お客さまが来る前に「涼しい」を仕込む。夏のおもてなしを楽しむヒント
2017.08.24
  • この記事を
    シェア

質のよい暮らしを楽しむためのヒントを、著作や雑誌で発信している、編集者兼ライターの一田憲子さん。東京の築50年の平屋で暮らしています。なんとも懐かしいたたずまいのお宅には、友人知人、仕事関係の方も含め来客が多く、夏は、いかに涼しく快適に過ごしてもらうかに心を配るそう。

夏の涼しいおもてなし
おもてなしの準備をする一田憲子さん
「年月を重ねてきた家のもつ力が強いので、しつらいもそれに合わせつつ、お客さまから見てすがすがしく感じられるようにしています。庭に水をまいて縁側をぞうきんがけする、蚊取り線香をたいておく、なんてことでも、『夏休みに行ったおばあちゃんち』って感じで、来た人はリラックスできるみたい。涼しく過ごしてもらうためにも、お客さまが来る前の準備は丁寧に。手元にあるものを使って気ばらず、がコツ。わが家では、季節感や涼しさを演出するのに、好きで集めたガラスの食器や小物もフル活用していますよ」

無理なくできることだけを。そんな肩の力の抜けた一田さん流夏のおもてなし、教えてもらいました。

お客さま目線で考えた、夏の涼しいおもてなし

●ユーカリ油をたらした水でぞうきんがけ

ユーカリ油をたらした水でぞうきんがけ玄関から居間へ向かうのに通る縁側は、お客さまが来る前にぞうきんがけを。ぞうきんを絞る水には、ユーカリ油を1、2滴たらします。「スッとする香りでさっぱりするし、除菌効果もあるそうです」。

●庭に水まきをして温度を下げる

庭に水まきをして温度を下げる日当たりのよい庭はどんどん温度が上がるので、水まきをしてクールダウン。「これで熱気が少し収まります」。玄関も掃き掃除をしたら打ち水をして、目にも涼やかに映るよう整えます。

●透きとおった窓で清涼感アップ

透きとおった窓で清涼感アップ居間から庭を眺めたとき、窓ガラスがくもっていると暑苦しいので、ここはきれいにしておきたいところ。「水をシュシュッとスプレーしてスクイージーで水滴を払うだけなら簡単。透きとおった窓は清涼感があります」。

お客さまが来る前に“涼しい”を仕込む

●玄関先に蚊取り線香をたく

玄関先に蚊取り線香をたく玄関の戸の開閉時に蚊が入り込まないよう、軒下に蚊取り線香をたいておきます。「うちは庭から蚊がたくさんやってくるので欠かせません。蚊取り線香の香りを『懐かしい』って喜んでくれる人も多いんですよ」。

●洗面所にはお手ふきをセット

洗面所にはお手ふきをセット「ほかがきれいでも、水回りが清潔でなければおもてなしが台無し」と一田さん。来客前に、洗面ボウルをさっと洗い、人数分の手ふき用クロスをカゴにセットしておきます。「夏でもじめっとしないので、おすすめです」。

●麻の布をテーブルセンターに

麻の布をテーブルセンターに気に入った布をテーブルクロス代わりに使うのが好きで、手織りやヴィンテージ、デザイナーものなど、たくさん持っているそう。「今なら、麻の反物を切ったものをテーブルセンターにすると夏らしく涼しげですね」。

●ドライセージを燃やして生活臭を一掃

ドライセージを燃やして生活臭を一掃においがこもりやすい夏。リビングでは、前もってドライセージに火をつけ、生活のにおいを消しておきます。

ホワイトセージ「これはホワイトセージ。袋で買って木箱に保存しています。お香のような落ち着いた香りがしますよ」。

●ハーブを飾れば見た目も香りも涼やか

ハーブを飾れば見た目も香りも涼やか家に飾る花はさりげないのが好みだそう。オーガニックハーブのブーケがお気に入り。

庭のミントもミックスしてアレンジ「花ビンに挿すと、さわやかな香りがふわっと広がります」。庭のミントもミックスして生けているそう。

●教えてくれた人
【一田憲子さん】

編集者、ライター。夫と2人暮らし。女性誌で暮らし回りの取材やインタビューを手がけ、『暮らしのおへそ(私のカントリー別冊)』(主婦と生活社刊)の編集ディレクターも務める。著書に『ラクする台所 -毎日毎日ご飯を作る、8人の台所にまつわる物語』(マイナビ刊)など。「外の音、内の香」を更新中。
暮らしのおへそ (私のカントリー別冊)


著名人から一般人まで「習慣=おへそ」を切り口に、その人ならではの暮らしの哲学を紹介します。


ラクする台所 -毎日毎日ご飯を作る、8人の台所にまつわる物語


忙しくても、時間がなくても、少しの工夫でラクになる。献立、買い物、ご飯づくり、片付け…×料理家、主婦、スタイリストなど、さまざまなスタイルの台所づくり。