界は広い

困ったときやっている、世界のびっくり習慣!

世界を眺めてみると、意外なものを意外なことに利用しています。炭酸やヨーグルトの話は、なんだか少しお国柄が表れているような…。

●アメリカ:吐き気がするときは炭酸飲料を飲む

アメリカでは吐き気がするときには炭酸飲料を飲む習慣があるとか。炭酸飲料を飲んだあとの爽快感と、げっぷで胃のガスの排出を促すのがよいと考えられているそう。乗り物酔いや二日酔い、妊婦さんのつわり対策にも飲まれています。少量ずつ飲むのがコツだそう。

●韓国:虫さされにはおろしキュウリを湿布

虫にさされたら、冷蔵庫で冷やした新鮮なキュウリをおろし金ですりおろし、ガーゼにのせて患部に湿布。韓国では、キュウリには熱を下げたり、炎症を抑えたりする作用があるといわれています。

●ロシア:しゃっくりのときは後ろで手を組み水を飲む

ロシアでは、両手を後ろで組み、その姿勢のまま身をかがめて水を飲むと、しゃっくりが止まるとされています。緊張感を伴う姿勢で、横隔膜のけいれんを抑える方法なのだとか。

●チリ:レモンバームを煮出した汁で抜け毛防止

抜け毛が気になる人はレモンバームを煮出した汁で、髪の毛をすすぎます。ハーブの一種であるレモンバームには、血流を促進する作用があるため、抜け毛に効果的だと考えられているそう。

●トルコ:日やけにはヨーグルトを塗る

ヨーグルトのひんやりとした感触が、日やけした肌のうずきを抑制するそう。ヨーグルトの抗酸化作用によって、シミが抑制されるともいわれます。ヨーグルトの語源はトルコ語という説もあるくらい、トルコとヨーグルトは縁が深いんですね。

●インド:ニキビにはオレンジのペーストを塗る

オレンジの皮に水少しを加え、ミキサーでペーストにしたものをニキビに塗るそう。ビタミンを肌から入れる、ということなのでしょうか? 乾いたら水で洗い流します。レモンジュースとシナモンパウダーを1対1の割合で混ぜたものを使うこともあるのだとか。

これぞ裏ワザ!効果を確かめてみたくなる世界のライフハック!

家事の合格点が緩そうなあの国が、意外に几帳面!? 生活に役立つワザが好きなのは、どこの国も同じみたいですね。

●フランス:シャンパンの気が抜けないようにスプーンを差す

シャンパンの栓を抜いたら、柄を下にしたスプーンをビンの口にさします。そうすることで気が抜けないと信じられているそう。実際に効果があるという人もいれば、なんとなくやっているという人もいるようです。

●ギリシャ・イタリア:なんでもアイロンをかけ、殺菌&省スペース

下着や靴下、タオル、ふきんまで、なににでもアイロンがけ。アイロンの蒸気と熱で殺菌できると考えられ、殺菌していない下着をはくのは気持ち悪いのだとか。物干しスペースをコンパクトにできて一石二鳥。

●香港:卵の鮮度は電球で透かして確認

香港の市場の卵売り場には、鮮度を確認するための電球があります。卵を電球の光に透かしてみて、黒ずんでいるものは古くて腐っていたり、血が固まっていたりするのだとか。古い卵があれば、チェックしてみて!

世界はやっぱり広い! 科学的な根拠はともかく、チャンスがあれば、ちょっと試して話のネタにしてみるのも楽しい?

●教えてくれた人
【斗鬼正一さん】

江戸川大学社会学部現代社会学科教授。文化人類学者。『世界一受けたい授業』(日本テレビ)などで、世界の暮らしの知恵を紹介している

<取材・文/ESSE編集部>