料理がラクになる「ついで調理」なら、手間が減り、品数が自然に増える!
2017.05.29
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 日々のご飯づくりはスピード勝負。「忙しくても、家族にはおいしいものを食べさせたいし、調理の手間や時間は少しでも減らしたい」と語るのは、3人を子育て中のフードタイリスト江口恵子さん。食べ盛りの子どもたちを抱えて大忙しの江口家にESSEがおじゃまし、「調理の時短のコツ」を聞いてみました。

 ポイントは「ついで習慣」。今日からマネできる、すぐ役立つアイディアがいっぱいですよ。

調理の面倒ごとは「ついで習慣」でなるべくカット!効率よくクッキング

「家事を一からやる、と考えるとおっくうになりますよね。だから、一度動いたら“ついで”に次のことまで少しだけやるのを習慣にしています」と江口恵子さん。

 料理をしながら次の食事の下ごしらえをしたり、今日食べない魚も「手間はいっしょだから」とついでに焼いてほぐしておいたり。「一度“ついで”で調理してしまえば、次はなにも考えずに、もう一品できてしまう仕組み。うまくいくとワクワクしちゃいます(笑)」。

●下ごしらえのついでに:時間がかかる食材の下準備もまとめて

下ごしらえのついでに干しシイタケはすぐに使う予定がなくても、冷蔵庫で戻しておきます。「煮物や炒め物にすると味わいがアップ。数日じゅうに使わなければ、戻し汁だけスープやめんつゆに使い、シイタケは冷凍します」

●調理のついでに:食べない分の魚も一気に焼いて常備菜に

調理のついでに鮭の切り身などは、食事の支度のときに、食べない分も一緒に焼いてしまいます。「3切れ焼くのも5切れ焼くのも、結局手間は同じ。すぐに食べない分はほぐし、鮭フレークとして朝食やおにぎり用に」

●クズ野菜・半端野菜が出たら:保存袋で冷蔵し、みそ汁・スープ用にスタンバイ

クズ野菜・半端野菜は保存袋にまとめて
料理がラクになる「ついで調理」なら、手間が減り、品数が自然に増える!
少しだけ残ったニンジン、大根、タマネギなどの半端野菜はまとめて保存袋に入れて冷蔵保存し、かき揚げやみそ汁の具材に。セロリの葉やニンジンのヘタ、ショウガの皮、タマネギの皮などのクズ野菜も、ひとまとめに保存袋に入れて冷凍庫へ。「こちらはスープのだし用。手羽先と一緒にコトコト煮てこせば、自家製スープストックが簡単にできます」

「切る」ついでに、こんなコトまでやっておきます

こんなふうに加工します:切るついでに●余った食材があったら:とりあえず「一時加工」

たとえば、3本あったニンジンの2本をカレー用に切ったら、残りの1本も次にすぐ使える状態に加工しておきます。「なにに使うか決まっていなくても、アレンジしやすい千切りなどにして冷蔵庫で保存。次の調理時にすぐ取りかかれます」

[タマネギ]

みじん切りにして炒めておけば、カレーやスープなどがすぐに完成。皮をむいて冷蔵庫に入れるだけでも、次に使いやすい!

[ニンジン]

千切りして塩もみし、保存袋に入れて冷蔵庫へ。しんなりして食べやすくなり、オリーブオイルと酢を加えれば即席サラダに

[ナス]

しなびやすいナスは食べやすい大きさに切って、塩とオリーブオイルをふりかけ、250℃のオーブンで10分ほど焼きます。パスタにも

[ジャガイモ]

余った分は1/4くらいにカット。食事中などコンロがあいたときに皮ごとゆでれば時間の節約にも。ラップをして冷蔵庫で保存

面倒はなるべくカット

「ついで調理」以外にも、手間や時間を少しでも減らすための江口さん流の工夫は、キッチンのあちこちにありました。

面倒はなるべくカット●調理の手を止めないよう、まな板は何枚も

日々のご飯づくりはスピード勝負。「小さめのカッティングボードを何枚も用意し、調理中は洗わずどんどん使います」。木製なら風合いもよく、フルーツやチーズをのせてそのまま食卓に出すこともできます

そのまま食卓にも
そのまま食卓にも
●鍋はレギュラー化して出しっぱなしに

鍋はレギュラー化して出しっぱなしに炊飯やみそ汁をつくるステンレス鍋の大小2つ、炒め物や蒸し焼き用の小さめフライパン2つ、ヤカン代わりの片手鍋は、すべて毎日使うのでコンロの上に出しっぱなし。「いつでもすぐ料理をスタートできます」

●教えてくれた人
インテリア&フードスタイリスト 江口恵子さん

インテリア&フードスタイリスト 江口恵子さん
インテリア&フードスタイリスト 江口恵子さん
夫、長女、長男、二女の5人家族。スタイリストとして雑誌や広告、テレビなどで活動するほか、料理教室「 ナチュラルフードクッキング」を主宰し、ケータリング、カフェの運営など幅広く活躍

<撮影/宮濱祐美子 取材・文/ESSE編集部>