トイレの水栓に思わぬカビが…ジメジメ時期の予防法&退治法
2019.05.24

梅雨どきは、水回りのカビ・ダニが気になってしまいますね。住環境はもちろんのこと、健康被害への危険性もあるカビ・ダニ。ESSEレポーターHさんのお宅をカビ・ダニ博士の川上裕司さんが訪問し、見落としがちな場所をチェックし、危険度を徹底分析。さらに、予防、退治法を掃除のプロ・高橋敬子さんに聞きました。

仰天! トイレの蛇口や換気扇はカビの温床だった!

<トイレの水栓>水アカとホコリが付着し、カビが発生するおそれアリ

トイレの水栓を調べてもらったところ、かなり衝撃的な結果に。「蛇口の先端部分にアレルギーの原因となるクロコウジカビなどを検出。そのまま使用すると手から汚染する危険がありますよ」とのこと…。

蛇口の先端部分のカビ
トイレの水洗の蛇口に注意!
また、トイレの手洗いボウルのほうは、水アカやホコリが混じった汚れがつきがちです。とりわけ水栓の先にカルキ汚れが付着すると、カビや細菌が繁殖します。「こんなところにもカビがいるなんて」とHさんは愕然としていました。

トイレの水栓【退治法】
布に消毒用エタノールをつけてふき、水でかたく絞った布でふき取ります。白いこびりつきがある場合はカルキ汚れなので、クエン酸水をつけた布で緩め、落としてください。

【予防法】
ホコリがたまらないよう、週に一度は水栓回りを掃除。水でかたく絞った布で全体をふき取り、水栓の先は古歯ブラシなどを使って細かな汚れをかき落としましょう。

<換気扇>内部でカビが増殖している可能性が。定期的な掃除は必須

換気扇を調べたところ、タイル目地や繊維などあらゆるものを黒く汚染し、劣化させるクロカビや酵母菌などを検出しました。「換気扇内はさらに繁殖している可能性が大きいです」と川上さん。

換気扇内のカビ水滴やホコリを吸い込む換気扇は、「一見汚れていなくても、内部はホコリだらけの可能性大。カビを浴室内にまき散らしていることになります」という川上さんの指摘に、「大掃除のときに外側をふくくらいでした!」とHさんはショックを隠せない様子。

換気扇【退治法】
換気扇のフタを外し、消毒用エタノールをつけた布で換気扇の内部とフタ裏の汚れをふき取ります。フタは水でよく洗い、十分に乾燥させてからセットしてください。

【予防法】
月に一度は、消毒用エタノールをつけた布で換気扇の外側をふき取り、殺菌する習慣に。半年に一度は、換気扇のフタを外し、たまったホコリを掃除機で吸い取ります。

※本記事はESSE2015年7月号の記事を抜粋したものです

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【川上裕司さん】

農学博士。(株)エフシージー総合研究所暮らしの科学部(フジテレビ商品研究所)取締役・部長。カビ・ダニの生態や健康被害に詳しい「カビ・ダニ博士」。人体への影響を中心に研究し、最新の情報を発信。この記事ではカビ・ダニの採取と分析を担当

【高橋敬子さん】
NPO法人日本ハウスクリーニング協会理事。「ピュアレディス・ライフ」代表。住まいのケアを中心にハウスキーピングのプロとして、雑誌やテレビ、講演会などで活躍。この記事ではカビ・ダニを退治する掃除法と予防ケアを指導