エアコンのカビ、ソファのダニ…リビング危険地帯の掃除術
2019.05.30
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家中のカビ・ダニが気になる季節。お子さんがいるおうちでは、吸い込むとぜんそくや鼻炎、アトピー性皮膚炎を引き起こす危険性もあります。
そこで、ESSEレポーターのEさんにお宅にカビ・ダニ博士の川上裕司さんがお邪魔して、見落としがちなリビングを徹底チェック。さらに退治&予防法を掃除のプロ・高橋敬子さんに聞きました。

リビングは油断しがち! 体に悪影響なダニがいっぱい!

<ソファ>ホコリや食べこぼしはダニ大繁殖の要因に!

ダニが潜みやすい布製ソファ
ソファの隙間はダニが潜みやすい
ソファの隙間のホコリを集めてダニの数を調べて、1g当たりに換算したところ、なんと、ぜんそくなどの原因になるコナヒョウヒダニ(写真)440匹とヤケヒョウヒダニ56匹を検出。

コナヒョウヒダニこちらが、ダニが潜みやすい布製ソファ。とくにクッションとの隙間は要注意です! 川上さんに「ホコリやお菓子のカスが入り込むと大繁殖します」と指摘され、「隙間はほぼノータッチでした。これからは掃除します」とHさんは反省…。

【退治法】
ソファ全体に掃除機をかけ、クッションとソファの間は、隙間用ノズルを使って念入りに。カバーは外せるものは洗い、天日干しにしてダニを追放しましょう。

【予防法】
ホコリをため込まないよう、こまめな掃除機がけを習慣に。布製のソファは、重曹を薄くふりかけてから掃除機で吸い取ると、目地に入ったホコリもすっきりです。

<カーペット、ラグ>毛足や布目がダニのすみかに。毎日掃除機がけをして

「カーペットの毛足やラグの布目はダニの格好のすみか。繁殖するとアレルギーの危険がありますよ!」(川上さん)
肌に触れるものなので、掃除機がけを徹底しましょう。

【退治法】
ラグやカーペットに掃除機のノズルを密着させ、縦・横・斜めにゆっくり動かし、ダニを残さず吸い取ります。できればめくり返して裏側と床面にも丁寧に掃除機をかけてください。

【予防法】
掃除機は、縦・横・斜めに動かす「十字がけ」を習慣にするとダニ予防に。お菓子などをこぼしたときはすぐに取り除きます。水洗い可能な場合は、定期的に洗濯すると万全です。

<エアコン>フィルターや吹き出し口をケアし、カビの拡散を阻止

エアコンの吹き出し口からアレルギーを引き起こすススカビやコウジカビなどを検出しました。
「まめにケアしないとカビをまき散らすことに!」と川上さん。

カビエアコンはフィルターや吹き出し口回りにカビの胞子を含んだハウスダストが付着します。「そのまま使用すると部屋じゅうにカビをまき散らすことになります」と川上さんから恐ろしい指摘が。シーズン中はまめなケアが必須です!

掃除機でホコリを吸い取る【退治法】
フィルターを外し、ポリ袋に入れてから浴室に運び、カビ取り剤をスプレーして洗い流します。吹き出し口は布に消毒用エタノールをつけてふき取って。

【予防法】
1、2週間に一度はフィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取ります。吹き出し口のホコリも定期的にハンディーモップなどで取り除きましょう。

※本記事はESSE2015年7月号の記事を抜粋したものです

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【川上裕司さん】

農学博士。(株)エフシージー総合研究所暮らしの科学部(フジテレビ商品研究所)取締役・部長。カビ・ダニの生態や健康被害に詳しい「カビ・ダニ博士」。人体への影響を中心に研究し、最新の情報を発信。この記事ではカビ・ダニの採取と分析を担当

【高橋敬子さん】
NPO法人日本ハウスクリーニング協会理事。「ピュアレディス・ライフ」代表。住まいのケアを中心にハウスキーピングのプロとして、雑誌やテレビ、講演会などで活躍。この記事ではカビ・ダニを退治する掃除法と予防ケアを指導