料理上手は知っている!コンロの「火加減」の使い分けを今こそおさらい
2018.05.28
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「レシピの手順どおりにつくっているはずだけど、なぜか料理の味が決まらない」と悩んでいる人。もしかしたら、原因は火加減かもしれません。

レシピで指示されている「強火」や「弱火」などの「火加減」には、意味があります。炒め物、煮物などの種類によっても違いますし、材料によっても変わってきます。
料理家さんの研究のもと決められていることが多いので、この火加減を「なんとなく」ですませてしまうのはもったいない!

火加減で料理の仕上がりは大きく変わります。これを機に、料理の基本のキである火加減のことをもう一度復習してみましょう。
また、一口にコンロと言っても、ガスとIHでは火力も変わってきます。自宅のコンロのクセを確認するのも、料理上手への近道です。

火加減

火加減の微妙な調整が料理の仕上がりに影響!火力の種類をおさらい

火加減を使いこなすと、炒め物はシャキシャキと、煮物はほっこり、料理がおいしく仕上がります。上手に火力を使いこなすため、火加減の目安を正しく認識しましょう。

●中火

中火炎の先が鍋底に当たるか当たらないかぐらいの状態を指します。ひと煮立ちさせたあと、具材に火をとおすときなど、煮物をはじめ、多くの調理で使う基本の火力です。

●強火

強火炎がちょうど鍋底全体に当たっている状態を指します。鍋底からはみ出すのは強すぎるし、ガスや電気のムダ使いに。湯を沸かしたり、炒め物を素早く調理したりするときなどに向いています。

●弱火

弱火炎が鍋底までの半分ほどの高さにある状態を指します。具材を長時間煮込む料理や、ハンバーグなど中までじっくり火をとおすときに使用することが多い火力です。

●蒸らす

蒸らす加熱調理後、火を止め、余熱で食材にじっくり火をとおすこと。土鍋で炊いたご飯をふっくらさせたり、煮物をほっくり仕上げる効果があります。調理するときは、蒸らし時間も含めて時間を計算するといいでしょう。

●揚げ物の適温

揚げ物の適温揚げ物をするときは、料理によって最適な温度が異なります。たとえば同じ天ぷらでも、魚介なら180~190℃、野菜なら160~180℃。なので、その都度レシピを確認した方がいいでしょう。

また、一度に大量の食材を油に入れると温度が下がり、うまく揚がらなくなってしまいます。量は加減しつつ、最適な温度をキープするのを心がけて。

【監修/青木幸子さん】
東京家政大学・東京家政大学短期大学部教授。著書に『おとなの「家庭科の教科書」』(笠倉出版社刊)などがある

<イラスト/大森巳加 取材・文/ESSE編集部>

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