まな板、包丁、計量カップ…キッチンの身近な道具、ちゃんと使いこなせてる?
2017.10.05
  • この記事を
    シェア

キッチンで普段なにげなく使っている基本の調理道具と計量器具。じつは、間違った使い方をしている人が意外に多い模様。今さら、と思わずに、ここであらためて正しい使い方を確認してみましょう。正しくマスターすれば、料理の腕も上がるはず。東京家政大学の青木幸子さんに、調理器具と計量器具の話を教えていただきました。

おいしくつくる近道は、基本の調理道具と計量器具の正しい使い方を覚えること

道具や器具は正しく使ってこそ。食べ物にかかわるものだけに、衛生面にも要注意です。一度ポイントを覚えれば、気持ちよくラクに調理できるようになります。

【まな板】正しい扱い方と手入れ法でいつも清潔に

調理の前に必ず一度濡らしておき、食材の水気やにおい、汚れなどが、まな板に浸透しないようにします。肉・魚用と野菜用とで2枚用意する、または裏表で使い分けると、いつでも気持ちよく使えます。

●使い終わったあとの注意点

正しい扱い方と手入れ法でいつも清潔に木製は、洗剤で洗ったあと熱湯消毒をして立てかけ、自然乾燥。樹脂製は、塩素系漂白剤で殺菌します。表示どおりに薄めた液でふきんを濡らして全体をおおい、5分ほどおき、よくすすいで乾燥させて。

【包丁】切るものによって包丁の部位を使い分けて

切るものによって包丁の部位を使い分けて食材を切ったり、皮をむいたりと下ごしらえに欠かせない包丁。部位を正しく安全に使い分けることで、調理しやすくなり、仕上がりもきれいになります。正しく切ることは、食材の触感や味の向上にもつながるので、ぜひ覚えてほしいもの。

●刃元は野菜や果物の皮むきに

刃元は野菜や果物の皮むきに野菜や果物の皮むき、かつらむき、ジャガイモの芽取りなどには包丁の刃元を使います。持ち方は、右手の親指を刃元に当て、残りの指で柄をしっかり握るようにしましょう。

●輪切りや千切りには刃中を使う

輪切りや千切りには刃中を使う包丁の中央から刃元にかけてが刃中です。輪切りや千切りなど多くの切り方で活用。右手は親指をつばに当て、残りの指で柄をしっかり握り、左手は食材を固定しましょう。

●刃先は野菜の薄切りや切り込みに

刃先は野菜の薄切りや切り込みに肉や魚に浅く切り目を入れたり、ゴボウをささがきにしたりと、細かい作業には刃先を使います。右手の人さし指をみねに当て、刃先を固定すると切りやすくなりますよ。

【計量カップ】50ml以上の計量に。平らな場所に置き、正確に量って

50ml以上の計量に。平らな場所に置き、正確に量って平らな場所に置き、目線を目盛りと水平の位置に合わせます。よくありがちな、斜め上から見る、という確認の仕方は誤り。粉類は、カップを持ち上げて数回トントンと落とし、表面をならして目盛りを読んで。ちなみに米1合は180ml。1カップ(200ml)と間違えないようにしましょう。

【計量スプーン その1】少量の粉末や液体の調味料の計量に

大さじ=15ml、小さじ=5mlの2種が一般的。小さじ1/2=2.5mlなど、細かく区切ったものや、スプーンの内側に目盛りがついたタイプもあります。1杯を量るには、粉類なら山盛りにすくってからヘラなどですりきり、液体ならこぼれない程度に縁いっぱいまで注ぎます。

【計量スプーン その2】粉類を1/2杯または1/4杯量るとき

粉類を1/2杯または1/4杯量るとき山盛りにすくい、ヘラですりきってから2等分、もしくは4等分の線を引き、不要な分をヘラなどですくい出して除きます。

【計量スプーン その3】液体を1/2杯量るとき

液体を1/2杯量るときスプーンは下にいくほど細くなっているので、計量スプーンの深さの2/3まで注ぐ。

*食品の重量の目安(g)について

同じ容量でも、食品によって重量が異なります。同じ容量でも、食品によって重量が異なります。レシピに「○g」と重量表記されているときは、この表を参考に換算してみましょう。

●教えてくれた人
【青木幸子さん】

東京家政大学・東京家政大学短期大学部教授。担当科目は家庭科教育法、教職実践演習。著書に『おとなの「家庭科の教科書」』(笠倉出版社刊)などがある。

<イラスト/大森巳加 取材・文/ESSE編集部>

おとなの「家庭科の教科書」


小・中・高で習ったはずの家庭科。料理や裁縫、収納、貯蓄の考え方などなど、わかっているはずなのに、できないことはありませんか?